40歳の言いわけ

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 126
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575239812

感想・レビュー・書評

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  • 図書館でたまたま見つけタイトルで選んだら久々の大当たりでした。読みやすく、あるなぁ〜という親近感なのに、あるかなぁ〜というワクワクwwさらっと読み終えました。しばらく楽しめそうな著書で嬉しい

  • 面白くないわけでは無いが、読後感はすっきりしない。

  • 読みすすめると、じわじわひとの恐さがしみてくる

  • 同窓会の日の色んなお話。
    最後の最後、クボケンが想いを寄せる(ことになった)西村裕子が来たのかな?

  • 高校の同窓会に出席で申し込んでいた数名の今それぞれ。登場人物の人物像が自然に、無理なく浮き上がってくる斉木さんの筆力、好みです。級友たちを短編連作で綴る構成も飽きさせることなく、展開していく。人の弱いところ、譲れない部分、妥協して呑み込む箇所を抱えるどの登場人物も隣人のように親近感を感じる。40代、皆水面下で必死に足を掻きながら、もがいて進む。続編も読みたいな。

  • 『40歳になったら同窓会をしよう』
    高校3年生の時に交わされた約束を思い出した久保健一は、同窓会を主催する。
    ところが開始時刻になっても現れないクラスメート達。

    そのころクラスメート達は、各々、同窓会にこられない事情を抱えていた!?
    「横領」「DV」「不倫」などなど、
    人生の折り返し地点に差し掛かり、悩み、もがく男女の葛藤が面白おかしく書かれていた。

    しかし、みんながみんな来られないとは...
    どれだけ問題の多いクラスなんだろう(笑)

  •  田村は、まだか の変奏曲みたいだ。
     でも、しめくくりは、悪くない。
     ただ、同級生達のエピソードは、ちょっとリアリティは無いけども。
     クボケンの話だけ、そうだよなぁって共感できる。

  • 40歳になったクボケンは、高校時代の同窓会を開こうと思い立つ。
    当日、幹事としてみんなを待つが、定刻になっても誰も来ない。
    そのころ“みんな”は、それぞれのっぴきならない事態に直面していた。

    40歳が人生の岐路なのかピンとこなかったが、男女6人、それぞれの人生・事態がとぼけた感じで書かれていて、面白かった。
    (図書館)

  • 40歳といえば、一般的に、人生の絶頂期でしょうか。高校3年の時、40歳になったら同窓会をやろうと言ったことに従い、当時の学級委員長が幹事になって開催。幹事が会場で待ち、時間が迫ってくるも、出席予定の誰も顔を見せない。同窓会当日、出席予定者の、それぞれの「大事件」を物語にした作品。奇をてらった感はありますが、そこそこ面白かったです。斉木香津 著「40歳の言いわけ」、2016.8発行です。

  • 40歳になり、高校の同級生で同窓会をしようということになった。当日、幹事の久保健一は店で皆を待つが一向に誰もやってこない。参加者たちはそれぞれ事情をかかえているようで……。

    ママ友トラブルに横領、DV妻に後妻業……それぞれのエピソードはそれなりに面白かったのだけど投げっぱなしでなあ……まあ40にもなれば人生いろいろあるよねってことなのかな。

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著者プロフィール

一九六四年大分県生まれ。横浜市立大学文理学部卒業。二〇〇八年、「千の花になって」(文庫化にあたり『踏んでもいい女』に改題)で第九回小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。姉妹の確執を描いた第二作『凍花』がベストセラーに。他の著作に『幻霙』『日本一の女』『40歳の言いわけ』がある。

「2017年 『五十坂家の百年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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