七姫幻想 (双葉文庫 も 13-1)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575512540

感想・レビュー・書評

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  • 神代の時代から江戸時代までを舞台にした7つのお話。何かしらリンクしていて、昔の出来事が昔話、伝説…のように伝えられてるのが面白いと思った。「朝顔斎王」が個人的には好きだ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「何かしらリンクしていて」
      面白そうだからチェック入れておこう(森谷明子は、ちゃんと読んだコトがない)。。。
      「何かしらリンクしていて」
      面白そうだからチェック入れておこう(森谷明子は、ちゃんと読んだコトがない)。。。
      2014/03/26
  • 想像以上に素敵な本だった。
    各ストーリーの繋がり合う様が鮮やか。
    ぞくっとするようなミステリー要素や、恋愛要素を美しく物語にしている。読んでよかった。

  • 後撰和歌集を編纂した、清原元輔が主人公…かな。
    清少納言のお父さんねー。 

  • デビュー作の前作が面白くて読むも、全てが力作ではないという真理確認しただけ。歴史を舞台にしたミステリーは、色々想像力をかき立ててくれるが、いかんせん、短編だと登場人物追うのに精一杯で緻密な謎に挑む前に飽きてしまう!

  • 他の本も読んでみようかな。

  • 面白い!森谷明子さんの本は、作品の種類が多様で、それぞれが面白い!その中でも、こういう歴史から題材を得たものは本当に面白い。
    文章のリズムも、きっと、私に合っているのだろうと思う。読んでいて心地よいのです。
    秘かに続いている伝説が、少しずつ世の中と触れ合う物語。あの人やこの人が伝説の中に意味を持っていく過程が、なんだかとってもすっきりと懐かしい感じがします。
    紫式部の香りがすると、読んでてニンマリしてしまいます。
    地図アプリが発達した昨今、伝説の中で生きるのは難しい、伝説が生まれるのは難しいのだろうな、と思いました。
    情景描写が巧みで、美しく心に残ります。情景の中に詠みこまれた「情」が切なく迫ります。
    新しい作品がどんどん生まれてほしい作家さんです。

  • なかなか入り込めなかったけど、
    面白いところは面白かった。
    女の嫉妬とか…
    都の姫って可憐のようで中身ドロドロだったりね。人間クサイところが好き。

  • 機織姫の一族の連面と続く物語。昔、似たような機織姫の物語を読んだ記憶がふっと浮かんできたけど、詳しい内容はまったく出てこない。イメージだけが鮮明で小説なのかも定かじゃない。とまあ、それはともかく、面白い。なんとなく民俗学的手法が用いられた感じも好き。

  • 衣通姫伝説から平安摂関期、江戸時代まで、様々な時代を舞台にした短篇集。伝奇的要素とミステリ要素が絡み合っていた。

  • 七夕の織姫伝説にまつわる物語、なんて聞くと絶対に読みたくなる。むむう。

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著者プロフィール

1969年静岡県生まれ。日本画家・屏風作家。筑波大学大学院芸術研究科美術専攻日本画分野修了。渦巻きをモチーフにした屏風制作を行う傍ら、神社、寺院,協会への奉納絵画をライフワークとして続ける。 主な奉納・収蔵作品大徳寺聚光院伊東別院 墨筆による「千利休座像」軸一幅/駿河総社静岡浅間神社四曲一双屏風「神富士と山桜」。主な出版物 絵本『おかあさんはね、』(ポプラ社)/絵本『メロディ』(ヤマハミュージックメディア)/絵本『サクラの絵本』(農文協)/詩画集『国褒めの歌巻一』(牧羊舎) 
自身の日本画制作に加え、寺社奉納絵画、絵本制作、コラム等の執筆、講演会等を行う。人と人、人と自然、人と宇宙が穏やかに調和する日本文化の特質を生かし、新しい世界に向けたパラダイムシフトを呼びかけている。静岡ユネスコ協会常任理事。

「2020年 『ジャポニスム ふたたび』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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