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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
何度読んでも心がしめつけられる。だから何度も読んでしまう。
西武新宿線と中野の(新井薬師の先の方にある)水道塔がいいんだ。
記憶はつながっていく。つながることの重さがひしひしと感じられる。書いていることばが薄っぺらく感じられるほど。ノーモア。
嫌われてもいいから一瞬を大事にし、抱きしめてあげたい。この想いに間違いはない。アメリカ人も是非読んでみて欲しい。
とにかく号泣した一冊。本読みながらケモノみたいな声上げて泣いたのは久しぶりだった。
「夕凪の街」のラストシーンは痛烈のひとこと。
広島のあの日から10年後、〜現代を皆実(みなみ)、七波(ななみ)という女性の目線で描いた物語。強烈な主張をしてはいないけれど、心に染み入る 切なく暖かい…。皆実や広島の街や人をいとおしく感じます。
家族が買ってきたので発売直後に読んだ。
絵柄も好きだし、物語として面白いと思ったが、
「核心」には腫れ物を触るような手つきでしか
触れられないものなのか……と、
期待が大きかっただけに、ちょっと不満を覚えた。
もっとも、この痒いところに届かない
遠回しな表現こそが美点なのかもしれないが。
初めて読んだこうの史代さんの作品。
原爆がもたらした事の大きさを改めて実感。
テーマはとても重いのに、ところどころにちりばめられた「笑い」のセンスが素晴らしくて、いっきに他の作品も読んでしまった。
この作品を知ったのはもう5年以上前 でも原爆の話だからと、ずっと避けてきました ふとしたきっかけで、読もうと思い アマゾンでみたら評価が高く、買ってみました 送料、手数料込みだと倍の値段になってしまったけれど それ以上に、この作品を買ってよかったと思っています 舞台は昭和30年の広島 こういう作品にありがちな 残酷な表現は最低限におさえられ こうの先生のトーンを使わない暖かい... 続きを読む »
原爆を題材にした作品としてのアクの弱さに些かの食い足りなさを覚えつつも、あっさりとしたタッチで描かれる痛烈な反戦・反核メッセージが胸を衝く。何よりそれとは相反して、被爆者や周囲の人々を見つめる著者の優しげな目線に惹かれる。「夕凪の街」「桜の国」、その2つのエピソードの半端な絡み具合に構成の緩さを感じるものの、明日への希望とペーソスを滲ませた秀逸な終幕が忘れがたい余韻を残す。
広島の学校では、毎年原爆の落とされた8月6日が近づくと平和学習というものが行われている。原爆映画を見たり、被爆者の体験を聞いたり、平和記念資料館に行ったりして、平和に対する意識を高めていくのだ。 しかし、小学校低学年の頃から私には原爆という大量殺戮兵器に対する恐怖心を毎年毎年植え付けられるその行事が嫌で嫌でたまらず、広島に住んでいながら、いるからこそ、なのだろうか、原爆のことにはなるべく触れない... 続きを読む »
子どもの頃の平和教育へのトラウマから、その存在を知りつつもずっと読むことを敬遠してきた。
いったん、ページをめくってみると舞台は昭和20年の広島ではなく、昭和30年代の日本の一角だった。
読んでいて、「あぁ、今の日本人はこんなことに不安を感じているんだな。」と思った。「放射能の脅威はもっとずっと先に表面化してくるから。」と。
何の救いもないストーリーだけど、おっとりとした作風に癒される。読み終わって、これまで逃げ続けてきたものに向き合った満足感が生まれた。
昨年の東日本大震災が起こったあとに広島・長崎の原爆が頭によぎりました。
随分と昔に購入したこの書を本棚から引っ張り出し読みたくなりました。
昭和20年8月 6日のあの日、広島での悲劇は後世までも苦しめている。
平和ボケの私は何をやっているのだろうか....
こうの先生の絵タッチが淡く優しく戦争を知らないものたちに伝えてくれる。
「ヒロシマ」を「広島」に戻してくれたマンガです。広島(そして原爆)に縁がある者として、広島(呉)出身というおそらく絶妙な近さと遠さ(呉は軍港として第二次大戦を支えた街であり、それ故に大きな空襲の被害を受けています。詳細は同じ作者の「この世界の片隅に」をぜひお読みください)があるからこそ書くことができた、新たなヒロシマ、そして広島の表現だと思います。 「夕凪の街」は、戦後10年(すなわち原爆... 続きを読む »
◆このお話は終わりません。何度夕凪が終わっても…◆
本学における貸出回数は3年半で2回。でも作品に力がないわけでは決してない。
原爆投下から13年後の広島を舞台にした皆実の物語と現代の東京を舞台にしたその姪である七波の物語が描かれる。皆実を苦しめた被爆という心の傷は、現代になってもなお何かの拍子に口を開く。わからないから不安だから。
原作と映画のどちらでもいい、手にとってみて欲しい作品です。
戦争の話というと、シリアスなイメージがありました。
だけどこの本は、柔らいタッチで描かれ、とても優しい話でした。
それだけに、余計に心の中に染みてきました。
本当の名作です。
今頃になってようやく読了。
作品の存在は知っていたのですが、ついつい避けていたので・・・。
先日、この作品の映画を観賞することになったのを機に読んでみました。
漫画原作の映画化作品なんてほとんどが雰囲気ぶちこわしの別物だ。
と思っている自分ですが、漫画作品と映画が見事に補完し合っている良作だと思います。
内容については読んでください・観てくださいとしか言えませんが・・・。
ごくありふれた日常が、ごくありふれた転回で進んでいく。ふとよみがえる戦争の記憶がシンプルな線の中に生々しく。切ない。
優しい物語だった。ふたつの物語がリンクしていて、読むのが楽しかったです。戦争を知らない若い私たちに囁きかけるような、温かいストーリーだった。
こうのさんならではのテンポや柔らかさが、逃れられない非常な現実が「実感のない現実」だというリアルをより、切なく、身近に感じさせてくれる。
毎日はなにごともなかったように流れ、記憶はなにごともなかったように減少し、事実はなにごともなかったように物語になってしまうんだ。
原爆の恐怖を、表面には出さず、淡々と描いている。
しかしこのことによって、原爆の恐怖が心に染みつく。
評価は5つ星にしたが、何度も読もうとは思えない。

この人にしか描けない恋愛風景だよなあ…





