- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575240238
感想・レビュー・書評
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創作小説を読みながら疑惑を訴えていく。
伏線回収が見事詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文学部の部長が死に、その死の真相について自分たちの考えや推理を記した小説(手記?)を残された部員たちが持ち寄り、互いに闇鍋を突きながら披露し合う催し。それぞれが披露する推理も犯人もバラバラ。一体、部長の死の真相とは?
というミステリ小説。
五人の手記が三者三様で、文体や語り口も違うから面白かった。まして、書かれている内容が「見方が違うレベル」ではない、大きな齟齬に満ちている。
死の真相とはなにか?
それにしても、女子社会は怖いね。怖いなぁ。
だってほら、その鍋。その鍋、食べちゃったんですね。 -
なぜジュニア文庫かというと、たまたま入手したのがジュニア文庫なだけです。
これも一種の叙述トリック何でしょうか。
サークルメンバーによる短編小説5篇のあと、もう一本短編小説と、あるのですが…小説?作文ではなくて?物語ではなく、サークルメンバーの思い出話なので、小説って言われるとなんだかなとは思うのですが、最後のを読むと小説でいいのかな?と思ったりもします。
しかし、最後でひっくり返したなとおもったら、もう一度ひっくり返してくるとは…。やられました。
サークルメンバーの短編小説を読むのは結構きついんですが、最後のための下準備と思えば、なるほどという感じですね。
我慢して最後まで読めれば、スッキリというか、スカッとする感じなんですが、闇が深いので爽やかではないんですよね。
最後で一気に面白くなる話なので、読む方は我慢して読み勧めてほしい。最後で良いと思えるはずなので。 -
ジュニア文庫なので挿し絵や読み仮名があり。内容は一緒なのかな?
名門女子高でカリスマ性のある生徒が死んだ。自殺なのか?他殺なのか?同じ文学サークルのメンバーが朗読会で事件の真相を語るが、その証言は異なっていて…
女同士のドロドロはあるけれど難しい内容ではないので小学生でも読めると思う