- Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575515350
感想・レビュー・書評
-
先日読了した「出会い系サイトで70人と実際に会って…」で一番最初に作者の花田さんがオススメされていた本。そこでの書評が気になったので読んでみたら、確かにこれは花田さんのオススメ通り、とんでもない稀代の傑作、奇作、怪作だった。
タイトルから想像通りの官能小説かと思いきやSM小説、バイオレンス小説と姿を目まぐるしく変えていき、日本人論に踏み込みつつ法廷劇が始まったかと思えばラストは純愛小説の様相を見せるという、なんともアクロバチックな作品だった。
まるでジェットコースター小説。それも考えつく限りの回転と捻りを加えたジェットコースターだ。
最後はなんとも小説らしいというか、事実よりも奇なりと言うべき因果が明かされるけど、それでも興が冷めることもない。
ラストの数章は、純愛小説のジャンルも超えて、なんて形容していいか分からない展開。或る女性の決意。謎の感動。
こんな本が10年も前に出ていたなんて。10年前の若造だった時に出会ってたら今以上に衝撃を受けてたと思う。
映像化して欲しいけど難しいだろうな。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
f.2023/4/15
p.2013/1/16 -
タイトル寄りもちゃんとしていて
面白く、一気読み! -
前半のエロ小説部分はここまで書く必要があったか、なかなか人に勧めにくい内容です。
が、終盤に向けて、えっ?ということが沢山出てきて驚く。ちょっと他にはない感じの本。途中で諦めないで読むべし。 -
みんなが書いている通り、最初はエロ本だと思った。
しかしってな感じ。
感想書けない。 -
一気読みだった。主人公である妻を他人に抱かせて興奮する夫とともに参加したスワッピングパーティー、あれよあれよといううちにラストまで突っ切った、凄まじい勢いだった。
-
とんでもない本。最初は単なるエロ小説かと思わせる内容で始まって、ホラーバイオレンスになって、裁判ミステリーになったあと、どんでん返しものになって、恋愛小説になる。好き嫌い別れるだろうなぁ。色んな分野へのオマージュも満載。