ときどき旅に出るカフェ

  • 535人登録
  • 3.85評価
    • (27)
    • (96)
    • (50)
    • (2)
    • (0)
  • 89レビュー
著者 : 近藤史恵
  • 双葉社 (2017年4月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575240290

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ときどき旅に出るカフェの感想・レビュー・書評

  • こういう本は大好きだし、ホッとする。
    素敵なカフェ、異国情緒たっぷりのメニュー。
    旅に出た気分になれますね。
    ちょとした出来事を織り交ぜてなんだけど、
    結構後半はピリピリした内容に・・・
    そして最後の最後には、やっぱりそうだった??みたいな。

  • 月初めの8日間、カフェはお休み。
    店主は旅に出たり、メニューを考えたり・・・
    週休2日を一度に休んじゃう感じね

    店主が時々旅にでるからこそ
    出会えるカフェの料理たち。

    柔らかな雰囲気の店主。
    でも、
    のほほんと生きてる人なんてなかなかいないだろう。
    のほほんとしているように見えるなら、
    大半の人は、そう見えるように
    しているのだ、と
    私は思っている。

    ビターな現実を中和するように
    甘いスイーツが登場。

    こんなお店、あったらいいなぁ、、ほんとにあったらいいな!!!!

  • 「パ・マル」シリーズで、すでに料理の描写にやられてしまっている感じだが、今回はヨーロッパを中心にその地域独特のスイーツをテーマにした「日常の謎」ものの短編集。題材にされたスイーツは、あまり知られてないものが多いけど、やっぱり描写がとても巧くて、どれも食べてみたくなる。
    後半に連れて、人間関係などにも触れているので、シリーズ化するのかな…

  • ずっと読みたかったこの本。実はタイトルを見て、「移動カフェ」の話かと思っていた私。全然違ってました…(笑)

    ワクワクしながら読み始めたら、もっと魅力的!旅をするのは、カフェ「ルーズ」の店主である円自身。このカフェは毎月始めの8日間はお休み。その間に円は旅をする。オーストリアだったり、ドイツだったり。北京や台湾、ポルトガル。時には何処へも行かずに試作をする事も。

    円ぎ海外で出逢ったお菓子を再現してカフェのメニューにしてお客様に楽しんでもらう。全く未知の味に出逢う客達は「ルーズ」出逢うひと時その菓子が愛されている異国に触れて旅に出たような気持ちになる…。

    お店のコンセプトはそんな感じ。こじんまりしたカフェは、三十路後半て一人暮らしの瑛子にとって無くてはならない場所。実はまどかはかつて瑛子の会社の後輩だったことがある。大人しく、口数が少ない円は短期間勤めて6年前に会社を辞めているが、なんと無く瑛子に懐いていて、再会してからもとても親しみを持って瑛子に接しているのが読んでいてわかる。

    苺のスープ、ロシア風チーズケーキ、月がはいった月餅、ドボシユトルタ。目次のこの辺りまではお気に入りの「ビストロ・パ・マル」風の謎解きを絡めたスイーツ物で安心して楽しんでいたのだが…。
    おがくずのスイーツあたりから心にザラッとするものを感じ、その後は話が少しづつ怪しい雲行きに。明らかに「ルーズ」のコンセプトやメニューを真似して潰しにかかってきた大手カフェが出てきて、その予感は最後まで続いて行く。

    そしてて…えっ!と驚くような飲み物やスイーツの薀蓄を読んで驚いているうちにこんな文章に出逢う

    「なんか…常識って、すごくあやふやなものなんだね」自分の常識だと思っていることが、狭い範囲での常識に過ぎないことをおもいしらされる。
    円は少し寂しげな顔をした。「ええ、そうなんです。だから、わたし、旅が好きなんです」

    北欧の苺のスープ、紅茶とコーヒーのブレンドにエヴァミルクを入れたユンヨンチャー、四つしか無いのに月が8つ入っていると言う月餅、緑茶に砂糖を入れるアジアの国々。お米でできたデザート。どれも日本にいるだけでは想像も出来無いスイーツ達。でも、世界を旅してそんな驚きに出逢うのになぜ円は寂しげな顔をするのか?

    その答えはなんと無くわかる…から、最後の最後に一発お見舞いされてわかる。そう、近藤さんはそうだった。ほのぼのしたコージーミステリーの中にそれとなくチクチクした針やニガヨモギの味を忍ばせて後ろを向いてクスクス笑っているような。今回も、初めはウキウキ、中ほどザワザワ、後半ハラハラ最後にヤラレタ。
    近藤さん、時々旅に出て、自分の常識を疑うようなスイーツ、食べたいですよ私も(笑)
    こんなカフェが近くに実は有るのよね、私♪なんてニヤニヤしていたら、横っ面張り倒されたような気分で、でも心地よく読了しました。

  • ビストロ・パ・マルに続き、行きたいお店がまたひとつ増えた(*´∀`)♪店主の円さんが旅先で出会った旨いものを店で出してくれる(*^Q^*)そのどれもが美味しそう!(ほとんどの物が未知メニューだけど(--;))それに謎解きもあって、読んでいて楽しい~♪最後はどうなることかと思ったけれど、大丈夫そうだね(^^)v

  • こういうホッとできるようなカフェがご近所にあったらよいのに
    苺のスープ、ロシア風チーズケーキ、アルムドゥドゥラー…聞き慣れない異国のメニューは店主が旅先で出会ったもの
    お店に居ながらにして異国気分を味わえしかも日常のちょっとした事件も解決
    優しいひととき♪

  • カフェ・ルーズは毎月一日から八日が休み。営業は九日から月末まで。店主はその間旅に出る。そして買ってきたものや見つけたおいしいものをカフェで出す。オーストリアの炭酸飲料だとかハンガリーのロシア風チーズケーキとかだ。もちろん毎月海外という訳ではない。国内の時もあれば、新メニューを試作している時もある。

    そんなカフェが近くにできたら、ちょっとうれしい気がする。自分は行ったことがなくても、口にするものから旅を感じることができるから。おまけに中二階の窓からは、住宅街の中なのに、樹々の緑や沈む夕陽を見ることができる。三十七歳で1LDKのマンションに独り住まいの瑛子にとって、そのカフェは、気の向いた時ちょっと寄るのが楽しみな場所になっている。おまけに店主の円はかつて会社にいた年下の同僚だった。

    そんな設定で、ミステリ雑誌に連載していたものを全部で十篇、まとめて一冊に仕上げたのが本作。全篇すべてに菓子や飲み物がからんでくる点で、同じ著者の『タルト・タタンの夢』シリーズの姉妹版ともいえるコージー・ミステリ。ただ、三船シェフ以外にも個性の異なる三人のスタッフが登場するビストロ・バ・マルと比べ、オーナー兼パティシエの円が一人で営むカフェ・ルーズ。話が小ぢんまりとしてしまうのは否めない。

    ワトソン役というか狂言回し役を務めるのが奈良瑛子。勤務する会社では一番年長の独身女性で、休日はお気に入りのソファに寝そべって本を読んだりDVDを見たりするのが趣味といったタイプ。結婚については特に気にはしていない。うるさい両親とは距離を置いている、気楽な独身生活だ。たまたま立ち寄ったカフェで、会社の同僚の噂話をしたりしているうちに、円が何かに気づくというミステリ仕立て。そう。ホームズはパティシエなのだ。

    だから、結婚が決まった同僚の退職話だとか、昔の親友の夫の浮気疑惑といった、独身女性ならではの話題が中心なのだが、中には娘の中国土産の月餅が消えてしまった事件だとか、同じマンションに住む中学生の父親の再婚話といったドメスティック・ミステリの要素も強い。中でもいちばんドメスティックな要素が際立つのは、円の育った一家に纏わる遺産相続争いだろう。それに、円が介護していた祖母の死が絡んで、事件は不穏な空気を漂わせる。

    近所に、カフェ・ルーズと同じコンセプトで、同じメニューを提供する大手のチェーン店がカフェを開いたり、そこを首にされた青年が円のことを好きになり、店で使ってくれと言い出したり、独身のアラサー女子が、中心の話だから恋愛風味も忘れてはいない。ただし、その恋愛模様は、最後にとんでもないどんでん返しが待っている。この最後の新たな展開で、それまでの円の見せる笑顔の意味がちがった意味を持ってくる。女性のちょっとした仕種が意味するものの多義性にはまごつかされた。

    それにしても、いつものことながらどこでこれだけのリサーチをしてくるのやら。フィアンセを連れて店にやってきた男がエスニック・カレー店を開くと言いながら、店の前に置いたプランターに植わっている大葉月橘を知らなかったという理由で結婚詐欺を疑ったり、高級な月餅の中には家鴨の卵黄が入っていることから、月餅の消えた理由を推測したり、円の繰り出すペダントリーはなかなかのものである。

    使える旅行期間が一週間くらいだから、中国や東南アジアのお菓子や飲み物が中心になっているが、オーストリアやハンガリー、ベルリンといったちょっとシブい都市が扱われているのも興味深い。アルムドゥドラーというハーブで香りづけされたオーストリアの炭酸飲料だとか、ちぎったココア生地を上にのせて焼いたロシア風ツップフクーヘンがロシアではなくベルリン近辺で食べられているお菓子だとか。相変わらず読んでいるだけでよだれが出そうになる。

    しかも、肝心な点はその菓子の持つ特徴、形や製法、名称などがミステリの謎ときに重要な意味を持って使われているというところだ。単なる蘊蓄話やペダントリーに終わっていない。なるほど、大した謎ではない。人が死ぬわけでもなければ、凶器の一つも登場するわけではない。ただ、人がそこにいる限り、悪意が凝集すれば、すんでのところで事件が起きても不思議はない。騙したり、蔑んだり、嫉んだり、人の悪意というのは程度の差こそあれ、どこにでも転がっている。

    小柄でいつも笑顔を浮かべている円だが、彼女にも過去があった。日本という国に根強く残る差別意識にどう対峙するか。かつて同僚だった時にはあまりしゃべらず、人との付き合いも避けていた円。それが店を開いてからは、どことなく自信にあふれ、生き生きして見える。人は愛し、愛されることで強くなれる。その強いメッセージ性が全篇の最後に立ち現れるのがまぶしい。爽やかな中にほのかに胸がキュンとなる幕切れに乾杯!出来たら続編が読みたいものだ。

  • 近藤史恵さんの、おいしい食事の風景の描写が大好きです。
    今作品は、全く知らない世界のスイーツ&ドリンクが盛りだくさんで、この、「時々旅に出るカフェ」ってコンセプトがいいなぁ。感心。

    世界を旅する紀行番組が好きでよく見るけどそんな番組でも出てこないような料理や、その地域の価値観がもりだくさん。
    スイーツの名前一つとってもそこからその地域の歴史の背景が見えたり・・・お国柄、がわかる。というよりも気づかせてくれる。

    旅に出たくなりました。
    でも、簡単には無理だから
    近くにこんなカフェがあったらなぁ。
    そりゃ入り浸るな、と。

  • 世界のスイーツが楽しめるカフェを舞台とした連作短編集。
    完全にジャケ買い。可愛くって買わずにはいられなかった。
    独身アラフォー女性の元同僚が一人で切り盛りするカフェはそこにいるだけで旅に出た気分になれるお得なカフェ。世界中を旅しているだけあってか否か、日常の謎解きも鮮やか。
    聞いたことのないスイーツばかりでも説明が的確で想像が広がる。食べてみたいものばかり。苺のスープって本当にあるのかなぁ。
    やりたい事に正直な人は芯がぶれてなくてかっこいい。
    訪ねてみたい素敵なカフェでした。

  • OLの瑛子はある日自宅の近所にカフェを見つける。そこは昔同じ会社で働いていた円が始めたカフェだった。居心地のいいそのカフェは、瑛子にとってかけがえの無い場所になっていく。
    そのカフェは、円が旅をしてその土地で知った食べ物や飲み物をメニューにするというもので、まるでいろいろな街を旅しているかのような気にさせてくれるカフェで、不思議にリラックス出来る空間。
    やがて円に降りかかる災難を乗り越えることで、2人の関係も深まっていく。
    連作短編集で謎解きの面白さもあって、良かった。

  • その手があったか!
    どうも学校や仕事のカレンダーは「週休」で組み立てるもんだと刷り込まれてしまっていたようだ。
    月ごとに週休二日分をまとめてとれば、毎月8連休が成立することに一番感動した。

  • 日常というのは、とても大切なものだけれど
    その中だけに閉じこもっていると
    いつの間にか自分の価値観がどんどん狭く煮詰まってしまう。
    世界は広い。
    一歩日常を飛び出してみれば
    とんでもなく甘いお菓子を美味しいと感じる人たちがいて
    信じられないような常識が、常識としてまかり通っている国だってあるのだ。
    私たちが旅をするのは、
    知らなかった『当たり前』と出会い
    心に風穴を開けるためでもあるのだろう。

    世界中を旅することができなくても
    旅に出たような出会いを感じられる
    こんなカフェが身近にあったらどんなにいいだろう。
    旅にも行けず、近所にそんなカフェもない私は
    この物語を読んで
    今日も旅と出会うのです♪

  • 奈良瑛子、37歳、独身OL。
    奮発して買った1LDKのマンションと2人掛けのソファが、一番居心地のいい場所だったが…
    或る日散歩の途中でカフェを見つける。
    以前、瑛子と同じ会社に居た後輩、葛井円の店だった。
    様々な国を旅した円が、旅先で見つけてきたスイーツや、料理をふるまう、こじんまりしたカフェ・ルーズ。
    いながらにして、世界を旅しているような気持ちになれる。
    たちまち、瑛子のお気に入りの場所になった。

    一見「優雅」にみえるかもしれない。
    しかし、円は一本芯の通った決意で店を守っていた。
    ちょっと苦い背景もあるお話。
    瑛子視点で書かれているが、円の頑張る姿が立っている。
    謎解き要素もあり。

    第一話 苺のスープ
    実は昔、円から「カフェをやりたいので会社をやめる」という話を聞いた時に、瑛子は、そう簡単ではない、やめた方がいいと言ってしまったことがあった。
    それを今は恥じるが…
    別の後輩が、彼がカフェを始めるので手伝うために会社をやめたい、と相談してくる。

    第二話 ロシア風チーズケーキ
    取引先の男性から、「お中元にアルコールを送られるのは困る」と苦情を言われる。
    送ったのは焼き菓子だったのだが。
    会社で最年長の久保田亜紗実(42)は主婦で子供二人の働く母。
    毎月1日から8日は店を休み、旅行をしたり新メニューの開発をするという円を、彼女は「優雅ねえ」と。

    第三話 月はどこに消えた?
    8人分の月餅を会社に持ってきたはずなのに、4個しかない!

    第四話 幾層にもなった心
    中学時代からの友人、珠子が瑛子の自宅に遊びに来た。
    彼女の夫は京都に単身赴任して、ホテルの厨房で働くパティシエだ。
    あるときからお土産が「ドボシュトルタ」ばかりになったと、珠子は、瑛子に連れられて行った「カフェ・ルーズ」で嘆く。

    第五話 おがくずのスイーツ
    円の過去の知り合いが、偶然、カフェに現れる。
    彼女・津島は、円のことを蔑んだように「おがくずちゃん」と呼ぶ。
    円は彼女に毅然と対応した。

    第六話 鴛鴦茶のように
    たびたび遅い時間にカフェに現れる中学生くらいの女の子。何か事情があるのだろう。
    意外な組み合わせでも美味しくなるものもある。

    第七話 ホイップクリームの決意
    なんと、「カフェ・ルーズ」の真似をしたカフェが出現した!
    しかも大きい、宣伝に力を入れ、テレビや雑誌で話題を集めている。
    その、「ヴォワヤージュ」でバイトをしていてクビになった、という青年が店に現れる。

    第八話 食いしん坊のコーヒー
    ルーズを模倣したカフェ「ヴォワヤージュ」で働いていた青年・宮郷は、二つの店に関しての意外な因縁を告げる。

    第九話 思い出のバクラヴァ
    円の隠された過去と、家族の確執。

    最終話
    この章は食べ物のタイトルがない。
    ルーズは三周年を迎えた。

  • 店主の円がとても素敵。
    月のうち1週間をまとめてお休みという営業形態は、私にも優雅だなぁ、賃貸料がかからないからできるのでは、なんて感じたりもするけど、料理の腕やメニューへの工夫がそれを可能にしているのだろうな、とも。
    なにしろ、紹介される、あまり日常で目にしないようなメニューがどれもおいしそう。
    許し難い人も出てくるけれど、(「おがくずちゃん」ってなんだよ(怒))しなやかな円に心からエールを送りたい。
    終盤に出てきた宮郷くん、ちょっと経験値不足は否めないけど実はいい奴みたい。続きがあるなら、彼にもいいことがあるといいな、と思う。

  • ビストロ・パ・マルとはまた少し違った、女の業が深い世界。飛び込んでくるトラブルは少しドロドロしがちです。でも世界の料理が食べられるカフェ・ルーズの献立も店主の円も魅力的です。家族の縁に恵まれなかった円の苦難はこれからも続きそうですが、皆で小さな力を持ち寄って乗り越えて欲しいです。この先の物語もぜひ読みたい。シリーズ化することを期待します。モヤモヤする部分もあったけど、面白かったです。ちなみに私はバクラヴァが大好き。

  • 美味しいものと、少しの事件と日常。近藤さんの作品とあれば面白くない訳がない。瑛子も最初は退屈な女性なのかと思いきや、きちんと自分と向き合える素敵な女性。彼女をとりまく人達に悪人がいないのも納得。円は強くて優しくて、自由だけど柵だらけ。でも彼女の向かう先がきちんと決まっているので何も心配ないように思えます。素敵なカフェ。「優雅」に思えるかもしれないけどそれだけで店は成り立たない。その背景をおもんばかれる人でありたい。男性陣はロクなのが出てこない。けど、円には色々な意味においてどうでもいい話。続編希望します。

  • 早速購入したけど帯に誤植があり残念。。
    近藤史恵さん、大好きなんですけど、大好きだからこそあえて言いたい!結構誤植多いです…

  • 見たことも聞いたこともない世界のお菓子や料理が出できてワクワクしました。

    最後円のびっくりカミングアウトに驚かされたけど、全体的にふんわりとした雰囲気で読みやすかった。

    2017.11.17 読了

  • ちょっと素敵なカフェでちょっとした日常の謎を解くミステリ。
    最近同じようなコンセプトの本を立て続けに読んだので少々食傷気味ですが、やっぱり近藤史恵さん食べ物の描写は美味しそうで好きです。聞いたこともない異国のスイーツたちを、画像検索しながら読みました。主人公の瑛子にはシンパシーを感じずにはいられない…。

  • 出てくる食べ物が美味しそうだった。ドボシュトルタは食べてみたいなあ。
    外国で違う常識に触れると、「普通」は決まったものがあるわけではないと気づかされる、というのがテーマかな。この本には青春して結婚して幸せに暮らす、いわゆる「普通」の人は出てこないし…。

  • 表紙のかわいらしい苺のスープから、聞きなれない異国のスイーツが次々に登場する。
    祖母が住んでいた家を改築し、月の前半は各国を旅しながら、そこで出会ったスイーツやドリンクをお店のメニューに加えたり・・・という店主の円と、いろいろ思うところはありながらも気楽な独身生活を満喫しつつ頻繁に通ってくる瑛子との周りに起こる出来事。

    深夜食堂に通うのもいいけれど、スイーツはないから、昼間はこのカフェに通いたい。笑

  • 意外性の連発です。
    旅に出て、あれって体験してみたいなって無性におもいました。またどれも味が想像つかなくって食べてみたいとも思いました。

  • 小説推理2016年2〜11月号連載の作品に加筆修正して、2017年4月に双葉社から刊行。10の連作短編。意地の悪い話で始まったので、楽しめるか心配でしたが、杞憂でした。興味深く、面白いお話です。続編があるといいなぁと思います。

  • 【収録作品】苺のスープ/ロシア風チーズケーキ/月はどこに消えた?/幾層にもなった心/おがくずのスイーツ/鴛鴦茶のように/ホイップクリームの決意/食いしん坊のコーヒー/思い出のバクラヴァ/最終話 
     行ってみたいと思える、居心地のよいカフェと珍しいスイーツにミステリの風味をきかせた連作…… だけでなく、その底に「家族」の問題があり、ほろ苦い読後感が残る。それが決して嫌なものではないのは、円の毅然とした姿と瑛子のバランス感覚が好もしいからだろう。

全89件中 1 - 25件を表示

ときどき旅に出るカフェを本棚に登録しているひと

ときどき旅に出るカフェを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ときどき旅に出るカフェを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ときどき旅に出るカフェを本棚に「積読」で登録しているひと

ときどき旅に出るカフェのKindle版

ツイートする