断鎖: Escape (双葉文庫 ご 4-1 R/EVOLUTION 1st Mission)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (591ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575509328

感想・レビュー・書評

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  • これははまる。若さゆえに無鉄砲な日々を過ごしてきた亮司が、あるゴタゴタに巻き込まれ、気付いた時にはもはや後戻りできない抜き差しならぬ状況に。仲間の裏切り、駆け引きなど困難な状況に襲われつつも、それでも前に進むしかない亮司が駆け抜けていくさまがとても良かった。人には二面性や隠された過去があり、まだ若くてしかも根っからの悪人にはなれない亮司にとっては何もかもが困難を伴う人生勉強であっただろうが、最終的には精神的に大人になり、自身を縛る鎖を解き放つことができた。次はどんな展開が待っているのか楽しみ。

  • 良い!
    かなりの長編でしたが一気に読んでしまいました。
    グングン進んでいく世界に一気に引き込まれます。

    シリーズということを知らずに読み始めましたが、
    続篇もぜひ読んでみたい気持ちになりました。

    謎めいたサーシャ、今後が気になりすぎます。

  • 革命シリーズ1作目。このしっかりとこの巻は終着しているけれど次が楽しみ!なすっごいわくわく感あおられる終わり方が大好きです....!

  • 手元に置きたい、革命シリーズ。文庫版には、書下ろしが付いている。

  • 革命シリーズ第1弾。

    中国の資産家や活動家を相手に密航を手引きする組織で働く亮司。
    密航者はそれぞれに断ち切れない過去があり,また亮司にもどうしても断ち切れない過去がある。
    いろんな事件を通してそれを「断鎖」していくという物語。

    わけがわからないままどんどん事件に引き込まれていく亮司だけど悪者ばかりがいる環境で時折見せる育ちの良さが微笑ましかった。
    状況判断も行動力もあるし物怖じしない性格で今後が楽しみになってきた。

    サーシャは謎。謎というより意味不明。(1巻だからかな?)

    ストーリーはめまぐるしく展開してスピード感満載だし楽しめます。

    ただこのシリーズを集めるのは難しい。やっと5巻まで集めたけどあと5巻何としても集めます。

  • 文庫版は初読。ハードカバー版を既読。

  • ひゃぁぁ、面白い!!亮司を助けにきたサーシャに惚れた。
    ていうか薔薇!!(笑)

  • 革命シリーズの1巻目です。
    全十巻・・・長い・・・・・

    鉱物シリーズに出てきたサーシャが活躍(?)します。
    相変わらず扱いは謎の男ですが(笑)
    これから彼の内面や目標についても明らかにされていくんでしょうか・・・

    亮司が素敵ですね。いい子です。
    ラストシーンも良かったです。

    ただ、個人的には大川先生がツボ過ぎます(笑)
    あのキャラは・・・!
    これから彼はどうなるのか非常にきになります。
    怪しいんですよ、いちいち言動が(笑)

  • ずらりと並んだカラフルな表紙がずっと気になっていて、
    でもなかなか手を出せなかった「R/EVOLUTION」シリーズ。
    とうとう完結したとのことで、読み始める事にしました。

    面白かった!!
    日本における密航者問題、それをビジネスとする人間達、
    いかがわしい場所で働かされる中国人の女性達…
    あまりにも生々しく描かれています。

    偽造パスポートを作るために、田舎の高齢者を騙していた亮司は、
    サーシャと名乗るある美しい男に出会う。
    彼と出会った事で、亮司の運命は激変する。

    読み終わってから知ったのですが、女性作家さんなんですね。
    あまりにも骨太でどっしりとした読み応えのある作品なので、
    男性作家さんだと信じて疑いませんでした~(笑)

    続けて読んでいこうと思います♪

  • 1st Mission
    Escape

    作者、女性なんだね。

    親に恨みを持つ亮二が主人公。 中国人密入国の仕事している。船でなく、航路なので、ちょいお高め。 中国女性3名をアメリカへ届ける手配をすることに。 そんな時、サーシャに出会う。 このサーシャ、めだつらしいのだが、すぐ評判になってしまうと思うのだが。。。。
    やがて、騒動に巻き込まれ、伝説の中国革命家の暁光まで行きいつく。。。 が、一応どんでん返しがあったり。
    サーシャの「革命を起こさないか、この国に」で終わり。

    それにしても、いい親じゃないの。子供の育て方は少し間違えたかもしれないけれど、間違えたことを認め、責任とろうとしている。
    最後、会えて良かったな。

    シリーズなので、読み進める。

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著者プロフィール

大学時代は安全保障問題を専攻。大学卒業後、防衛庁に就職し、調査専門職として勤務。退職後、フリーライターを経て1999年に北朝鮮問題を題材とした『プラチナ・ビーズ』で作家デビュー。2001年『スリー・アゲーツ』で第3回大藪春彦賞を受賞。

「2018年 『焦土の鷲 イエロー・イーグル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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