ヒトリシズカ (双葉文庫)

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著者 : 誉田哲也
  • 双葉社 (2012年4月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575514933

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ヒトリシズカ (双葉文庫)の感想・レビュー・書評

  • 誉田さんの「ヒトリシズカ」です。

    暗い話です。でも潔い感じがします。女性ならではの強さなのか。

     読み終えてから、「シズカ」と言う主人公の視点が無い事に気が付いた。全てのシーンにおいて、周囲の関わる人達の視点のみで形成されている、静香と言う女性。コレが余計にミステリアスにしています。読者も、静香の本当の心理を推理するしかありません。
     東野さんの「白夜行」のシリーズと同じ手法です。

    いやー、読んでてドキドキしました。

    東野圭吾、伊坂幸太郎、有川浩。この3人に並んでも、全く劣らない誉田哲也。
    ジウ、姫川、武士道も読んだ。次は何読もうか・・・

  • 一話を読み終わって、あぁなんだ短編集か、、、とがっかりしていたら、全然そうではなく、おもしろすぎて、一気読み。

    悲しい話、という思いは持たなかった。
    うまいな、と思う。
    読ませるな、と。

  • 警察官の話の短編集かと思っていたら、一貫して一人の女性が関係する話だった。
    様々な事件が起こり、それに関わる冷徹な女性(最初は少女か)。最終話でその結末が解る。結局、静加は幸せになりたかったのか、幸せにしたかったのか、復讐したかったのか、掻き乱したかったのか…
    実際こんな少女が世の中にいたら救われないなと思う。物語の中だけに存在する人物であって欲しい。あまりにも切ない人生だから。

  • 男が拳銃で撃たれて死亡する。犯人逮捕が間近となった矢先、司法解剖をした法医学者から連絡が入る。心臓に達していた銃弾は、一度止まってからまた動いたというのだ―。第二章 「蛍蜘蛛」で驚愕、第四章「罪時雨」で唖然、最終章「独静加」で…何を見る?―。


    読み始めてすぐ、

    あれ?この話知ってる・・。

    と思ったら、
    以前ドラマを見ていたらしい。

    おかげで、
    この先どうなるか、結末はどうか、
    どんどん記憶の中から出てきて、
    本に集中出来なかった。
    (T_T)

    知らなかったらきっと夢中になって読んでいたかもしれない。

    知っていても、やめられずどんどん読み続けてしまったくらいだから。

  • 凶悪な女性が長年に渡り犯した殺人事件が、それぞれの物語となっていて、一見短篇のようだが実はストーリーとして繋がっている。読み進めるうちに関係性が見えてきて面白くなってきた。

    頭が良くて凶悪な女性が、周囲の人をかき乱し人を操って殺させたり自らも犯罪を犯していく。酷い生い立ちのせいで、精神的に歪んでしまったのは想像がつくが、ラストではちゃんと人としての良心も持っていたことが分かって、少し優しい気持ちで読み終えられた。

  • あぁ、やられた。読み始めたときにはこんなに引き込まれるとは思っていなかった。
    個々のストーリーに登場するが、最後までつかめない女性。そして構成の妙。

  • 最近の傾向なのか、気に食わないから目に入るだけなのか、
    書店の帯のあおりがヒドイ。
    あれはもう、あおりすぎて逆効果だと思う。
    ハードルどんだけあげるねん っていう。
    普通におもしろい小説が、あの過剰な帯のせいで肩すかし感が否めない。

    このヒトリシズカも普通に読んだらとてもおもしろい小説だったが、
    帯の、いや、裏表紙の内容紹介んとこにすら、過剰なあおりが。

    まぁ、でもうん、面白かったです。
    ドラマ化か映画化しそう。ものすごくしそう。

    ただ、女の犯罪ということに焦点を置いて評価するとすれば、
    桐野さんの方が段違いに面白いです。

  • 待望の文庫化。
    待ってたんだよ。長かったぁ。

    ブクログ初めてから最初の、期待値マックスの連作短編。

    今回は、一編読了ごとにその時点での興奮のままにレビューを書いてみる。

    【闇一重】
    新米警官なわけではなく、悪徳警官でもない、アウトローなわけでもない、冴えないだらしない警官が主人公……(笑)。ちと新鮮。

    “シズカ”の行方は?と謎を残して了。

    なかなか引き込んでくれる序章。続きが楽しみ。
    04.25.早朝。

    【蛍蜘蛛】
    いよいよ登場、誉田節!(笑)。
    魅力的な女性キャラ、ややグロさも垣間見せる事件の陰惨さ……。
    “シズカ”の輪郭がチラリと除き、“続きは次回で”と……。
    04.25.昼。


    【腐屍蝶】
    誉田哲也「レイジ」のレビューにて、誉田作品を次の2つに分類していた方がいたのを思い出した。
    “黒の誉田 ”と“白の誉田”と……。
    “そりゃたしかにそうだやね”というネーミングだが、とても納得。

    で、「腐屍蝶」は間違いなく“黒の誉田”。しかも結構deepな部類(笑)。

    “シズカ”の目的は……?
    04.25.昼過ぎ。


    【罪時雨】
    “シズカ”の過去……原点?
    “もしかして?”の予想が、プラスα付きで当たってしまった(笑)。
    誉田節全開。
    いよいよ物語が加速してきた!

    読むのを止められない……。
    04.25.夕方。


    【死舞盃】
    偽名で登場し、捜査員たちに謎だけを残したままいまだ所在が分からない、“シズカ”……。
    だが、連作短編を通して読んでいる、読者の側からは彼女の行動目的も次第に見えてきた。
    この物語が、何処に行き着くのか……。
    最終編まで、一気に進もう。
    04.25.夜。

    【独静加】
    読了。読むのを止められずに一日で“読まされ”てしまった作品は、久しぶり。

    帯の謳い文句“誉田作品史上、もっとも予測不可能”はさすがに言い過ぎだが(苦笑)。

    “シズカ”のその後……。
    彼女の生い立ちは、彼女の人生は、あまりにも過酷に過ぎた。

    結末は悲劇であるが……、そんな人生の中で抱いた、血にまみれた目的を遂げた後に残された妹の存在、そして“ミオ”の幸せのために生きた10数年は、血と憎悪に塗り潰された人生の価値を、“決して無駄ではなかった”ものにしたのだろう。

    誉田哲也に外れなし。
    今のところ。

    ★は4つで、9ポイント。

    04.25.夜。

  • H27.7.25 読了 構成とタイトルとキャラクターのすべてが最期にストンと腑に落ちた

  • 交番勤務の木崎の話から始まる。警察物かと思ったら意外な方向に進んでいった。
    こんな上手に立ち回れる?という出来過ぎ感は読んだ後あるけれど魅力ある主人公でした。

  • 一人静かに
     都内の発砲事件を始めとし、多くの事件に関与する謎の女性に迫った連作短編集。
     年月をかけて様々な角度から描かれるミステリアスな人物像は、狂気的でありながら神秘的にさえ映ります。しかし、最終章を読み終わっても輪郭がぼやけたままで消化不良。彼女視点の描写もあった方が良いと思います。美化するのもいいですが、もっと泥臭さを感じるような内面を見たかったです。

  • 一人の少女を軸に進んでいく連作短編ミステリー

    親に虐待されて育ち、底知れぬ恐ろしさを抱えて成長した少女しずか。
    心優しき警察官伊東の娘となったしずかは次々と謎めいた行動を起こす

    ハラハラしたまま一気に読めた。

  • 誉田さんの本はやっぱ面白いなぁ。
    後半になって、最後の章のタイトル見てぞっとした。

    一つ一つの不可解な事件が繋がってゆく。

    3時間ほどで読み切ってしまった。

  • 面白かった。
    ちょい切ないね

    これも社会派ミステリ?
    なるほど題名の意味はそういう事か、と思った

  • 誉田哲也さんは疾風ガールを読んでそこまで面白い作家さんではないな。
    と、
    思ってたのがきっと勘違いの喰わず嫌い的な読まず嫌い。
    つか、
    1冊は読んでるんですけどね。

    ストロベリーナイトがドラマ化してマンガ化して気になってた!
    実は面白いんじゃないか?
    と。

    幽閉サテライトさんの曲で「ヒトリシズカ」ってあって好きなんです!
    関係はないと思いますが、
    誉田哲也さんの「ヒトリシズカ」を幽閉サテライトさんの曲きっかけで手にとってみて、
    読んだ!

    おもしろかった!

    主人公は「静加」さん?ちゃん?
    13歳の少女だった彼女の話し。

    彼女がメインで書かれているわけではない。
    他の人からというか、
    客観的な視点で彼女と言うものを読者が想像して読んで行くことになるのよ。
    読者の読解力にもかかっているところが評価の難しいところ。

    どんな本でも2度読みって必要だと思ってるんですね、僕は。
    2度読んで、
    1回目との読後感の違いに驚く。

    2度目の方がおもしろいの!
    かなりおもしろいの!!

  • ぐぐっと盛上がりこれは面白いぞ! と言うところで最終章がな~(無理に締めたっぽい) 過去の話以降、静加も証言の上だけで登場しなくなるし。 色んな事件の影で暗躍し続けて欲しかったような。

  • good。文句なしに惹きつけられる。

  • 初めて読んだ誉田哲也さんの本!
    一章一章が終わる時の一文にはっとさせられ、繋がっていることに気づかされる!
    ページが進むにつれスピード感が増して、一気に読了。最後はすっきりしなくて、もっと静香と対峙してほしかったけど、ひたすら人間的な怖さを感じた。

  • ひとりの少女が悲しみを背負ったまま殺人を繰り返していくなんとも救われることのないお話。
    そこには、父親を含め何人もの人が関わっていくのにどうして彼女をとめることが出来なかったのか。後手後手にまわっていく展開が心の闇を広げていくようで。

    妹に対する肉親の情が更なる悲しさを深めていったように思える。それで彼女は救われたのだろうか。

    悲しいけれど、とても読み応えのある作品だった。

  • 静加の心情をもっと描いてほしかったなぁ。
    客観的事実ばっかりで感情移入しにくい。

  • 睡眠時間を削ってしまうほどには面白かった。

    第一の印象は東野圭吾『白夜行』にかなり影響を受けてる。他者の視点からのストーリーの運び方、謎めいた不気味なヒロイン。

    家出・殺人動機の布石だと思っていた「警察は偽善者」の意味が最後まで分からなかった。
    静加の言動と行動に矛盾があって、最終的な望みも分からないし。
    母が守ってくれない澪の中に幼少の自分を見て、変わったのか。

    もう1、2章エピソードを入れて深く掘り下げてたのが読みたい。広げた風呂敷を最終章で大慌てで畳む感が否めない。

    これが面白かった人には東野圭吾『白夜行』を勧める。ストーリーが見事すぎて読後感最悪です。

  • 様々な人物の語りで進む短編。全ての事件の背後には一人の少女の存在がある。
    最後まで彼女自身の視線で語られることはないので、彼女は一体何を思い、どう生きたのかよくわからない。
    ラストは少し肩透かし気味に感じたものの、一気に読んでしまった。(2014.8.4)

  • 少女はなぜ、幼くして大人にならなくてはいけなかったのか…
    普通じゃありえない、考えられないこんな8歳。
    まわりの大人のせい?
    悲しい体験のせい?
    こんな恐ろしい悲しい人生を歩んだ少女を思うと
    胸が苦しい。
    ストーリー展開は面白い。
    語り手が変わり、舞台が変わり
    いろんな方向から少しずつ少女の全貌が見えてくる。
    読んでいてゾクゾクする。

  • 連作短編集。
    一人の少女にからんだストーリーでが、最後はそうきたか~!!
    誉田哲也さんのミステリーは「ストロベリーナイト」のようなグロテスクな表現があることもありますが、こちらはそれほどでもなく。
    面白かったです。

  • ヒトリの少女を中心に5つの物語が徐々につながる。

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ヒトリシズカ (双葉文庫)の作品紹介

木を見て森を見ず――。細部に注意しすぎ、肝心の全体を見失うことのたとえで、事件捜査において、最も避けなければならないことである。この小説に登場する刑事は皆、これを徹底し犯人を逮捕していく。だが、彼らは気づかなかった。その森が想像以上に大きく深いということに……。5つの殺人事件。果たして刑事は真実をみたのか?

『ストロベリーナイト』『ジウ』の著者、誉田哲也の連作刑事小説が文庫化!

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