- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575518818
感想・レビュー・書評
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2020/05/24読了
#このミス作品25冊目
純愛ミステリ。
長きに渡る時を越えた老婆の想い。
ミステリの概念を無視して読みたい。
著者の文章や表現が凄く面白く、
是非ほかの作品も読みたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
再読
大好きな小説です
最高の恋愛小説だと思います
純愛ミステリーと書いてありましたが、ミステリー要素は少なく感じました
強くて優しいカエさんが大好きです
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ミステリーというよりファンタジーかな。衝撃の結末というのとは違う。カエ婆さんの決して幸せとは言えない人生と、その物語に心を打たれる総司の関係も悪い話ではないが、なんとなくスッキリしないで終わったかな。
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若い人と高齢者の交流って、交わらないようだけど本当にたくさんの気付きがあって、学びばかりだ。
優しさと切なさだけではなく、結末が知りたくてどんどん読み進められる。 -
白浜弁護士の推理は、総司に対してもだけど読者にも語り掛けられてるなぁと。
総司の推理の方がハッピーエンドで終わっていいけどね。カエ婆さんと総司のやり取りはいいなぁと思うし、カエ婆さんの話を聞いて、総司が戦争に対する憤りを感じるところとかも熱くなったし。
ただ沙織ちゃんの扱い(立ち位置)がそこまでひどくなくてもいいのになとは思うんですけどね。 -
進級のため、不純な動機のため、お年寄り向け給食配給のボランティアを始めた大学生の聡司。
心中は文句たらたらだが、これまた不純な動機、憧れていた女の子をボランティア仲間のなかに見つけ
その子を目当てになんとか活動を続けていた彼が、一人のお婆ちゃんと親しく交流するようになったが…。
年齢的に天然とは言わないかも知れませんが、カエ婆ちゃんのおとぼけがいい味出してます。
どんな結末になるのか想像しながら読むのが楽しかった。 -
高齢者向けの弁当配達サービスのボランティアを始めた大学生。弁当の配達した高齢者との交流が中心に描かれる。
ミステリー要素あるのかな?と思いつつ読み進めると最後にドン!ドン!と叩きつけられた。確かにミステリー要素が強いが、ミステリー小説とは呼びづらいかも。普通にいい話だった。 -
前半は面白かったのですが、読み進めていくうちに
「この話はいったいどこへ向かうのか……」と心配になりました。
青年の成長にスポットを当てるのであれば、
ミステリ要素を多分に入れる必要はなかったように思います。
あの弁護士も、沙織ちゃんも、二転三転する結末も蛇足ではないでしょうか。
また、物語の終盤で、零戦や榴弾砲を前にした主人公が
「軍事マニアには垂涎のものなのだろうが(中略)兵器には何の興味もない」
と述べたのには驚きました。
主人公はこの200ページに渡って一体何を学んできたのでしょうか。