優しい音楽 (双葉文庫 せ 8-1)

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著者 : 瀬尾まいこ
  • 双葉社 (2008年4月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575511932

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優しい音楽 (双葉文庫 せ 8-1)の感想・レビュー・書評

  • 瀬尾まいこにしては結構ひねったつくりの3短編だけどやはり行き着くとこに行き着く安心感。

  • 駅での出会い、浮気相手の子どもと豪遊、拾われたおじさんとの暮らし…
    日常の中に起こる非日常に心が何だかうきうきする感じがしました。
    日常を楽しもうという自分の心がけ次第で、
    毎日はどんな風にも変わるんだということを教えられた気がします。
    読み終わった後に幸せな余韻が残る本です。

  • ヘヴィーな話に疲れたときに瀬尾まいこ。すぐに読めるボリュームながら、いい余韻の残る話。ちょっぴり妙ちくりんな設定の物語が3つ。

    1つめは表題作の『優しい音楽』。ものすごく可愛い女子大生から、駅で突然声をかけられた平々凡々な男性。「一目惚れではないけれど、あなたの顔を見ていたくなった」などという、変な声のかけられかた。後にわかるその理由は、男性にとって受け止めがたく悲しいもの。だけど、こういう出会いかたがあってもいいかもしれないと思わされます。楽器が奏でる鮮やかなシーン。

    2つめは『タイムラグ』。妻子ある男性と不倫中の主人公。都合のいい女になっているのがわかっているのに、彼の頼みを断れない。この日の彼の頼み事は想像を遙かに超えるもの。奥さんと旅行に行くから、その間、幼い娘を預かってくれという。よくもそんなことを不倫相手に頼めるものだと思いつつも引き受けてしまう。事情に気づいているのかいないのか、やってきた女の子と一緒に過ごす一日。

    3つめは『がらくた効果』。何でも拾ってくる癖のある妻。年の暮れ、妻が拾ってきたのはホームレス男性。いったい何を考えているのだと理解に苦しむ夫だったが、わずか数日でその男性と過ごす時間が当たり前のことになる。言葉づかいのやたら美しいその男性。いつのまにか夫婦ともに綺麗な言葉をつかうように。

    実際にはあり得ない設定なのに、瀬尾まいこの物語のなかでは違和感なく、読後は優しい気持ちに包まれます。彼女の著作を全部読み終わってしまったらどうすればいいの、誰か代わる作家を見つけなければと思う今日この頃。

  • まずまずな感じ。瀬尾さんはやっぱり僕らのごはんは明日で待ってるが1番!「優しい音楽」「タイムラグ」「ガラクタ効果」の短編集。3つの中やったらガラクタ効果が1番好き。『人によって知っていることは、全然違う。常識だって思っていることも、ちょっとずつずれている。』ほんまにそうやと思う!大人になるほど無意識に自分の中の常識が出来上がってしまってて否定されたり違う価値観と出会うと「え?」とか「何で?」ってそれも無意識に思ってしまうけど、"everyone you meet is fighting a battle you know nothing about. be kind. alwaws."もそういうことだね。
    一人ひとり経験も考えも人生も違う!

  • 2017.3.22読了。
    やっぱり瀬尾まいこさん大好き!
    とにかく温かい気持ちになれる。この中ではタイムラグが一番ぐっときたかな。現実ではなかなかありえないことだけど。

    好きな表現
    ✳︎「恋人ができると、食べるものも食べ方のレパートリーも広がる。違う環境で育った人と親密になるのは、とても愉快なことなのかもしれない。」
    ✳︎「人によって知っていることは、全然違う。常識だって思っていることも、ちょっとずつずれている。俺は今日、賀詞と松の内について知った。そういうことを言葉を交わしているうちに、自然と身につけていくのは意味のあることだと思う。」

  • 小説離れしていた私には、読み易く、とても良い作品でした!

  • 「おかしかろうが、今私たちの生きている社会の中で回っていくことこそ、大事なことなのですよ」(がらくた効果)不条理だろうが納得がいかなかろうが、社会の歯車として自分に似合う場所はある。それを見つけて生きていくことが必要だと感じたし、誰かにそれを気づかせることができる機会もあるんだなと思った。
    掴みもすばらしく優しい短編集です。

  • 瀬尾まい子さんの本は派手ではないし、壮大でもないけれど、だからこそ、よさがあります。読んだあと大切な何かを再認識できたり心がふっと軽くなります。

    工学域 3年生

  • 「人は誰かの代わりにはなれない」

  • 瀬尾まいこさんは、サラーっと
    読めちゃいますね!引き込まれます◎
    短編集なのですが、どの話も温かみが
    あって好きです。

    人それぞれ悩みとか絶対あるけど
    前向きに考えられたらいいなと
    思いました。

  • ≪瀬尾ワールド,満開!!≫

    「優しい音楽」…結末の,何とも言えないあたたかな余韻.千波ちゃん可愛すぎ.
    「タイムラグ」…設定と違うけど,なぜか深雪さんは竹内結子さん,佐菜ちゃんは鈴木梨央ちゃん,平太は草彅剛さんのイメージ(『黄泉がえり』に引っ張られた)で読んだ.
    「ガラクタ効果」…実は,はな子と佐々木さんに順応力のある章太郎が一番おかしな人なのかも.スタートを切らないといけないとき,背中を押してくれる人がいてくれるというのは,とても幸運で素敵なことなのかも.

  • 人はとても邪魔臭い
    その邪魔臭い分だけ
    人は傷ついたりもする
    でも
    その邪魔臭い分だけ
    人はいいもんだなぁ
    と 思ったりもする

    その「いいもんだなぁ」
    が描かれた短編集です

  • 絶対ありえないな。と思うのに、ほんわかした読み終わり。自分だったらイラつくだろうなと思うこともあるけど、ちょっとした良いこともあって。3つの短編、どれも好きです。
    幸福な食卓を2,3年前に読んで以来久しぶりの瀬尾まいこさんでした。

  • すらすら読める短編集。どの話にも不条理な部分が合って正直ムカつくし、その不条理さがパキッと解決されるわけではないんだけど、その苛立ちが話が進んでくうちにぐずぐずになっていって、読み終わったらなんとなく爽やかさすらある。全部がやさしい話だとおもう。表題作がいちばんすきかなあ。

  • いい話かなあと思うけど、ちょっとないなあという感じもして。。。

  • 3つのストーリーが入っていて さらりと読めます‼︎

  • 評価が高いのと表紙が可愛らしかったので図書館で借りたのですが・・・なんか私の心に響くものがありませんでした。
    星は表紙の可愛らしさだけです。
    話はぜんぜんついていけませんでした・・・。

  • 面白かった。
    とても読みやすくて、読後の余韻も良かったのですが、
    二つめの「タイムラグ」はちょっと共感できずに、入り込めなかったですね。「優しい音楽」「がらくた効果」はとても良かったです。自分の日常を同調させながら、あるあると思いながら。最後の余韻も良かったです。
    最後の解説に書いてありましたが、確かに書き出しがうまい作者ですね。一気に読み終わりました。

  • 瀬尾ワールドに見事にハマってしまい、学校帰りの電車で読了しました。
    解説でも述べられていた通り、冒頭の書き出し方が絶妙。最初の数行を読んだらもう先が気になって仕方なくなってしまいました。
    なかなかありえなさそうな恋愛についてのお話なのに、なぜか恋人たちの生活はイメージしやすく親しみやすいものに感じられました。
    誰かと恋をしたり、愛しあったりしたくなる一冊だと思います。

  • 3つのいずれも少し普通では考えられない設定の物語。そんな状況ある?!と少し驚くが それがとても愉快で、各々の登場人物が徐々に気付いていくことに心が暖かくなってホロリとくる。 瀬尾さんの作品は外れがなく、人間関係の描き方が素晴らしい。自分もこんな風に人と関わっていきたいと毎回思う。

  • じんわり、ほわほわと心に沁みる短編集です。やさしい気持ちになれますね。

  • 短編が3部入っている

    瀬尾ワールド全快だった。
    私は瀬尾さんの本に出てくる恋人達のやりとりがとても好き。

  • 久しぶりに読み返しました。
    少し苦くもほっこり、ほのぼのな短編3つ。

    「優しい音楽」
    「タイムラグ」
    「ガラクタ効果」

    登場人物の関係性がどんなに歪でも妙に優しい気持ちになれる。瀬尾さんの力だなぁと思います。
    さっぱりとしているのに愛情に溢れている。不思議な感覚です。

  • ホームレスのおじさんを拾ってきちゃった話がいちばんすき

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