ヒトリシズカ (双葉文庫)

  • 4180人登録
  • 3.50評価
    • (175)
    • (657)
    • (693)
    • (124)
    • (21)
  • 526レビュー
著者 : 誉田哲也
  • 双葉社 (2012年4月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575514933

ヒトリシズカ (双葉文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 誉田さんの「ヒトリシズカ」です。

    暗い話です。でも潔い感じがします。女性ならではの強さなのか。

     読み終えてから、「シズカ」と言う主人公の視点が無い事に気が付いた。全てのシーンにおいて、周囲の関わる人達の視点のみで形成されている、静香と言う女性。コレが余計にミステリアスにしています。読者も、静香の本当の心理を推理するしかありません。
     東野さんの「白夜行」のシリーズと同じ手法です。

    いやー、読んでてドキドキしました。

    東野圭吾、伊坂幸太郎、有川浩。この3人に並んでも、全く劣らない誉田哲也。
    ジウ、姫川、武士道も読んだ。次は何読もうか・・・

  • 一話を読み終わって、あぁなんだ短編集か、、、とがっかりしていたら、全然そうではなく、おもしろすぎて、一気読み。

    悲しい話、という思いは持たなかった。
    うまいな、と思う。
    読ませるな、と。

  • 警察官の話の短編集かと思っていたら、一貫して一人の女性が関係する話だった。
    様々な事件が起こり、それに関わる冷徹な女性(最初は少女か)。最終話でその結末が解る。結局、静加は幸せになりたかったのか、幸せにしたかったのか、復讐したかったのか、掻き乱したかったのか…
    実際こんな少女が世の中にいたら救われないなと思う。物語の中だけに存在する人物であって欲しい。あまりにも切ない人生だから。

  • 男が拳銃で撃たれて死亡する。犯人逮捕が間近となった矢先、司法解剖をした法医学者から連絡が入る。心臓に達していた銃弾は、一度止まってからまた動いたというのだ―。第二章 「蛍蜘蛛」で驚愕、第四章「罪時雨」で唖然、最終章「独静加」で…何を見る?―。


    読み始めてすぐ、

    あれ?この話知ってる・・。

    と思ったら、
    以前ドラマを見ていたらしい。

    おかげで、
    この先どうなるか、結末はどうか、
    どんどん記憶の中から出てきて、
    本に集中出来なかった。
    (T_T)

    知らなかったらきっと夢中になって読んでいたかもしれない。

    知っていても、やめられずどんどん読み続けてしまったくらいだから。

  • 凶悪な女性が長年に渡り犯した殺人事件が、それぞれの物語となっていて、一見短篇のようだが実はストーリーとして繋がっている。読み進めるうちに関係性が見えてきて面白くなってきた。

    頭が良くて凶悪な女性が、周囲の人をかき乱し人を操って殺させたり自らも犯罪を犯していく。酷い生い立ちのせいで、精神的に歪んでしまったのは想像がつくが、ラストではちゃんと人としての良心も持っていたことが分かって、少し優しい気持ちで読み終えられた。

  • あぁ、やられた。読み始めたときにはこんなに引き込まれるとは思っていなかった。
    個々のストーリーに登場するが、最後までつかめない女性。そして構成の妙。

  • 最近の傾向なのか、気に食わないから目に入るだけなのか、
    書店の帯のあおりがヒドイ。
    あれはもう、あおりすぎて逆効果だと思う。
    ハードルどんだけあげるねん っていう。
    普通におもしろい小説が、あの過剰な帯のせいで肩すかし感が否めない。

    このヒトリシズカも普通に読んだらとてもおもしろい小説だったが、
    帯の、いや、裏表紙の内容紹介んとこにすら、過剰なあおりが。

    まぁ、でもうん、面白かったです。
    ドラマ化か映画化しそう。ものすごくしそう。

    ただ、女の犯罪ということに焦点を置いて評価するとすれば、
    桐野さんの方が段違いに面白いです。

  • 待望の文庫化。
    待ってたんだよ。長かったぁ。

    ブクログ初めてから最初の、期待値マックスの連作短編。

    今回は、一編読了ごとにその時点での興奮のままにレビューを書いてみる。

    【闇一重】
    新米警官なわけではなく、悪徳警官でもない、アウトローなわけでもない、冴えないだらしない警官が主人公……(笑)。ちと新鮮。

    “シズカ”の行方は?と謎を残して了。

    なかなか引き込んでくれる序章。続きが楽しみ。
    04.25.早朝。

    【蛍蜘蛛】
    いよいよ登場、誉田節!(笑)。
    魅力的な女性キャラ、ややグロさも垣間見せる事件の陰惨さ……。
    “シズカ”の輪郭がチラリと除き、“続きは次回で”と……。
    04.25.昼。


    【腐屍蝶】
    誉田哲也「レイジ」のレビューにて、誉田作品を次の2つに分類していた方がいたのを思い出した。
    “黒の誉田 ”と“白の誉田”と……。
    “そりゃたしかにそうだやね”というネーミングだが、とても納得。

    で、「腐屍蝶」は間違いなく“黒の誉田”。しかも結構deepな部類(笑)。

    “シズカ”の目的は……?
    04.25.昼過ぎ。


    【罪時雨】
    “シズカ”の過去……原点?
    “もしかして?”の予想が、プラスα付きで当たってしまった(笑)。
    誉田節全開。
    いよいよ物語が加速してきた!

    読むのを止められない……。
    04.25.夕方。


    【死舞盃】
    偽名で登場し、捜査員たちに謎だけを残したままいまだ所在が分からない、“シズカ”……。
    だが、連作短編を通して読んでいる、読者の側からは彼女の行動目的も次第に見えてきた。
    この物語が、何処に行き着くのか……。
    最終編まで、一気に進もう。
    04.25.夜。

    【独静加】
    読了。読むのを止められずに一日で“読まされ”てしまった作品は、久しぶり。

    帯の謳い文句“誉田作品史上、もっとも予測不可能”はさすがに言い過ぎだが(苦笑)。

    “シズカ”のその後……。
    彼女の生い立ちは、彼女の人生は、あまりにも過酷に過ぎた。

    結末は悲劇であるが……、そんな人生の中で抱いた、血にまみれた目的を遂げた後に残された妹の存在、そして“ミオ”の幸せのために生きた10数年は、血と憎悪に塗り潰された人生の価値を、“決して無駄ではなかった”ものにしたのだろう。

    誉田哲也に外れなし。
    今のところ。

    ★は4つで、9ポイント。

    04.25.夜。

  • H27.7.25 読了 構成とタイトルとキャラクターのすべてが最期にストンと腑に落ちた

  • 短編集、だが全ての話は共通するひとりの女に行き着く。色々な顔を持つ「魔性の」女。共通するのは「クズは死ね」。怖い。

全526件中 1 - 10件を表示

ヒトリシズカ (双葉文庫)のその他の作品

ヒトリシズカ (双葉文庫) Kindle版 ヒトリシズカ (双葉文庫) 誉田哲也
ヒトリシズカ 単行本 ヒトリシズカ 誉田哲也

誉田哲也の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
湊 かなえ
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印

ヒトリシズカ (双葉文庫)に関連する談話室の質問

ヒトリシズカ (双葉文庫)に関連するサイト

ヒトリシズカ (双葉文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ヒトリシズカ (双葉文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ヒトリシズカ (双葉文庫)の作品紹介

木を見て森を見ず――。細部に注意しすぎ、肝心の全体を見失うことのたとえで、事件捜査において、最も避けなければならないことである。この小説に登場する刑事は皆、これを徹底し犯人を逮捕していく。だが、彼らは気づかなかった。その森が想像以上に大きく深いということに……。5つの殺人事件。果たして刑事は真実をみたのか?

『ストロベリーナイト』『ジウ』の著者、誉田哲也の連作刑事小説が文庫化!

ツイートする