- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575297225
感想・レビュー・書評
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大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/344073詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本、過去に1回読んだような気がするんだよね。
だけど、機会があったので、もういっぺん読んでみた。
「性同一性障害」という病名が生まれる前後の人たちなので、そこにたどり着くまで本当に大変なんだなと思ったんだけどね。ただ、この「性同一性障害」というのは当事者にとっても賛否両論あって、当事者たちの生きる希望を与えた面もあるけど、そうじゃないところもある。難しいと思う。
ともすれば「性同一性障害」は「性別二元論」に繋がりかねないから。「性別二元論」にぴったり合う人と合わない人がいるから。でも世の中の通りは「性別二元論」に沿った方が分かりやすくて通りやすい。ここのところ、すごくジレンマだと思う。
この本が出て、今年で8年経つんだけど、わたしとしては「性同一性障害」ではなく「トランスジェンダー」の概念が広まっていけばいいなって思ってるんだけどね。まぁ当事者じゃないので「自分は性同一性障害なんです」と言われたらそうですかと答えざるを得ないけど。 -
漫画家の新井祥さんが載っていた
彼の漫画面白くて好き -
自分が性同一性障害者かもしれないと思ってる人や、ちょっとでも情報が欲しい人(当事者・非当事者関わらず)は読んでみたらいいと思うけど、既にネットで当事者の自分史を読みあさったとかなら、イマサラ感も多々あります。
ただ、既婚者やノンホルノンオペ主義に多数インタビューしていた点では好感が持てました。
しかし、人数の多さはそのまま、一人あたりの浅さに繋がる。20代のMTFが一人もいないのも残念。よって星三つ。