告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

著者 : 湊かなえ

• 双葉社 (2010年4月8日発売)

感想・レビュー・書評

[セシルの夕陽さんの感想 · 2020年5月16日]

話題作ですし、文章は巧いと思いました。
面白いか？面白くないか？…面白い。
好きか？嫌いか？…嫌い。
作者の意図は？ 救いがなく、なんか品がないな。

[ニャンちってさんの感想 · 2022年12月26日]

他人の心の声をずっと聞いてるような読書体験。気持ち悪い。けど最後まで読んでしまった。

[りさパパさんの感想 · 2023年7月13日]

娘を亡くした母が次第に範囲を広げて復讐していくさまが描かれていたが自分には理解が進まなかったな

[あかりんごさんの感想 · 2023年5月15日]

エンタメって言葉がぴったり。
んー、ここまでの殺人を考えたのも凄すぎるし、
その人が語ってるようにしかみえないのはすごい。
あまり響かないかなぁ。
ささって読み終わった！

[シャルロットさんの感想 · 2012年11月21日]

本屋大賞受賞作の湊かなえさんの処女作。
まず第一に言いたいのは編集さん。文庫版は1ページに15行文字が収まっていたと記憶してますが、文字が少し大きい気がします。本屋大賞を受賞した作品は、普段本を読まない人のために文字を大きくしなきゃならないのですか？
第二に、第一章が評判が良く、それから長編の本にするため二章からの作品をつくったみないな印象を受けました。(二章からは作者の都合がいいように展開していき、どんでん返しはおきません。)

この本楽しみ方は第一章だけをよんで余韻を残して読み終わることだと思います。第一章だけだと面白いと思いますし。(先生の一人称はスピード感もありますし、出来自体は良いと思います。)

厳しいことを書いてしまいましたがこれからのご活躍に期待します。

[yomupandaさんの感想 · 2011年6月16日]

新しい語り口で引き込まれるものの・・・なんとも後味の悪い。　評価高く手にとってみたものの。。どうなんだろう。本当に面白い？これ。

[とももんさんの感想 · 2023年10月8日]

ちょっと怖かった

[ゆーもんさんの感想 · 2023年7月13日]

人間の残酷な部分が全て詰め込まれたような感じ。結局誰が悪いのかなんて分からないし、全員が哀れ。でも偽善要素が全くないからむしろ気持ち良い。傍から見ればしゅうやが心底狂ってる異世界人のように見られるが、生い立ちを知ればそうなるのも理解はできなくはない気がする。
もりぐちの復讐も気持ちが良かった。
色んな人間の負の感情が少しづつ化学反応を起こして大爆発した結果。
最後の復讐はもりぐち中々やるやん！！！って気持ちもあるけど、他の方の感想見て「虚無感」が残るってのがあって、これだと思った笑

[たけやんさんの感想 · 2019年12月2日]

イヤミスは嫌いではない。しかしこの本は好きではない。ある教師が皆の前で告白する。「私の娘が、生徒に殺された」。デビュー作と考えたら、構成、読ませる力等は凄いと思うのだが、いかんせん私的嫌悪感が凄い。どの登場人物も、嫌悪感行動ポイントを持っている。ポイントがどんどん溜まって、ついに自分の許容範囲を超えた！！かと言って深みのような余韻のようなものも感じない。表面のザラザラ感が残るのみ。グイグイ読めるリーダビリティは評価。

[ものぐさドラゴンさんの感想 · 2019年10月12日]

エイズの夫に、殺人マシーンを作る生徒。
それに、たまたま子供がいて、殺人マシーンの餌食にされる。
それからは、牛乳に血液入れて殺人。
生徒は誰もそのことを外部に漏らさない。
それからは、いじめが始まる。

どんだけ、突拍子も無いことで、読者を惹きつけようとするのか？
その魂胆にうんざりした。
勝手にやってろ。くだらない。

ありえなさすぎ。
心が無い、無味乾燥的な内面描写。
まるで、無機質の人工AIのような小説。

著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』（『望郷』に収録）で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。