紫嵐: Violet Storm (双葉文庫 ご 4-2 R/EVOLUTION 2nd Mission)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575509984

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ二作目、ひとまずすみれが可愛い!

  • 一巻で感じた面白さが二巻でもばっちりあって、このシリーズにはまりそう。東南アジアの国々の人が祖国で体験してきたことは過酷でつらい、その東南アジアの国々の中でも力関係がある。生きるために国を捨て日本の地で暮らす彼らの物語はお世辞にもいい暮らしとは言えなくて、私たち日本人がどれだけ裕福で幸せか、改めて感じさせられた。今回初めて登場するすみれはなにやら大物になりそうな予感。サーシャの跡継ぎになるかな? 鳩は無事に生き延びられるか、いつか大きくなったすみれと一緒に嵐を起こせるか。

  • 読了。

  • シリーズ2作目、すみれ登場。

  • 五條瑛の革命シリーズ。
    己が居場所、祖国、希望を失った男達が、もう一度夢を抱き、国を手に入れるために戦うことを決意した熱き男達の物語。

    今回はシリーズ二巻目。
    主人公はカンボジア難民である鳩(キュー・ティット)。大虐殺を生き延びて日本に逃れてきたものの、彼は社会に馴染めず新宿で窃盗などを繰り返すチンピラになっていた。
    ある日、タイ人の相棒が殺人容疑をかけられ失踪してしまう。警察やヤクザや中国系マフィアなど各組織が失踪した彼を追い、鳩もとばっちりを受けぬよう仕方なしに捜索を開始する。
    その過程で、鳩は半島出身の少年すみれと出会う。すみれもまた、地獄を生き延び、祖国を失った人間だった。
    「鳩も同志にならない?」
    すみれは無邪気に微笑みかけてくる。彼との出会いが、やがて鳩の中に眠っていた感情を目覚めさせていくーー。

    本当に面白かったです!
    作者が元防衛庁職員でインテリジェンスに関わっていただけのことはある。この人の作品は毎回重厚でリアルで読み応え抜群な上に、現状に諦念を抱いていた男達が希望を取り戻してまた自分の人生を戦い始めてゆくという、ロマンチックな作風に酔い痴れることができてもう最高なんですよ。
    それに加えて今回は祖国を失った鳩とすみれのシンクロする気持ちが切なくて哀しくて、彼等が革命を望む想いに胸を締め付けられてやばかった。

    もちろん、1巻目の主人公である亮司や革命家のサーシャ、ヤブ医者の蘇先生も絶賛活躍中。すれみは今回初登場ですが、実はサーシャとの出会いが作者のデビュー作『プラチナ・ビーズ』に描かれているため、是非とも目を通して欲しいです。
    革命シリーズは全10冊。すべて読破する予定で今から超楽しみです!

  • 革命シリーズの第1巻を読まずに、2巻を読みました。
    早く1巻が読みたい。そして3巻がないので、4巻を読もうとしています・・・。

  • すみれ!
    待ってましたー!

    サーシャが相変わらず・・・
    すみれが、強くてキラキラしてます(笑)
    プラチナビーズに出てきた子がすみれだといわれ、確かに、と一人納得。

    鳩には無事なままでいて欲しいですね。

    そして亮司も頑ばれー

  • 前作に引き続き面白かった。いつの間にか亮司がサーシャにアッー‼で笑った。
    すみれも心酔してるし、罪な男よのぅサーシャ。次いってみよー!

  • 2nd Misson
    Violet Storm   何故に紫? クメールルージュは赤だし。ムリヤリか?


    今度はカンボジア難民。
    物心つく前に収容所に入れられた鳩。 飢餓の記憶、テキトーに決められる処刑の記憶、ならあるのだけれど。
    そして北から脱走してきたすみれ。 男の子だよ。
    亮二はなんだか好青年になっている。落ち着いたってことかな。

    発端は花月の他殺体。 亜由はすみれたちに助けられ、傷を残しながらも回復(ここまでだけど)。サーシャはあいかわらず。

    ついつい読み進めちゃう。
    大事にしないなら、僕らがもらおう。

  • おおっ!!プラチナビーズの冒頭に出てきた坊やがこちらにも登場!!

    1巻では亮司も頭の回転が速いと感じたけど、この巻だけでもすみれの成長が著しい。
    この子が今後カリスマになるかモンスターになるのか、ちょっとコワい…

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著者プロフィール

大学時代は安全保障問題を専攻。大学卒業後、防衛庁に就職し、調査専門職として勤務。退職後、フリーライターを経て1999年に北朝鮮問題を題材とした『プラチナ・ビーズ』で作家デビュー。2001年『スリー・アゲーツ』で第3回大藪春彦賞を受賞。

「2018年 『焦土の鷲 イエロー・イーグル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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