リセット (双葉文庫)

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著者 : 垣谷美雨
  • 双葉社 (2010年12月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575513998

リセット (双葉文庫)の感想・レビュー・書評

  • なんとなく読み始めたけれど、結果的には普通な感想しか残らず。決しておもしくないわけではないのだけど、登場人物に深みが感じられなかったのか・・・。

    メインは女性3名。
    40代にになり、それぞれの人生を色々な思いで(ネガティブ)で過ごしていたけれど、突然、高校生にタイムスリップ。これまでの記憶はそのままに、高校生に戻ることになったので、出会う人、未来を選択し直せる。

    後悔を元に、違う人生を歩もうとするのだけど。。。

    それぞれ共感できる部分はあるのです。今の人生を後悔しているのもよくわかる。
    だから、やり直そうとするその言動も納得はできるのだけど・・・。やり直すってそんな単純なものかなって思ったり。

    そして、違う未来を選んでも、誰もそれに満足していない。きっと、次があったとしても、同じなのかなーって思う。

    私もそうなのかな。
    違う未来があったとして、それを思い描いたとしても、結局その世界にだって、100%満足することはなくて、愚痴もあれば不満もある。

    結局、今、そこにある現実を自分は選んで、そこで幸せになる方法を模索するしかないのかもね。

    私の一番の不満は、知子の旦那かな。今の世界でも、戻った世界でも、自分勝手でわがままで、イライラしてしまう。彼の考え方に本当に嫌悪してしまって、結局、そこは変わらないままだったので、残念。

  • もしも自分の人生がやり直せるとしたら・・・いったい何歳に戻りたいと思うだろう。
    自分が一番輝いていた年齢?
    それとも、まだ自分が何者にもなっていない年齢?
    いまの記憶のまま戻れるなら、いったいいつに戻りたいと願うだろう。
    就職している人は、また同じ職業につきたいと思うのだろうか。
    結婚している人は、また同じ人と結婚したいと思うのだろうか。
    どんなに今の状況に満足していても、やっぱり違う人生にも興味はある。
    もっと真面目に真剣に勉強していたら・・・。
    もっと思い切りやりたいことをやっていたら・・・。
    人生にもしもはないけれど、そんなこともちょっと思ったりする。
    何歳になっても、人間その気になりさえすればその日から変わることができる。
    きっとそういうことなんだろう。
    さて、私は変わるつもりがあるのだろうか。
    自分でも、まだわからない。

  • 隣の芝生を青く見える。どんな人生にも後悔は残る。誰だって頭では分かっていても人生をリセットすることが可能ならきっと、そうすることだろう。どこで何に折り合いをつけるのか、それを模索することこそが人生なのかもしれない。
    あらすじ(背表紙より)
    ぼんやりした不安と不満を抱え、それでも平凡に暮らしていた三人の女性が、突然、高校時代にタイムスリップさせられてしまう。“未来の想い出”がリプレイされる毎日は、彼女たちの意識を少しずつ変えていく。そしていま、再び新しい人生へ!人生は変えられることを教えてくれる長編if小説。文庫特別収録。著者インタビュー「文庫刊行によせて」。

  • 2017/2/5

    「人生やり直したいな」そう考える47歳の女性たちがなんと高校時代にタイムスリップ。
    人生、やり直したところで自分は変えられない。
    同時収録インタビューの「娘の教育には一生懸命だけど自分は専業主婦、という人たちは多い」て一文に打ちのめされた。
    もう遅い、と思わずやりたいことやろう。

  • いわゆるタイムスリップもの。
    読みやすく、エンターテインメント性も高く、そしてしみじみと考える要素もある。

    ぼんやりとした不安や不満を持ちながらも平凡に暮らしていた、47歳の女3人。高校の同級生である彼女たちは、ある日偶然の再会を果たし、流れから近くのお店に食事に出掛けた。
    洞窟のような不思議な作りのその店で、あるきっかけから、3人は高校時代にタイムスリップする。

    47年の人生の記憶を持ったままの、17歳へのタイムスリップ。
    それぞれ全く違う人生を歩みつつ(結婚して出産する人生、未婚のままエリートコースを歩む人生、未婚で夜の仕事をしている人生)それぞれが自分の人生に不満と不安を抱えている。
    だからやり直した人生では、元々の自分とは違う生き方をしたいと望むのは、ごく自然なことだと思う。
    この小説の登場人物3人も、そうしてタイムスリップ後の人生は元とはがらりと変えた道を歩み始める。
    そして15年後…果たして3人の胸中は?という物語。

    自分が選ばなかった人生に思いを馳せる。ということを、ひとつ前の本のレビューで書いたばかりなのだけど、実際は出来ない「もうひとつの人生を歩むこと」をこの小説では実現出来る。
    とても夢がある話だ。でも実際は、生き直したところで、自分が自分である限りは完全に不満や不安が消えることはないのだと思う。
    パーフェクトな生き方なんて存在しない。
    人は無い物ねだりをする生き物だから、自分とは違う生き方に嫉妬を覚えたりするけれど、その“違う生き方”に身を置いた途端、元の自分の生き方が恋しくなるものなのかもしれない。

    結婚、出産、仕事。
    ひとつ取っても様々な選択があって、羨ましく思えるような他人の選択を自分がしたとしても、幸せと思えるかどうかは分からない。
    自分には自分に合った生き方がある。他人から羨まれなくても、不満や不安だらけだとしても。

    裏テーマ?としては、男女平等は難しい、というか実際のところは無理、というのがあるのかも。そういう部分がけっこう熱心に描かれていると思う。
    男らしさ、女らしさって昔に比べたら薄れてるんだろうけど、まだまだ根強いものがあると思うから。
    「女は早く結婚して子どもを産め」とか平気で言う人、いまだにいるもんね。

    夢があるSFというよりは、リアルなSF。
    実際には起こらないことだから、想像して自分の人生を見つめる、そういうきっかけになりそうな物語。

    垣谷美雨さんの小説、他にもSFちっくで面白そうな作品がたくさん。

  • 良妻賢母の専業主婦、バリバリのキャリアウーマン、パートで働きづめの独身…

    高校卒業後、47歳でばったり再会した元同級生の女たち。

    他人が羨ましく、こんなはずじゃなかった…と後悔しながら日々暮らす3人がひょんなことから30年前にタイムスリップ。高校生の頃に戻り、人生をやり直せるように…

    夢を叶え女優になる者、不良をやめて玉の輿になる者、結婚して家庭に入る者…

    それぞれ、かつての自分が成し遂げられなかった道を選ぶ3人だがその先にもまた、こんなはずじゃなかった…と思うことはあり…

    日々がそれなりに幸せでも、こんなはずじゃなかった…と思ったことが一度もない人は少ない。

    女性の社会進出がまだ多数派ではない時代設定で、それゆえに感じる不満や理不尽が細かく描写され、彼女らが最後にどの道を選ぶのか、自分はこれからどうなりたいのか…重ねた部分もあり。。

  • 過去に戻って別の人生を生きてみて、新たな視点を得て、それをリセットして、また今の人生を生き続ける、とゆーお話で、別の人生を生きている間を「なんだかなぁ・・・」という気持ちで読んでいたんだけど、ラストはよかったかなw
    別の人生を生きてみなくちゃ、今の人生を変えられないってゆーのが、あまり好みではない。
    やり直せないからこそ人生なのだ。でも今から生き直すことはできる。どん底に落ちても這い上がる、地べたを這ってでも前に進む、その先に必ずある希望の光を見失わずに生き続ける人が私は好き。

  • 過去に戻って人生をやり直せていいな~!と思ったけど、その分人生が長くなるので、ちょっとしんどいかも。現実的に、過去に戻って人生をやり直すのは無理だけど、これからの人生を変えることは出来るんだなぁと思った。

  • ぼんやりした不安と不満を抱え、それでも平凡に暮らしていた三人の女性が、突然、高校時代にタイムスリップさせられてしまう。“未來の想い出”がリプレイされる毎日は、彼女たちの意識を少しずつ変えていく。そしていま、再び新しい人生へ!人生は変えられることを教えてくれる長編if小説。

  • 面白かったです。中年女性は、たぶん共感しながら読めると思います。ストリーはアラフォーの女性3人が30年前にタイムスリップして高校生から人生をやり直すという内容。私も人生折り返し地点まで生きてきて、あの時あちらの道を選んでいたら、どうなっていたんだろうと考えることがあるから、どんな展開になるのかワクワクしながら読み進めました。ラストまで読むとわかりますが、今の人生に満足できないのは結局、自分自身の問題。後先を考えずにすすんでしまう若い人や今の生活に不満を持っている若くない人に読んでほしい小説です。

  • 垣谷美雨さんの本は初めて読みました。
    ブクログのおかげで出会った作家さん。
    【あなたの人生、片付けます】というタイトルがとっても興味深くて、古本屋さんへ。
    こんな時には出会いがあるもので、この【リセット】がすぐ目に飛び込んできた(笑)
    読みたい本に出会うのがちょっと難しいバンコク。
    もちろん紀伊国屋さんへ行けば手に入るのですが、なんせお値段が日本の1.5倍なので…(涙)
    古本屋さんも大人気で、気に入った本はすぐに買わなければ、すぐに売れてしまいます。
    なので、読みたいと思っていた本、作家さんに出会えるとしあわせ!

    期待して読み始めた垣谷さんの本でしたが、期待通り、とっても面白かった!
    一気読みでした!

    1959年生まれの垣谷さんですが、デビューは2005年。
    この【リセット】は2作目。

    兵庫県青海町で育った知子、薫、晴美の三人は高校の同級生。
    家庭環境も性格も、その後に歩んだ人生も全く違う三人が、ある日、導かれるようにして再会する。
    現在の暮らしに不満を持っていた三人が、高校時代へタイムスリップしてしまい…

    タイムスリップという設定はよくある(?)ことのように思うのですが…
    それが、この本ではちょっと違う。
    ラストはかなり良いです♪

    垣谷さんの本、もっと読んでみようと思っています。

    少し前に読んだ小路幸也さんの【カレンダーボーイ】もタイムスリップものでした。
    こちらは幼なじみの男性二人がタイムスリップ。
    この本のラストは切なくて、これまた良かったのですよね~

  • 垣谷美雨はコレから入った、という人が多い「リセット」を読む。
    ひょんなことから再会した47歳の女性たち。それぞれの立場は
    愚痴る専業主婦、キャリア系行かず後家、そして極貧独身中年と
    いう感じ。現状に不満を持ち、出来ることなら人生をやり直した
    い、と思っていた3人が、30年前・高校三年生の時代にタイムス
    リップして人生をリセットする、という内容。

    いやまぁね、ありがちと言えばありがち過ぎる設定。
    ただ、47歳の記憶を有したままもう一度人生がやり直せる、と
    いうのは、誰もが一度は覚えのある筈の小っ恥ずかしい妄想を
    堂々と文章にし、なおかつ決してハッピーにしない、という夢の
    砕き方が、救いがなさ過ぎて実に見事。決して皮肉では無い。

    問題があるとすれば、これを読んだ人の半分が「人生?どうでも
    いいよ、そんなの」とか感じそうなところ。実は僕もソッチの
    クチなのだが。要らぬお世話とは言え、ちょっと心配。
    まぁ、それも正直どうでもいいけど(^^;)。

  • 人は誰しも後悔してることがあるものだけど、
    ここから後悔しないように。
    もしまた後悔することがあってもそれを悔やむだけじゃなくて次に活かすように。

    それも含めて一度きりの人生。

  • ずっと気になっていた作品。
    今の時期に読めて良かったのかも。十分人生を噛み締めた中身が40代でタイムスリップしたのなら、人生上手く好転させられるのではないかな、と思っていたけれど。どんな状況でも、やっぱり他人を羨んたり、自分の不運を嘆いたりしてしまうものなのかも。
    今の自分を受け入れ、良くしようと考える!

  • 面白いと思うし、一気に読めた。
    ありがちなテーマで目新しさは無いんだけど
    登場人物が3人になっている事で、話の厚みが単純に
    3倍にはなっているから、飽きないのだと思う。

    ただただ、子供達がかわいそうだとマジメに思ってしまった(笑)

  • 三者三様の人生を歩んできた3人の中年女性が「リセット」して高校生からやり直す話。
    珍しい設定ではないが、もう一回受験するのは勘弁とか、自分に当てはめて考え込みながら読み進めてしまえる一冊。
    この作者は母娘関係の描写が絶妙。

  • あの頃に戻れたらこうしたい。と考える人達がタイムスリップして違う人生を歩む物語。面白かった。

  • ぼんやりした不安と不満を抱え、それでも平凡に暮らしていた三人の女性が、突然、高校時代にタイムスリップさせられてしまう。”未来の想い出”がリプレイされる毎日は、彼女たちの意識を少しずつ変えていく。そしていま、再び新しい人生へ! 人生は変えられるかもしれない……読んだあと、景色が違ってみえるような、不思議と元気になれる長編小説。

  • 垣谷さん続けて読んだのでテーマに飽きたw

  • 大人なら誰もが1度は願うこと。
    もし自分がこうなったら…と色々妄想膨らませながら読んでた。

    社会と女性について、今まで考えていなかった視点から考えさせられた。勉強になった。

  • 知らない作家さんの本は自分からはなかなかよまないのですが、ゼミの課題図書になっていたので読んでみました。
    アラフォーくらい?の3人の女性が、「今の人生ではない」人生を歩むため、それぞれの高校時代に戻ってやり直しを試みる話。

    どんな人生でも、芯がぶれたら結局隣の芝生は青いっていうことですね。
    将来あれしたいこれしたいというものがない私にはかなりグサリとくる作品でした。後ろばかり見ないで、前を見なければ、とズキズキ感じる作品です。

  • あの頃に戻って人生をやり直してみたい、という話。三人の登場人物が固まっていて話が発散せず濃いまま続く。結局は自分次第という教訓めいたところに落ち着くということか。

  • 2013年9月4日読了。うーん。

  • 「人生をやり直せたら」そう思いながら鬱々と日々を生きている3人の47歳の女性が30年前にタイムスリップ!高校3年生から人生をやり直すが・・・・・・。垣谷さんらしい、前向きなラストで元気をもらいました。

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