- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575239492
感想・レビュー・書評
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高校生の孫娘・真理奈をハーレーに乗せ、旅に出るおじいちゃん・春じい。
真理奈を春じいにさらわれたと思い込んだ母親(元レディース総長)と、
晴じい(元全共闘)のバトルがものすごい!
とにかく、はちゃめちゃな家族です(笑)。
この晴じいときたら、無責任でいいかげん。
家族も顧みず、日本中を気ままに旅してばかりで。
でも、真の姿は、義理人情に厚い純情一途なおじいちゃんでした。
おばあちゃんへの変わらぬ恋心を指摘されて、
照れる晴じいがかわいい。
大好きな「無責任男シリーズ」の植木等さんや、
「じゅん散歩」の高田さんを勝手に配役しちゃいました。
日本の農業の未来や、農家の嫁不足問題など、考えさせられることも多かったです。
「田んぼアート」と美味しいすいかの尾花沢、行ってみたい。 -
初めての坂井希久子さん。
タイトルで あー読んでみよう。と思ったけど…
読み始めたら、ウーン。
ところどころ感動部分はあったけど、どこかで読んだことあるなぁ〜の連続でモヤモヤ。登場人物が全体に緩くて…いろんな本から出てきた主人公たちでストーリーを作ったって感じがしてしまった。
文章は読みやすかったから、他のも読んだら、また印象は変わるかな?
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坂井さんは「泣いたらあかん、通天閣」からの2作目。
晴じいに最初イライラした。
完全に真理奈ちゃん目線である。
だんだんと晴じいのこと、周りの人のことを知ると、
「なるほどなぁ」という感じで
好感度アップであった。
もう一回言うけれど完全に真理奈ちゃん目線である。
言わないと伝わらないことって案外身近なことだったりするんだよ。
晴じいの恋バナがすごーくよかった。
もう一回言うけれど完全に真理奈ちゃん目線である。
それはもう終始。 -
わははははははは。なんなんだこのジジイ!カッコいいったらありゃしない!
超ド級の豪快さ、もうたまりませんわ。あ、外から見てると、ですけどね。ええ。これが自分のおじいさまだったら…ははははは。
けど、この豪快さの裏にあるチリチリとしたいろんな思い。その一つ一つの繊細さと悲しさを包み込んでなお余りある晴じいの器の大きさ。いや、桃ママの方が大きいか。
でもこんな家族に囲まれてたら大丈夫だ。真理奈はきっと大丈夫。夢に向かって突っ走っていけ! -
家に寄りつかない祖父と孫娘の家出旅。知らなかった祖父のこと、家族のこと、色々なことを知って少女は少し大人になる。おじいちゃん格好良いなぁ。
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晴じぃ格好いい!
まさかのお母さん笑