誘拐ラプソディー (双葉文庫)

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著者 : 荻原浩
  • 双葉社 (2004年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575509700

誘拐ラプソディー (双葉文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 古典的なドタバタ逃走劇。だがそこは荻原浩、たっぷり笑わせ、最後はホロリとさせる人情味溢れるコメディーとなっている。登場人物全員が憎めないキャラ。漫才のような会話シーン、特に主人公(秀吉)と子供(伝助)のとぼけたやりとりは、もっと読んでいたいと思った。

  •  自殺しようとしていた伊達秀吉は、そこで偶然金持ちの子ども伝助を見つけ身代金目的の誘拐を思いつく。しかし、伝助にはある秘密があり……

     ユーモア小説を書かせるとやっぱり荻原さんは上手いなあ、と思います。冒頭の本気で自殺する気が全くうかがえない伊達の心理描写や一人語り、誘拐した子どもの正体を知ってからの伊達の煩悶、伊達と伝助の軽妙なやり取り、徐々に絆を深めていく二人、この手の描写は荻原さんでしか書けないものだと思います!

     ユーモアだけでなく、この誘拐劇が少年の成長、そして伊達の再生への物語にもなっているのもいいなあ、と思いました。そしてところどころで垣間見える、登場人物たちの優しさもまた心地よかった一冊です。 

  • (裏表紙より)
    伊達秀吉は、金ない家ない女いない、あるのは借金と前科だけのダメ人間。金持ちのガキ・伝助との出会いを「人生一発逆転のチャンス?」とばかりに張り切ったものの、誘拐に成功はなし。警察はおろか、ヤクザやチャイニーズマフィアにまで追われる羽目に。しかも伝助との間に友情まで芽生えてしまう―。はたして、史上最低の誘拐犯・秀吉に明日はあるのか?たっぷり笑えてしみじみ泣ける、最高にキュートな誘拐物語。



    ***


    笑えて、どきどきして、それから泣ける。最高に面白い1冊でした。いろんな形の家族が登場して、父親の形があって、登場人物全員が魅力的で、本当に面白かった。
    比較的長めですが、スピード感もあり、読むのを止められませんでした。いくつもの伏線がはられていて、どこに向かっているんだろう?主人公はどうあがいたって幸せになんてなれないんじゃないか?と思っていた私を裏切り、最高の形で完結させてくれました。
    伝助との友情もとても良かったです。このコンビが本当にすき!自殺しようとしていた男の数日間がこんな風に完結するなんて。荻原さんの本は何冊か読んでいて好きだな〜と思っていましたが、この本で決定的に好きな作家になりました。

  • 初めて読んだ荻原作品…面白かった!
    人が死なない誘拐小説大好きー♡
    誘拐犯でありながら憎めない人柄…
    荻原さんが大好きになった一冊です(^^)

  • 軽快なドタバタ劇で楽しんで読めました。ラストはしんみり終わりましたが、もっと劇的なのを期待してたな、、

  • 夢中で読んでしまった

  • 例によって例の如く、笑わせておいて、しんみりさせる。荻原さん得意のストーリー展開です。
    主人公も子供のキャラクターも良いのですがね。いや、そんな言い方をすれば、全部のキャラクターが良く出来ています。ただ登場人物が多すぎてガチャガチャし過ぎた感じがします。もう少し絞り込んで、その代わり組長の奥さんなど、もっと使えば面白かったのに。
    それと中だるみ。途中で八岐組に対抗する中国系暴力団が出てくるのですが、必要だったかどうか。話がくどくなって、ストーリー展開が遅くなるという悪影響の方が大きいような気がします。
    ある意味、荻原さんの手法に慣れてきたのかもしれません。その分、先の展開が読めてしまう。新鮮さが失われてしまう。そんなところから来た愚痴かも知れません。

  • 誘拐は卑劣な犯罪。無力な子どもを人質にするなんて、どんな親だって耐えがたい。前科者でも面倒を見てくれている親方を殴って出奔した秀吉、人生行き詰まりの秀吉は一か八かの大博打、家出少年を誘拐した。しかし、あろうことか少年の親はヤクザの親分だった。クライムサスペンスといいたいところですが、そこは荻原さん、シチュエーションコメディ仕立てで、人情の機微があふれてます。

  • 【文章】
     読み易い
    【気付き】
     ★★・・・
    【ハマり】
     ★★★★・
    【共感度】
     ★★★・・

    話がキレイにまとまっていて、面白かったです。

    中国マフィアと秀吉の絡みを、もう少し厚くしても良かったかなと思いました。

  • 前科者の秀吉が死にきれない末に選んだのは誘拐。
    目的はもちろん身代金。
    だけど、誘拐したどこぞの坊っちゃんである伝助は、とんでもないとこの息子であった…
    しかも、悪者になりきれない秀吉は伝助との仲を深めていく。
    荻原さんらしい優しさと面白さだった。

    2017.6.3

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誘拐ラプソディー (双葉文庫)の作品紹介

伊達秀吉は、金ない家ない女いない、あるのは借金と前科だけのダメ人間。金持ちのガキ・伝助との出会いを「人生一発逆転のチャンス?」とばかりに張り切ったものの、誘拐に成功はなし。警察はおろか、ヤクザやチャイニーズマフィアにまで追われる羽目に。しかも伝助との間に友情まで芽生えてしまう-。はたして、史上最低の誘拐犯・秀吉に明日はあるのか?たっぷり笑えてしみじみ泣ける、最高にキュートな誘拐物語。

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