- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575518832
作品紹介・あらすじ
亡き祖父のアンティークショップを継ぐために、神戸に移り住んだ高橋寛人。幼い頃の記憶が残る懐かしい店内には、店を間借りしている修理職人の後野茉莉がいた。いったん修理をしだすと集中して周りが見えなくなる茉莉。古いモノに興味のない寛人だが、茉莉の"モノ"に対する想いに触れているうちに、過去に向き合う勇気をもらう…茉莉のもとには、今日も修理の依頼が届く!
感想・レビュー・書評
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人とのつながりが広がり、卑屈な心が溶けはじめ、一巻があっという間に終わってしまい…次の話が楽しみ。
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913
寄贈図書 -
内容(「BOOK」データベースより)
亡き祖父のアンティークショップを継ぐために、神戸に移り住んだ高橋寛人。幼い頃の記憶が残る懐かしい店内には、店を間借りしている修理職人の後野茉莉がいた。いったん修理をしだすと集中して周りが見えなくなる茉莉。古いモノに興味のない寛人だが、茉莉の“モノ”に対する想いに触れているうちに、過去に向き合う勇気をもらう…茉莉のもとには、今日も修理の依頼が届く!
令和4年1月10日~11日 -
物を大事にするとは何か教えてくれた本。
便利さが全てではないのだなぁ。 -
ゆっくり時間が流れるような、時にはあっという間に過ぎるような。
関西弁が心地良い。まあ、神戸じゃなくてもいい感はあるけど。 -
21.04.17読了
アンティークショップのお話。
両親が離婚し、仲が良かった祖父とも離れ離れに。その祖父が亡くなった時に遺してくれたお店を巡っての話。
離婚した時に、これからは祖父じゃなくて友人になろうと言える人ってすごくない?
そして、それを受け入れながら、生き方を変えられる主人公もすごい。学ぶものがあるなー。うん。 -
アンティークショップってどんなところなんだろう?入ったことがないが、この物語のようにお客さんは、、、なんだろう。第2巻も楽しみである。
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友人だった亡き祖父から店を継いだPCでデザインをする二十三歳の寛人と、間借りした熱中型修理職人で二十七、八歳の茉莉の関係が微笑ましく、寛人の周りの関西弁も温かくて心地好い。二人共年齢より若く感じた。ガラクタ修理品の愛嬌と、バイオリニスト少年等活き活きした人物と物語。特に凜の天真爛漫さに楽しくなった。
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両親の離婚によって「友人」として手紙のやりとりを10年続けてきた祖父 万から
万が集めたガラクタがいっぱいつまったアンティーク堂を受け継いだ寛人。
そのお店の一角では少し年上のお姉さん、茉莉が修理屋を営んでいた。
古いものの価値なんてさっぱりわからない。新しいものの方が綺麗で便利だという寛人だが、
修理に出された物や人に触れるうち、少しづつ物に残された思いを考えるようになる。
古いものに興味も知識もない寛人はアンティーク堂を継ぐ事に不安を覚えるが、
茉莉や他の人たちとの出会いによって、新たな気持ちでアンティーク堂を守っていこうと決めた。