- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575516913
感想・レビュー・書評
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吉祥寺のコンビニでアルバイトをして暮らす“おれ”(バツイチ・息子あり)を訪ねて、市長選挙を控えた政治家の秘書がやってきた。強引に連れていかれた先で、政治家本人から「娘を捜してほしい」と依頼される。おれはその話に、どこか釈然としないものを感じながらも、報酬につられて引き受けた…。
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政治家の一人娘、亜美の捜索から始まる。
亜美と健人とのやりとりが微笑ましかった。
このシリーズは展開よりもキャラの掛け合いが面白い。 -
事件性自体は大したことなかったけれど
安定した登場人物の役回りには
読んでいてほっこりする場面が多々あって。一作目からかなりの時間が経過していたのにも関わらずすんなりと物語に没頭できたのは思わず拍手。 -
シリーズの探偵第2弾です!
ミステリー色より人間ドラマテイストなのかもしれませんね! -
第一弾の「消えた少女」はなんだか肩透かしを食らった感じだったのだが、本作はぐっと深みを増したと思う。
川庄のキャラクターがしっかり固まって、なかなか面白いおじさんになってる。38才でおじさんと言っていいのか微妙だが、そういう自己認識がまたハードボイルドな感じでもある。事件の展開も二重三重に入り組んでいて、ああ、そう来るかという感じ。
前野という老秘書がまたいい味出してる。
今後、夏川刑事との関係が進展することを期待しているので、次回作が待ち遠しい。
金のためならなんでもやりますよ、といいながら、きっちり一線を引いているところや、最後の最後できちんと筋を通しつつも、情けなく後悔してるところがとても魅力的だ。 -
面白かったです。
コンビニでアルバイトをしながら、
探偵を副業とするシングルファザーの話です。
政治家から娘を探すよう依頼を受け、そこから物語はスタートします。
個人的に、主人公の人柄がとても好きです。
最後まで、楽しめました。 -
女に弱いくせに変な拘りとプライドがあり、酒が好きで軽口を叩く、まさにクラシックなハードボイルド探偵の王道スタイルを現代日本風にアレンジした作品へと進化してきた。
今後も楽しめそうなシリーズです。