リセット (双葉文庫)

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著者 : 垣谷美雨
  • 双葉社 (2010年12月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575513998

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リセット (双葉文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 垣谷美雨さんの本は初めて読みました。
    ブクログのおかげで出会った作家さん。
    【あなたの人生、片付けます】というタイトルがとっても興味深くて、古本屋さんへ。
    こんな時には出会いがあるもので、この【リセット】がすぐ目に飛び込んできた(笑)
    読みたい本に出会うのがちょっと難しいバンコク。
    もちろん紀伊国屋さんへ行けば手に入るのですが、なんせお値段が日本の1.5倍なので…(涙)
    古本屋さんも大人気で、気に入った本はすぐに買わなければ、すぐに売れてしまいます。
    なので、読みたいと思っていた本、作家さんに出会えるとしあわせ!

    期待して読み始めた垣谷さんの本でしたが、期待通り、とっても面白かった!
    一気読みでした!

    1959年生まれの垣谷さんですが、デビューは2005年。
    この【リセット】は2作目。

    兵庫県青海町で育った知子、薫、晴美の三人は高校の同級生。
    家庭環境も性格も、その後に歩んだ人生も全く違う三人が、ある日、導かれるようにして再会する。
    現在の暮らしに不満を持っていた三人が、高校時代へタイムスリップしてしまい…

    タイムスリップという設定はよくある(?)ことのように思うのですが…
    それが、この本ではちょっと違う。
    ラストはかなり良いです♪

    垣谷さんの本、もっと読んでみようと思っています。

    少し前に読んだ小路幸也さんの【カレンダーボーイ】もタイムスリップものでした。
    こちらは幼なじみの男性二人がタイムスリップ。
    この本のラストは切なくて、これまた良かったのですよね~

  • ぼんやりした不安と不満を抱え、それでも平凡に暮らしていた三人の女性が、突然、高校時代にタイムスリップさせられてしまう。“未來の想い出”がリプレイされる毎日は、彼女たちの意識を少しずつ変えていく。そしていま、再び新しい人生へ!人生は変えられることを教えてくれる長編if小説。

  • 評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    ぼんやりした不安と不満を抱え、それでも平凡に暮らしていた三人の女性が、突然、高校時代にタイムスリップさせられてしまう。“未来の想い出”がリプレイされる毎日は、彼女たちの意識を少しずつ変えていく。そしていま、再び新しい人生へ!人生は変えられることを教えてくれる長編if小説。

    面白かった。
    こういうファンタジックな本は沢山あるが、この作者の女性ならではの視点に激しく同調出来た。
    専業主婦に対してキャリアウーマンが考える事や、ステータスの高い女性が水商売の女性に対して思う事等々口に出して言えないが何故か一々うなずけた。

  • いわゆるタイムスリップもの。
    読みやすく、エンターテインメント性も高く、そしてしみじみと考える要素もある。

    ぼんやりとした不安や不満を持ちながらも平凡に暮らしていた、47歳の女3人。高校の同級生である彼女たちは、ある日偶然の再会を果たし、流れから近くのお店に食事に出掛けた。
    洞窟のような不思議な作りのその店で、あるきっかけから、3人は高校時代にタイムスリップする。

    47年の人生の記憶を持ったままの、17歳へのタイムスリップ。
    それぞれ全く違う人生を歩みつつ(結婚して出産する人生、未婚のままエリートコースを歩む人生、未婚で夜の仕事をしている人生)それぞれが自分の人生に不満と不安を抱えている。
    だからやり直した人生では、元々の自分とは違う生き方をしたいと望むのは、ごく自然なことだと思う。
    この小説の登場人物3人も、そうしてタイムスリップ後の人生は元とはがらりと変えた道を歩み始める。
    そして15年後…果たして3人の胸中は?という物語。

    自分が選ばなかった人生に思いを馳せる。ということを、ひとつ前の本のレビューで書いたばかりなのだけど、実際は出来ない「もうひとつの人生を歩むこと」をこの小説では実現出来る。
    とても夢がある話だ。でも実際は、生き直したところで、自分が自分である限りは完全に不満や不安が消えることはないのだと思う。
    パーフェクトな生き方なんて存在しない。
    人は無い物ねだりをする生き物だから、自分とは違う生き方に嫉妬を覚えたりするけれど、その“違う生き方”に身を置いた途端、元の自分の生き方が恋しくなるものなのかもしれない。

    結婚、出産、仕事。
    ひとつ取っても様々な選択があって、羨ましく思えるような他人の選択を自分がしたとしても、幸せと思えるかどうかは分からない。
    自分には自分に合った生き方がある。他人から羨まれなくても、不満や不安だらけだとしても。

    裏テーマ?としては、男女平等は難しい、というか実際のところは無理、というのがあるのかも。そういう部分がけっこう熱心に描かれていると思う。
    男らしさ、女らしさって昔に比べたら薄れてるんだろうけど、まだまだ根強いものがあると思うから。
    「女は早く結婚して子どもを産め」とか平気で言う人、いまだにいるもんね。

    夢があるSFというよりは、リアルなSF。
    実際には起こらないことだから、想像して自分の人生を見つめる、そういうきっかけになりそうな物語。

    垣谷美雨さんの小説、他にもSFちっくで面白そうな作品がたくさん。

  • 垣谷美雨はコレから入った、という人が多い「リセット」を読む。
    ひょんなことから再会した47歳の女性たち。それぞれの立場は
    愚痴る専業主婦、キャリア系行かず後家、そして極貧独身中年と
    いう感じ。現状に不満を持ち、出来ることなら人生をやり直した
    い、と思っていた3人が、30年前・高校三年生の時代にタイムス
    リップして人生をリセットする、という内容。

    いやまぁね、ありがちと言えばありがち過ぎる設定。
    ただ、47歳の記憶を有したままもう一度人生がやり直せる、と
    いうのは、誰もが一度は覚えのある筈の小っ恥ずかしい妄想を
    堂々と文章にし、なおかつ決してハッピーにしない、という夢の
    砕き方が、救いがなさ過ぎて実に見事。決して皮肉では無い。

    問題があるとすれば、これを読んだ人の半分が「人生?どうでも
    いいよ、そんなの」とか感じそうなところ。実は僕もソッチの
    クチなのだが。要らぬお世話とは言え、ちょっと心配。
    まぁ、それも正直どうでもいいけど(^^;)。

  • 人は誰しも後悔してることがあるものだけど、
    ここから後悔しないように。
    もしまた後悔することがあってもそれを悔やむだけじゃなくて次に活かすように。

    それも含めて一度きりの人生。

  • ずっと気になっていた作品。
    今の時期に読めて良かったのかも。十分人生を噛み締めた中身が40代でタイムスリップしたのなら、人生上手く好転させられるのではないかな、と思っていたけれど。どんな状況でも、やっぱり他人を羨んたり、自分の不運を嘆いたりしてしまうものなのかも。
    今の自分を受け入れ、良くしようと考える!

  • 47歳で偶然再会した高校の同級生が、高校生にタイムスリップして人生をやり直す

  • 自分も過去に戻ってやり直したいと思ったことがあったので買いました。いろいろ考えさせられる本だった。

  • 人生をやり直せたらどんなにいいか。
    そう思う人は多いと思います。
    この物語の主人公の知子、薫、晴美の三人もそう思っていました。それが「遠来の客」という店のおかげで30年前の高校三年生に戻ることができました。
    その後の人生が良かったのか。
    女性の生きにくいパターンがうまく書かれています。
    解説を読んで、元SEということで親近感もわきました。
    隣の芝生は青かったのか、知りたければ是非本書を読んでみるべきです。
    この本を読んで、人生が変わる人もいるのではないかと思いました。

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リセット (双葉文庫)の作品紹介

ぼんやりした不安と不満を抱え、それでも平凡に暮らしていた三人の女性が、突然、高校時代にタイムスリップさせられてしまう。"未来の想い出"がリプレイされる毎日は、彼女たちの意識を少しずつ変えていく。そしていま、再び新しい人生へ!人生は変えられることを教えてくれる長編if小説。文庫特別収録。著者インタビュー「文庫刊行によせて」。

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