- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575513233
作品紹介・あらすじ
アメリカ合衆国の首都、ワシントンDCにある空港で少年が車に撥ねられ死亡した。撥ねたのは日本人留学生・カオリ。取り調べの結果、カオリは告発されなかったが現職警官である少年の母親は納得せず、復讐を宣言して失踪。その報を受けて、FBI捜査官・タミはカオリを警護することになる…。捜査陣に罠を仕掛け、幾重にも敷かれた捜査網をことごとく破る暗殺者と、必死に職務を遂行するタミが究極の心理戦を展開する超一級サスペンス。
感想・レビュー・書評
-
久々のヒット、文句なくおもしろい。アメリカでの人種差別まだまだあるだろうし、日本人もその対象のひとつなのは現実であっても気分はよくないなあ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アメリカが舞台の話でしたが、読み始めにココロの準備がなかったので、物語に入り込むのに時間がかかりました。(時代モノと海外モノは読み始めるときに若干の覚悟がいるのです。個人的に)
物語に入り込んでからは二転三転してハラハラさせられました。 -
アメリカのクリスマスを過ごす女性警官の話。
この時期に読もうと思って積んだまま3年放置してしまった。。
クリスマスな感じはあんまりなかったけど
日本人の12月とはクリスマスとは意味合いが全く違うものなんだろうな。
メリークリスマス。 -
全然期待せずに読み出したのですが、
良い意味で期待を裏切られました( ,,´・ω・)ノ
めっちゃ面白かったww
一気に読み上げてしまいました。
多島さんめっちゃ好きやわ~
後半は特にグイグイ引きこまれて、ドキドキしました。
とっても読みやすいので小説初心者にもオススメできる作品です。 -
1990年の作品、当時の世相は今とはずいぶん変わっていると思うので、若干の違和感を感じるものの、なかなかのサスペンス&アクションに仕上がってます。
とある理由から日本人大学生(この女の子がバカっぽくてさっさと殺されてしまえ!と思った)を復讐者の手から守ることになる日系3世のFBI女性捜査官が主人公。
復讐者は現職の婦人警官、彼女の息子を日本人女子大生は突発的にひき殺してしまうのだけど、告発されずに無罪放免。息子の敵を討つ女警官と、守る捜査官の対決です。
アメリカの警察組織とかFBIの内情など取材をしっかりして描き込んでるのはいいんだけど、警官の息子が死ぬことになるいきさつとか、女子大生の心情とか、背後関係がはっきりしてないのがちょっと残念。
当時は日本経済がイケイケの時代でアメリカへの進出も華々しかった時、もちろん節操のない経済進出は「ジャパン・バッシング」として批判も大きかったようで、さらにクリスマス近くの「リメンバー・パール・ハーバー」と相まって四面楚歌状態の女捜査官の心情をメインに描きつつ進行してきます。
まぁラストまで飽きることなく読了できました。
FBIで女捜査官といえば「クラリス・スターリング」(羊たちの沈黙)を思い出しますが、こちらは1988年のの刊行、映画は1991年。やはり影響は受けたんだろうな…と思います。 -
タミ格好良いよ
私はシンプルにハラハラして面白かったと思う -
90年代のアメリカの反日感情が高まるクリスマス季節の事件を日系のFBIを主人公に描いていますが、途中からこの設定の意味がないただの刑事対犯人の事件ものになっていたのがちょっと残念
-
タイトルからは想像し難い内容。
息子轢いた日本人女性への復讐に燃える女性警官と警護につく日系女性FBI捜査官との戦い。
欧米人からすると日本人がどれほど異質か(嫌われているか)少し考えさせられた。
あとは遠くから狙撃された場合、音の方があとから来る描写に感心した。
ラストは少しあっさりか。警護対象の日本人女性が一番悪いのでは。 -
【失踪中の多島斗志之さんの息子さんが情報提供を呼びかけ中】
身長170cm位痩せ身、
ぐるりとツバのあるサファリ帽・眼鏡着用の可能性高、
黒髪、ヒゲ(あご髭は白)
目撃情報などは息子さん(Twitterで @suzilard 宛 or ブログ<http://ameblo.jp/suzilard/>)か、伏見警察署 生活安全課 0756020110 へ