優しい音楽 (双葉文庫 せ 8-1)

  • 2205人登録
  • 3.71評価
    • (170)
    • (315)
    • (345)
    • (29)
    • (5)
  • 268レビュー
著者 : 瀬尾まいこ
  • 双葉社 (2008年4月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575511932

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
伊坂 幸太郎
瀬尾 まいこ
瀬尾 まいこ
有効な右矢印 無効な右矢印

優しい音楽 (双葉文庫 せ 8-1)の感想・レビュー・書評

  • 久しぶりに読み返しました。
    少し苦くもほっこり、ほのぼのな短編3つ。

    「優しい音楽」
    「タイムラグ」
    「ガラクタ効果」

    登場人物の関係性がどんなに歪でも妙に優しい気持ちになれる。瀬尾さんの力だなぁと思います。
    さっぱりとしているのに愛情に溢れている。不思議な感覚です。

  • 短編が3部入っている

    瀬尾ワールド全快だった。
    私は瀬尾さんの本に出てくる恋人達のやりとりがとても好き。

  • 瀬尾まいこさんの作品を読むのは6作目。今回は3編の短編集です。前から読んでみたいと思っていました♪どのお話も瀬尾さんらしく、普通あり得ないような事でも自然に描かれていて、すごくスッと受け入れられるから不思議です。例えば不倫相手の子供を預かったり、同棲中の家にホームレスのおじさんも一緒に住む事になったり等。ビックリするような事でも瀬尾さんの手にかかれば優しい温かいお話になってしまいます!瀬尾さんのお話はほっこりできたり、温かい優しい気持ちになったり、前向きになれたりして本当に素敵なものばかりです☆大好き♡

  • 私が初めて手に取った瀬尾まいこの本。
    この作品でロックオンされてしまい、それからずっとファン。

    だいぶ前、他のブックレビューで

    -------
    非現実的なようで、現実的であり、あるわけない出来事ながらも共感してしまう。
    自然と物語に引き込まれていく感じがとても心地よい作品。
    読み終わるとなんとなく励まされ、なんとなく元気になる。
    -------

    と自分で書いていたのですが、もう本当にその通り!
    帯のコピーにでも使ってもらいたいくらい。笑

    ファンタジーとリアルのギリギリなラインを小説という世界を使ってうまく表現してくれる。
    それが瀬尾まいこワールドです。

    リアルすぎると辛い世界も、瀬尾まいこワールドならそっと受け入れられる。
    押しつけがましくなく、説教臭くなく、激励でもなく・・・
    スーっと心に入ってくる本当に心地よい作品です。

  • 何かのテストで表題作「優しい音楽」が
    出題されたのがきっかけで手に取った本。
    一時間で読み切ってしまった…!

    解説の池上冬樹さんも仰っているが
    瀬尾まいこさんの小説は冒頭三行で
    私達読者に様々な物語の先を想像させる。
    今回の3つの短編も素晴らしかった。
    また非現実的、反社会的な出来事を用いているにも関わらず、
    その部分をさらりと読ませてしまう所にも
    瀬尾まいこさんの凄さが現れているように感じる。

    少しだけ欲を言えば、物語の終わり方が
    どうも先を匂わせる終わり方なので
    腹八分目感が否めないのが残念。

  • これを読む前に少し暗い小説を読んだので、気分を変える為に読んでみた。ほんわかした話が3つ。瀬尾まいこさんの本は初めて読んだが、優しい文章を書く人だなと思った。読んでいて疲れない、ほんわかした気分になれる。

  • 付き合い始めた彼女の亡くなった兄がフルートを演奏できたと思い込んで、7000円のフルートを買ってきて、音を出すところから必死に練習するタケルくん。(優しい音楽)

    不倫相手、平太の夫婦水入らずの旅行のために、娘を丸2日も預かって、その上、耳の聞こえない平太の妻サツキを認めようとしない平太の父に、
    サツキの美点を必死に説いてしまう深雪。(タイムラグ)

    公園暮らしのおじさんを、「拾ってきちゃった」と、彼と一緒に住む部屋に連れてきてしまうはな子。(がらくた効果)

    人がいいにもほどがある!という登場人物が瀬尾さんらしい、あたたかい気持ちになれる短編集です。

  • これはいい。すごく、いい。
    気持ちがとてもほっこりしました。
    「優しい音楽」「タイムラグ」「がらくた効果」の3作品が入った短編集です。

    「優しい音楽」
    謎が解けていく快感と、調和のとれたラストにやられました。
    なんて素敵な表題作。
    装丁もまた小説の魅力を十分に表している気がします。
    大好き。

    「タイムラグ」
    なんだって、と新事実がわかるたびに驚かされるような設定でした。
    もっとずっと読んでいたい、と思いました。
    気づけば登場人物すべてがとても素敵に感じられたのも瀬尾マジックの1つかもしれません。

    「がらくた効果」
    心の中でくすくすけらけら笑いながら読みました。
    最初は「なにそれおもしろい」なんて楽しい気持ちで読んでいたのに、はっとさせられるような深さもあって、読了感もとてもよかったです。


    これは、読んだら確かに瀬尾ワールドにはまるかもしれない。
    ちょうど音楽好きの友人の誕生日があるので、この本もプレゼントしようと思ったほどによかったです。

  • 瀬尾さんの魅力全開の傑作短編集。瀬尾さんの作品には、嫌いな人物がいない。どんなに嫌な奴でも悪い奴でも、悪人ではないのだ。
    優しくなれる。心が温かくなる。幸せになれる。
    瀬尾さんの世界は、本当にそんなところ。

  • 3編の薄い本なのですぐ読めちゃう。表紙がほんわかしてとってもかわいい。ほんわかしたお話なんだろうなと構えず読んだら全編とも結果オーライとはいえ衝撃。タケルくんそれでいいのか。比べられるし身代わりにされる気がしてゾッとした。深雪さんそれでいいのか。所詮都合のいい女というフレーズが当てはまりすぎて悲しい。佐々木さん...奇妙な同棲すぎる。家帰っていきなり佐々木さんいたらパニックになる。その衝撃は面白かったかも。
    h29.7.6

  • 瀬尾まいこにしては結構ひねったつくりの3短編だけどやはり行き着くとこに行き着く安心感。

  • 駅での出会い、浮気相手の子どもと豪遊、拾われたおじさんとの暮らし…
    日常の中に起こる非日常に心が何だかうきうきする感じがしました。
    日常を楽しもうという自分の心がけ次第で、
    毎日はどんな風にも変わるんだということを教えられた気がします。
    読み終わった後に幸せな余韻が残る本です。

  • ヘヴィーな話に疲れたときに瀬尾まいこ。すぐに読めるボリュームながら、いい余韻の残る話。ちょっぴり妙ちくりんな設定の物語が3つ。

    1つめは表題作の『優しい音楽』。ものすごく可愛い女子大生から、駅で突然声をかけられた平々凡々な男性。「一目惚れではないけれど、あなたの顔を見ていたくなった」などという、変な声のかけられかた。後にわかるその理由は、男性にとって受け止めがたく悲しいもの。だけど、こういう出会いかたがあってもいいかもしれないと思わされます。楽器が奏でる鮮やかなシーン。

    2つめは『タイムラグ』。妻子ある男性と不倫中の主人公。都合のいい女になっているのがわかっているのに、彼の頼みを断れない。この日の彼の頼み事は想像を遙かに超えるもの。奥さんと旅行に行くから、その間、幼い娘を預かってくれという。よくもそんなことを不倫相手に頼めるものだと思いつつも引き受けてしまう。事情に気づいているのかいないのか、やってきた女の子と一緒に過ごす一日。

    3つめは『がらくた効果』。何でも拾ってくる癖のある妻。年の暮れ、妻が拾ってきたのはホームレス男性。いったい何を考えているのだと理解に苦しむ夫だったが、わずか数日でその男性と過ごす時間が当たり前のことになる。言葉づかいのやたら美しいその男性。いつのまにか夫婦ともに綺麗な言葉をつかうように。

    実際にはあり得ない設定なのに、瀬尾まいこの物語のなかでは違和感なく、読後は優しい気持ちに包まれます。彼女の著作を全部読み終わってしまったらどうすればいいの、誰か代わる作家を見つけなければと思う今日この頃。

  • まずまずな感じ。瀬尾さんはやっぱり僕らのごはんは明日で待ってるが1番!「優しい音楽」「タイムラグ」「ガラクタ効果」の短編集。3つの中やったらガラクタ効果が1番好き。『人によって知っていることは、全然違う。常識だって思っていることも、ちょっとずつずれている。』ほんまにそうやと思う!大人になるほど無意識に自分の中の常識が出来上がってしまってて否定されたり違う価値観と出会うと「え?」とか「何で?」ってそれも無意識に思ってしまうけど、"everyone you meet is fighting a battle you know nothing about. be kind. alwaws."もそういうことだね。
    一人ひとり経験も考えも人生も違う!

  • 2017.3.22読了。
    やっぱり瀬尾まいこさん大好き!
    とにかく温かい気持ちになれる。この中ではタイムラグが一番ぐっときたかな。現実ではなかなかありえないことだけど。

    好きな表現
    ✳︎「恋人ができると、食べるものも食べ方のレパートリーも広がる。違う環境で育った人と親密になるのは、とても愉快なことなのかもしれない。」
    ✳︎「人によって知っていることは、全然違う。常識だって思っていることも、ちょっとずつずれている。俺は今日、賀詞と松の内について知った。そういうことを言葉を交わしているうちに、自然と身につけていくのは意味のあることだと思う。」

  • ★★★★★ 薄灰色に霞む世界を艶やかな撫子色に染めるのは、春雨に濡れた歩道橋の下へと舞い落ちる花びら。抱きしめた感触を忘れまいと必死に手を伸ばすが…擦り抜けた手の中には桜の花びらだけ。珠玉の3篇。『優しい音楽』息子の死を悼む曲に泣き、歌詞から再び滂沱の涙。『タイムラグ』孫がおじいちゃんにお願いする場面が泣ける。『がらくた効果』教授は大杉漣さんを連想。どれも不可解な状況から始まるのに、最後はほっこりした安心感を与える落差に痺れる。冒頭の書き出しから文章にスッと入り込めて読みやすく、幸せな読後感にぽかりする♪

  • 小説離れしていた私には、読み易く、とても良い作品でした!

  • 「おかしかろうが、今私たちの生きている社会の中で回っていくことこそ、大事なことなのですよ」(がらくた効果)不条理だろうが納得がいかなかろうが、社会の歯車として自分に似合う場所はある。それを見つけて生きていくことが必要だと感じたし、誰かにそれを気づかせることができる機会もあるんだなと思った。
    掴みもすばらしく優しい短編集です。

  • 瀬尾まい子さんの本は派手ではないし、壮大でもないけれど、だからこそ、よさがあります。読んだあと大切な何かを再認識できたり心がふっと軽くなります。

    工学域 3年生

  • 「人は誰かの代わりにはなれない」

  • 瀬尾まいこさんは、サラーっと
    読めちゃいますね!引き込まれます◎
    短編集なのですが、どの話も温かみが
    あって好きです。

    人それぞれ悩みとか絶対あるけど
    前向きに考えられたらいいなと
    思いました。

  • ≪瀬尾ワールド,満開!!≫

    「優しい音楽」…結末の,何とも言えないあたたかな余韻.千波ちゃん可愛すぎ.
    「タイムラグ」…設定と違うけど,なぜか深雪さんは竹内結子さん,佐菜ちゃんは鈴木梨央ちゃん,平太は草彅剛さんのイメージ(『黄泉がえり』に引っ張られた)で読んだ.
    「ガラクタ効果」…実は,はな子と佐々木さんに順応力のある章太郎が一番おかしな人なのかも.スタートを切らないといけないとき,背中を押してくれる人がいてくれるというのは,とても幸運で素敵なことなのかも.

  • 人はとても邪魔臭い
    その邪魔臭い分だけ
    人は傷ついたりもする
    でも
    その邪魔臭い分だけ
    人はいいもんだなぁ
    と 思ったりもする

    その「いいもんだなぁ」
    が描かれた短編集です

  • 絶対ありえないな。と思うのに、ほんわかした読み終わり。自分だったらイラつくだろうなと思うこともあるけど、ちょっとした良いこともあって。3つの短編、どれも好きです。
    幸福な食卓を2,3年前に読んで以来久しぶりの瀬尾まいこさんでした。

  • いい話かなあと思うけど、ちょっとないなあという感じもして。。。

全268件中 1 - 25件を表示

優しい音楽 (双葉文庫 せ 8-1)を本棚に登録しているひと

優しい音楽 (双葉文庫 せ 8-1)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

優しい音楽 (双葉文庫 せ 8-1)を本棚に「積読」で登録しているひと

優しい音楽 (双葉文庫 せ 8-1)の単行本

ツイートする