少しのお金で優雅に生きる方法

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575299205

感想・レビュー・書評

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  • 色々書かれていますが、私が一番納得してしまったのは
    「子供を塾に通わせるのは大事なことかどうか」
    私自身、中学、高校と塾へ通わせてもらいました。
    で、程々の高校へ進学し、
    程々の大学へ入学し、
    大学で学んだこととは全く関係のない中小企業へ入社し、
    平均よりも少ない休日・給料で勤めました。
    ・・・高い授業料を出して貰ったのにこの様だよ。
    塾へ行ってるのに成績が上がらない→自分で行くと決めたわけじゃ無いから。
    順位が上がらない→周りが頑張っているから。
    納得してしまった。
    何かをしたいと思ったとき、それはどうしてやりたいのか?これ、凄く大事だと思いました。
    やる気があってこそ人は進歩する。

  • フランス人は結構節約してるんだなあ。普段はバターだけ絡めたパスタとかだけとか。服も、そんなに買わないらしい。欲しいものはデパートには売っていない、という考え方も面白かった。もっと手作りとかの良さを考えてもよい。

  • 題名と内容があってなくない?とは思うけど、ブクログの感想みてたら他の人もそんな感じのこと書いてて。
    フランスエッセイとして読めば面白い。

    テーブルクロスで、服の作り方も知らないのに、手縫いでワンピース作る友達とか
    手縫いだとうるさくないし、手が空いてる時にできるからいいとか
    (ドール服でさえ手縫いはあれだけ大変なのに、ヒトの服だったら…って考えるだけで腱鞘炎になりそう)

    ドレッシング自分で作るとかは一人暮らししたらやりたいなー

    クレープもいい。
    小麦粉と牛乳と卵、バターを敷いてクレープを何枚も何枚も焼き、ほんの少し砂糖をふりかけて丸いクレープをよっつにたたんで食べる
    大人風はクレープの上で卵を割ってチーズやハムを乗せ、丸いクレープをしかくとかにたたんで完成。
    作ろーっと!


    後ろの方は、「良識派のわたしたち」とかいって常に上から話しているのが読んでて不快だったけれども、2006年に出た本だし筆者の年齢を考えれば仕方ないのかな。

  • 著者はフランスが好きなのだな、ということが伝わってくるエッセイ。

    書かれている生活が優雅かどうかは定かではありませんが、おそらく題名は編集の人が受けそうなものをと考えてつけたものでしょう。
    お金だけがすべてではないと、分かりきったことが書いてあります。
    後半、著者との価値観の違いを覚えて「ん?」と首をひねりましたが、エッセイとしては面白かったです。

  • パリジェンヌのステキな考え方や、ライフスタイルがとても勉強になりました。
    影響され易い私は久々に、自分でクレープや、ケーキまで焼いてしまいました。

  • なんでこういう本を買ってしまったのか
    わかりませんが、まぁ衝動でしょう。


    すこしためになりました。
    それから服装に関する記述にかんして
    私もこの本と同じスタンスで生きているので
    このまま行こうと思いました。
    私あまりお洒落じゃないんですけれどね。


    夏に高い靴を買ってしまいましたが、
    デザインがとても気に入っていたので
    大切に履きました。
    自分が選んで買ったものだから
    大切にしなくちゃいけない。
    大切にする自信がないのなら買わないほうがいい。
    そういうことなんです。


    結局この本に書いてある生きかたは優雅ではない
    けれど
    こういう生き方は心地いいだろうと思います。

  • 日本の良さにあらためて気づく本。
    お取り寄せが消し去る地方色 には賛成。
    カトル・カールという簡単なお菓子もつくってみたい。

  • 著者の世代と合わないからか、あまり納得を得ない読後感であった。株の売買を真っ向から批判して、毎日コツコツ働きましょうとか、優雅ではないのでは。50代60代ならそれでいいのかもしれないが、我々30代以下の世代は年金ももらえるかわからない立場。ちょっと時代遅れに過ぎるのではないか、フランス至上主義だし。

  • 単なる節約術じゃなくて大切なことについて書かれているよ。

  • ---
    ショップにあふれかえったものの中から、お気に入りのひとつを選ぶだけではいけない。選んだものをもういちどじっくり見詰め、愛おしさがわきそうな予感があるものだけを買う。真剣なもの選びからスタートしたものとあなたの関係が、やかて再利用、再々利用の快感へあなたを誘ってくれることだろう。

    ものを大切にする人は、人間関係も大切にするにちがいないというのが、私の持論でもある。フランスやイタリアの有名ブランド品を買おうとする手を引っ込めて、わが国の職人技をとくと拝見してみよう。そうすることで、じきに作り手と使い手のコミュニケーションが生まれ、さらに使い勝手のいいものが生まれることだろう。

    まずいものがあるから、美味しいものが際立つ。いつも食べられないから、ハレの日に食べるご馳走がうれしい。ときと場合、目的によって彼らは、食事の質・量を調節。それがフランス料理を毎日たべても、彼らが太らない理由である。意外やフランス人は腹八分目、いつも食べるのはシンプルが一番と心得ているのである。

    レシピにある材料や調味料の量を確認しながら焼いた薄切り豚肉と、南仏プロヴァンスをイメージして焼いた薄着地の豚肉の味はぜんぜんちがう。

    四大材料をまぜるだけで美味しいケーキ「カトル・カーヌ」

    少数精鋭のワードローブ選び「いつも同じ服でいい、似合っていれば」「真の贅沢は作り手とコミュニケーションできること」
    もっているだけで魂が洗われるような、自分ブランドとの出会いを求めて、ものさがしの旅に出よう。

    ナチュラルな雰囲気でジーッと相手の目を見るタイプの女性が好まれる。とくにうなじから肩の線がきれいで、鎖骨がくっきりしている女性を、人はセクシーだと評する。

    「お取り寄せ」の送料がもったいない

    割高でもむだにするよりはマシだからと、いつもは四分の一しか買わないキャベツを、今日は思い切って丸ごと一個買ってみる。今晩のお料理に使わなかったキャベツは少々塩で揉んで、プラスチック容器に入れて冷蔵庫にしまっておけば、なん日分ものお漬物ができる。

    かつては「美」より「品」が褒め言葉だった「衣食足りて礼節を知る」

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著者プロフィール

エッセイスト。1979年に渡仏し、20年間、フランス・パリに滞在。フランスの生活文化や暮らしの分野をはじめ、ヨーロッパ全域に渡って多彩なテーマを取材し、雑誌などに寄稿。帰国後はエッセイスト、小説家として活躍し、著書は30冊にのぼる。そのかたわら、フランスの家庭的な焼き菓子を提供するサロン・ド・テ『ジョルジュ・サンド』を2007年にオープン。当店は2013年末、惜しまれつつも閉店する。20年間を過ごしたフランス・パリで得た見聞をもとに、日仏文化の違いを独自の視点からユーモアを交えて紹介した『お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人』(講談社/2007年)がロングセラー。近著は『フランス人は人生を三分割して味わい尽くす』(講談社α文庫、2015.8)。2016年初夏、宝島社より新刊発売予定。

「2016年 『人生後半をもっと愉しむ フランス仕込みの暮らし術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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