また、同じ夢を見ていた

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著者 : 住野よる
  • 双葉社 (2016年2月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575239454

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また、同じ夢を見ていたの感想・レビュー・書評

  • あぁ、今の気持ちをどう表現していいのか、
    不思議な愛おしさでいっぱい。

    自分は友達より賢いと思い込む、
    ちょっぴりナマイキな小学生、なっちゃんが主人公。

    毎日一緒に散歩する、しっぽのちぎれた彼女。
    夜のお仕事をしている、アバズレさん。
    屋上で待っていてくれる高校生、南さん。
    美味しいフィナンシェを作ってくれるおばあちゃん。
    もしかしたら、私も会っていたのかも…。

    大人になるということは、子供のころに見えていたものが見えなくなること。
    そんなふうに思ってました。
    でも、必ずしもそうではないんですよね。
    これからの出逢いの中にも、私にとっての南さんやアバズレさんやおばあちゃん、
    そしてしっぽのちぎれた彼女がいるのかもしれません。
    そう考えたら、どんな出逢いもおろそかにはしたくない。
    幸せな未来を、うっかり見落とさないように…。

    「しーあわせはーあるいーてこない。だーからあるいーていくんだねー♪」
    「ナーナー!」
    しっぽのちぎれた彼女と一緒に散歩して、
    幸せとは…、と思い巡らす心楽しい時間でした。

  • 昔、テレビか何かでみたものを、
    私はずっと信じている。
    寝ている間というのは、違うあちらの世界に出向いて
    向こうで作戦会議をしているんだと。

    まさか本の中で作戦会議を体感できるなんて…。

    小学生の奈ノ花が友達になる
    南さん、アバズレさん、おばあちゃん、
    そして尻尾のちぎれた彼女とともに考える
    幸せとは、人生とは…のお話。

    いい大人の年齢になってしまうと
    大真面目に誰かとこの2つのテーマは話し合わないから
    本の中でいろいろ考えてみる機会ができるのは
    ちょっと有り難かったりします。

    夢なのか現なのか、曖昧な世界だからこそ
    見ていたものの奥行きが透けてくる。
    私が生きていく時間、環境に変化があり続けても
    奈ノ花のように選び取っていきたい
    そう思わせる一冊です。

    表紙の尻尾のちぎれた彼女目当ての読書でしたが
    尻尾のちぎれた彼女は私の初代大親友猫ぴーと
    容姿がそっくりで…。
    (理由は違うけど尻尾がちぎれたところまで一緒)
    物語の中で私も奈ノ花と一緒に歌いながら
    ぴーと一緒に歩いているような幸せを感じました。

    もしかしたら、ぴーが本を引き寄せ
    作戦を一緒に考えてくれてるのかもしれませんね。
    この本は私だけの幸せの一つとさせてもらいます。

  • 「会いに来てくれたのかも」というひとみ先生の言葉。
    両親の事故死→南 のリスカ → アバズレ の人間不信 → (現在の私)→ おばあさんの晩年 
    文学は夢みたいな不条理な虚構世界。誰の夢だったかの詮索はいらないのではないか。別の人生のパラレルワールドと思ってもいい。
    高校生の時に自殺を迷って踏みとどまった自分がいて、アバズレ時代があったけど、戻れて、そして今、桐生にプロポーズされて、たぶん、おばあさんのような晩年
     こまっしゃくれた子どもの謎かけ 人生とは、和風の朝食 (汁)知る必要 などそれなりに楽しめた。
    人生とはクジャクの求婚 {品と羽}これだけ、わからない。ヒントがないこと?
     「膵臓」の方がすんなり読めた。伏線か小細工が目についた。
     

  • 外国のお話を読んでいるような気持ちになりました。
    お利口さん過ぎて、お友達が少ないけど、アバズレさんや南さん、おばあちゃんそして猫ちゃんという身近すぎる人達に出会えて、自分の幸せを見つけようとするなっちゃん。
    何か間違ってしまいそうになった時に、誰でもこうやって先手を打ってもらえたら、どんな世の中になるんだろうな。

  • ファンタジーかつ哲学的でもあるような。
    物語の構造というか幸せについて考えるなっちゃんが出逢うどこか現実感の希薄な大人たちはほぼ予想がついたけど、ラストへのまとまりがきらきらしてた。
    なんつーかそういうとこではないところがこの話のオチというか肝というか。

    小学生が幸せを探して歩き続け人生とは…と語る姿は、とても愛おしくてね。
    子どもは未来を見て、大人は過去ばかり見ている、のだなーと。
    大人になると分かることは増えるけど魔法は使えなくなりそう。

  • ファンタジーだとさらっと読んでいましたが小学生の女の子の人生とは〜という例えがすごく刺さるので立ち止まり考えてしまいました。
    人はいろんな生き方ができて幸せのかたちもその時々で変化していくけど全部自分で選んだ結果。
    だから自分のことを好きでいられるって大事。
    そして誰かの一言でオセロみたいに気持ち切り替われるのは1人じゃ味わえない幸せな人生と言える。
    作者の言葉選びが私の好み。
    「今日、私の日常にまた、歩いていく場所が増えました」すごく幸せ感じるお話です。

  • 3回泣いた。
    心にしみる言葉がいくつもあって…。

    タイトルの意味が後半に理解できてからは、
    本を読みながら
    自分なら幸せの定義をどう答えるだろうか?と、
    何度も考えさせられた。

    その答えは読む人の気持ちや状態によってそれぞれだろうけど、
    まずはそんな風に
    幸せにいついて考えるという行為が
    すごく意味のあることだと思った。
    中途半端にふつうの人生を歩んできたわたしの
    これから先の宿題。

    前作をまだ読んでないので、
    それもこの先の楽しみ。

  • 住野よるの2作目。

    不覚にも中年の親父が思わず人前で泣きそうになってしまった。

    人生とは、難しい。
    強く生きすぎると周りと軋轢を起こしてしまう。
    孤独に生きたくても、人は一人では生きていけない。

    人生はプリンのようなものだ。
    カラメルのようなアクセントが必要なのだろう。

    自分にとっての「幸せ」を考えさせられる作品。


  • 君の膵臓をたべたいの
    住野よるさんの本。

    南さんが消えたところで
    やはりそうかとわかってしまう。

    わかっていても
    皆消えていくのが切ない。

    幸せとは何か?人生とは何か?
    本を読みながら
    改めて考えるのもいい。

    星の王子さま好きなんだぁ。

  • 妙に背伸びした女の子の不思議体験、ではなかった。途中から涙腺が崩壊し、ページをめくる手が止まらなかった。凄い以外の感嘆詞が口から出なくなるほどに練られた構成に、ただただため息が出た。
    ひとりぼっちの女の子の成長記とだけ書けば、読みたいとは思わないかもしれない。等身大の小学生の日常を丁寧に描いているとだけ書けば、これほど支持される理由すらわからないかもしれない。
    手に取って、読んでみなければこの感動は味わえないだろうし、ギミックの素晴らしさにも気付けないと思う。
    主人公の少女は自分のことを賢いと思っていて、だけれど何故かクラスに一人も友達が居なかった。それでも寂しいなんてことは思っていなかった彼女の前に、いろんな友達が現れることから物語は始まった。
    終盤に近づけば近づくほど謎が解け、少女と心が重なっていく感覚になる。
    面白い。書きすぎるとその面白さが半減しそうなので、それ以上は言わないが、とにかく面白かった。読まなければきっと、この面白さは伝わらない。

  • 面白かったです。

  • 中々面白い本でした。
    最近よく見かけるこの作家さんの本。

    『人生とは…』が口癖の大人びた女の子。
    国語の授業で出された『幸せ』について考える。

    まず、とても読みやすかったです。
    十代の頃と比べて読書する時間が限られている今、
    『読み易い』事は善なのです。
    一気読みが出来る幸せ。

    素敵なファンタジーでした。
    私も、子どもの頃の私に会ってみたい。
    私は子どもの頃の私に何を話すのだろう。

  • 「君の膵臓を食べたい」の作者の2作目。
    ↑も予約してきたけど、読めるのはまだまだ先になりそうです。

    主人公は小学生の小柳奈ノ花。
    自分は賢く同級生はすべて馬鹿だと思っており、学校に友達はいない。

    主人公目線で語られていて、文章もとても読みやすく話に入り込みやすい。
    奈ノ花と知り合う大人は皆「あなたは賢い子」と口々に言うけれど、あまりそうは思えなかった。
    ちょっと小生意気で「人生とは○○のようなものね」となにかと例えたがるのが鼻につくけど、根は素直でいい子。
    ただ、賢い子はクラスでも賢く人付き合いをしているでしょう…。
    勉強ができる賢さのことを指しているのではなさそうだったし。

    読んでいる最中も楽しく、続きが気になってページをめくる手が早まったし、読み終えたあとも余韻が残ったけど、
    いざ振り返ってレビューを書こうとすると、なんだか妙に冷め気味な自分がいます。

    これは若い時に読みたかったかな(笑)
    もしくはもう少し先だったかな。
    読むタイミングが違ったらもっと違う想いが残った気がします。

    うるっときて涙腺が緩んだし、感情を揺さぶられる本はなかなか巡り合うことができないので、数年後また読みなおしたいです。

  • また、同じ夢を見ていた

    著者:住野よる

    「よるのばけもの」、「君の膵臓をたべたい」に引き続き著者の作品を読んでみました。

    本書はとてもかしこくて、素直な小学生の少女が主人公。
    学校には友達がいないが、学校以外にそれぞれ世代の違う女性と出合い友達となる。

    その少女はいつも学校から帰るとそれぞれの女性の所に行き色々な話をする。
    家では母親が美味しい食事を作ってくれる。

    学校生活はあまり面白いものではないようだがかしこくなるために通っている。
    少し的外れな事をいう女性の担任には心を許しているが、同級生の男の子の多くは「馬鹿」で合わない。

    そんな境遇の少女が家庭や同級生、いじめなど様々な壁にぶつかる。
    それらを世代の違う女性と関わり合いながら乗り越えていく。
    また「幸せ」について時間をかけて考えていく。


    語り口調は少女のものでちょっと大人びていて小生意気。
    頭も良く思った事を言い行動するが、人の言う事にはしっかりと耳を傾け納得もする。
    しっかりと受け入れる。

    不思議な体験をしつつそれぞれの世代の違う女性から学んでいく。

    とても素敵なお話です。
    真っ直ぐな気持ちも眩しいし困難に直面した時の悩みも良く分かる。
    人との繋がりの大切さを再認識する事が出来る。

    著書の作品には改めて気づかされる事があり毎回読んで良かったという気持ちにさせられる。

    この作品は難しい事もかかれておらず小学生くらいであれば読んでも分かるし読んでみた方が良いと思った。
    勿論今まで何度も人生を「やり直したい」と思ってきた大人も読んでみると共感できる部分も多いと思う。
    http://blog.livedoor.jp/book_dokushonikki/

  • サンクトジュペリの星の王子さまを読んでいると、最後の言葉の意味も、より素敵だなと感じるかもしれない。

    小学生の小柳なのかは、幸せとはなんなのかを考える授業を受ける。ずっと答えがみつからないなか、歳上の友達、アバズレさん、南さん、おばあちゃんに相談をする。
    そして何か大きなヒントをもらった瞬間に、いなくなってしまう。



    この話を中高生向け?とかいう人はなんで偉そうにそんなことをいうのだろう?と思ってしまった。ご立派な本を普段お読みなのでしょうか?

  • 主人公は本を読むのが好きでものすごく頭の良い女の子。でもちょっと賢すぎて人を見下しているところがあって、話し方に特徴があるのもとびきりの賢さのせい。

    幸せとは、と簡単そうでそうではないテーマをいろんな人たちにヒントをもらって考えて考えてやっと自分の答えが出たそのとき、あーやっぱりそうだったのかと。
    読後、不思議な感じがした。

    何度も出てくる"人生とは"の例えがなんともセンスが光る秀逸なもので、なるほどと思わされた。

  • ファンタジーなのに
    哲学的だったり……不思議な雰囲気のお話。
    人生とはの例えが面白くてよかった!
    思わず「なるほど!」と言いたくなる。

  • 前作「君の膵臓を食べたい」が良すぎたので、
    同作家の第2作目を読んでみました。

    前作同様、凄く柔らかくて暖かい空気感を持つコトバを使う作家さんで、とてもキレイな浄化された世界に誘われるような感覚を持ちました。
    ソフトでやさしいトゲのない物語。

    本筋は、「人生とは何か」について探していく物語ですが、
    テーマに反して重くなく、ライトに手軽に読める作品だと思います。
    ターゲットが中高生あたりになるかと思いますが、
    忘れかけていた感覚を思い出すという意味では、
    大人でも楽しめる内容だったのではないかと思います。

    最後がハッピーエンドなのはいい!

    キャラクターの特徴や、セリフ選びがとてもうまい作家さんだと思います。

    ただ、前作が良すぎた分、衝撃は少なかったかもしれませんが、要チェック作家であることに変わりありません。

  • 住野さんはきれいな作品を書く人だな。


    「君の膵臓を食べたい」とこの作品を
    続けて読んでみてそう思いました(^ー^)


    作中でも出てきた「星の王子さま」の言葉

    ~大切なものは目に見えない~

    この言葉をファンタジーでそのまま表現したような
    良い作品でした(≧∇≦)

    お気に入りのセリフ
    「幸せとは、誰かのことを真剣に考えられるということだ」

  • 質の良い寓話。
    前半のコミカルで厭世的な感じは日本的な『ライ麦畑』を感じて小気味好く読めた。
    中盤から結びについては評価が分かれる所だとは思うけれど、現状この国の若い世代に向けてはこれでアリだと思う。逆に訳知り顔で私達世代がああだこうだとくだらない評価をして欲しくないし、またその資格もない気がする。
    まだ二作目って、若い人達も頑張ってるなぁ。

    いずれにしても読書って良いなあ。

  • クラスに友達と呼べる人のいない、ちょっと浮いた存在の少女が、担任から出された課題「幸せとはなにか」を追求していく。ペアになったクラスメイトの男の子、大人のアバズレさん、一人暮らしのおばあちゃん、ビルの屋上で出会った高校生の南さんたちと関わりながら答えを考えていく、優しいお話でした。

  • 幸せとは何か
    それは
    ここにいていいと認めてもらえる事だったり
    誰かの事を真剣に考えられる事だったり
    ともだちがいることだったり
    幸せは人それぞれ違う

    でも、誰だって、幸せはあっちからやってくるものではなく
    自分で選んで自分で手にしなきゃいけない


    幸せとは何か考えさせられる本だった

    しっあわっせはーあーるいーてこーない
    だーかーらあるいーていくんだねー
    という感じの本

  • 小学生の主人公・菜ノ花が幸せとは何か?を、「お友達」と一緒に考えながら、成長していく物語。少し、ファンタジーの要素もあり、読みやすいことは読みやすいけど、菜ノ花のように、小学生で「自分は賢い」と断言出来てしまったり、人生をプリンに喩えてしまうのは、ちょっと引いてしまうけど、全体的にふわふわしていて、軽い感じで読めて、最後にちゃんと幸せな気持ちになれるから、まだ2作目だけど、この作家さんは好き。

  • いい話でした。ぜひお読みください!

  • 幸せとは?この小説の中に入ってるそのひと時だなって思った

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きっと誰にでも「やり直したい」ことがある。学校に友達がいない"私"が出会ったのは手首に傷がある"南さん"とても格好いい"アバズレさん"一人暮らしの"おばあちゃん"そして、尻尾の短い"彼女"だった-

また、同じ夢を見ていたのKindle版

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