お金がなくても平気なフランス人お金があっても不安な日本人

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575296037

感想・レビュー・書評

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  • フランス人はお金を使わないですまそうとする。
    ショッピングに出かけるときは、Tシャツ1枚でも試着に試着を重ね、結局買わない。コンビニも自販機もない。だから足りないものが出たときは、家にあるもので工夫する。
    お茶の時間にはおしゃれな店のケーキなんか買わない。ホームメイドのお菓子をもちよって、でも主役はあくまでおしゃべり。
    料理上手を競う場ではないから。
    「おしゃれ」というイメージとは少しちがうパリジェンヌを、滞在歴20年の著者がつづる。

    お金がなくてどうしよう!!と途方にくれたときもあったけど、フランス人の生き方を見てるとそれでもいっか、という気がしてくる。
    ちょっと気が楽になるなぁ。いらないストレスを抱えている典型的な例かもしれない。

  • 2017年22冊目
    本書は日本人が読むことを前提にフランス人について書かれています。
    フランス人を賛辞しているわけではなく、彼らのお金に対する接し方を日本人の目を通して描いているのが面白い。
    本書を読んで気がついたのは、フランス人の方がモノを大事にする気持ちがつよい。
    自分にほんとうに欲しいものについてお金を使うってことです。
    この心構えは大事だと思うので、参考に出来る点は参考にしたいと感じました。

  • フランスいいな。
    自分が無理せず生きていけそうな場所って地球上にあるんだな、と思った。

  • 面白かったです。
    日仏で考え方が大分違うようで・・・
    マルシェやおやつ等食品について、子育てについて、カップルについて
    真似できるところは真似したいなと思いつつ、中々日本の習慣的に合わなさそう

  • 題名がずっと気になっていた本でした。パンに板チョコを挟んだおやつを作りたくなりました。また、こうでなければならぬ、という制約から少し自由になれそうな、視点を変えられそうな本だと思いました。

  • お金も、モノも、なければないでどうにかなる。
    そんなフランス人の豊かな節約生活。


    フランス人の生活の考え方、教育への考え方、休暇の過ごし方、文化の考え方など、
    お金だけでなくいろんな観点で、フランスの良い所が紹介されてます。

    金・金・金の日本に比べてフランスは良い所的なニュアンスやけど。


    フランス人のゆったりした生活も良いなーと思いながら、
    当然、日本は日本で良いところもいっぱいあるし、
    広い視野で見て、日本での生活を豊かなものにできればと思います。

  • 思ったより、良かった。フランス人にはなれないけど、押し付けがましくなく書かれているその考えを取り入れてみたいなーと素直に思える。

  • これは久々面白い本でした〜。
    フランス人の倹約精神と、安易にお金を使う日本人の心構えの差。
    日本人にもいいところはあるし、フランス人にも悪いところはあるでしょうけど、
    基本的にフランス人は賢いですね。
    日本の国の制度をみれば、いかに遅れてるかがわかりますよね。
    結婚の制度一つ取ってみても・・・多分少子化に歯止めがかかることはないですね。

    ちょっと話がそれましたが、
    フランス人の精神、見習いたいです。

  • 図書館で借りた。
    フランス人と比べて日本人は如何にお金を日々使っているか、
    使うような社会の仕組みになっているか、という内容。
    結婚後や恋人同士の生活を多く扱っているため、独り身のフランス人は
    どのように生活しているのか、どのようにして恋人と出会うのか、
    に興味を覚えた。

  • 本屋さんで立ち読みしとても気になったほんだったが
    ・・・・つまらなかった。
    金銭感覚、勿体ない精神、すべてにおいて
    フランスはいい、日本はダメと。
    でも、日本には昔からモノを大切にする習慣は
    根付いているわけで、メディアが取り上げるような
    一部の人々の使い捨て生活が日本のすべてと書かれると
    ちょっと腹が立った。

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著者プロフィール

エッセイスト。1979年に渡仏し、20年間、フランス・パリに滞在。フランスの生活文化や暮らしの分野をはじめ、ヨーロッパ全域に渡って多彩なテーマを取材し、雑誌などに寄稿。帰国後はエッセイスト、小説家として活躍し、著書は30冊にのぼる。そのかたわら、フランスの家庭的な焼き菓子を提供するサロン・ド・テ『ジョルジュ・サンド』を2007年にオープン。当店は2013年末、惜しまれつつも閉店する。20年間を過ごしたフランス・パリで得た見聞をもとに、日仏文化の違いを独自の視点からユーモアを交えて紹介した『お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人』(講談社/2007年)がロングセラー。近著は『フランス人は人生を三分割して味わい尽くす』(講談社α文庫、2015.8)。2016年初夏、宝島社より新刊発売予定。

「2016年 『人生後半をもっと愉しむ フランス仕込みの暮らし術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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