自薦 THE どんでん返し (双葉文庫)

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  • 双葉社 (2016年5月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575518931

自薦 THE どんでん返し (双葉文庫)の感想・レビュー・書評

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  • どの作品も個性たっぷりです。

    「再生」は綾辻先生の好きそうなホラーだなってにんまりした。私が読んでもそんなに怖くないホラー。
    有栖川さんの「書く機械」はどんな機械なんだろうと興味津々で読んだ。読み終わって、東野さんが使ってますと言えば信じてしまうかもとか失礼な事を考えた。すみません。
    西澤さんの「アリバイ…」と貫井さんの「蝶番の問題」は推理小説らしい作品だった。読者に挑戦している感じ。受けて立つ!とかっこよく言えないけど。
    法月さんの「カニバリズム小論」読んだ事あるなぁ、読んでいって少しずつ記憶が蘇るごとに気持ちが悪くなっていって最後はそうやったぁ……。
    東川さんの「藤枝邸の…」東川作品の軽いノリが推理小説としてちょっとどうなんって思いつつ、いつもゲラゲラ笑ってしまう。鵜飼探偵恐るべし。

  • 有栖川さんの作品に出てきた、原稿書かないと椅子が後ろに下がっていって奈落に落ちて死ぬという機械、〆切前の同人作家さんたちにお勧め…しませんw
    前に出ている「東野圭吾さんが使ってるんじゃないか」という感想に吹いたwww

    ・再生/綾辻行人
    既読

    ・書く機械/有栖川有栖
    冒頭で書いた通り。
    常日頃考えてるんですけど、人って
    死ぬかもしれないほど切羽詰まった状況 or 何もかも余裕のあるリラックスした心理状態
    のどちらの方がいい作品を生み出すのかな。
    夢中になっているときって、生死をあまり考えないような、生死とかどうでも良くなるようなそんな気がする。

    ・アリバイ・ジ・アンビバレンス/西澤保彦
    主人公の男子高校生・憶頼くんと彼のクラスの女委員長が、街で起こった殺人事件を調査する。
    犯人として名乗り出たのは同じ高校に通う女子生徒・淳子。しかし憶頼くんは事件のあった時刻に淳子を見かけており、アリバイが成立する。なぜ淳子は名乗り出たのか。そして淳子を見かけた時一緒にいた中年男性は誰か。
    淳子が殺害したのはやはり同じ高校に通う男子生徒、高築だった。高築が乱暴しようとしたので殺したという。そして事件時に一緒にいた(憶頼が見かけた)のは高築の父だった。
    このことから、億頼と委員長は淳子が仕掛けた事件のからくりに気が付く。

    ・蝶番の問題/貫井徳郎
    金持ちイケメン作家の吉祥院のもとへ、主人公の刑事・桂島がある難事件を相談に行く。
    豪雨に見舞われた山荘で全員が死んでおり、どうやら一人の殺人鬼がみんなを襲ったらしい。その殺人鬼も自殺しており、犯人が特定できないという事件だった。
    山荘に泊まった一人が手記を残しており、それをもとに犯人が分からないかと、桂島は吉祥院のもとへその手記を持参している。
    実は手記自体が桂島の作った創作というオチだったんですが、この手記が「耳が聞こえない人」が書いたものであることが見抜けるかどうかがカギ。
    そこまでは分かったけど、メンバーの中に一人聞こえる人がいることになかなか気づかなかったわー。

    ・カニバリズム小論/法月綸太郎
    既読

    ・藤枝邸の完全なる密室/東川篤哉
    うまい!
    遺言状を書き換えられる前に叔父の殺害を目論み、実行した修作の目線…つまり犯人の目線で話が進む。
    殺した後急に客が訪ねてきて、その客をどうごまかすかの攻防になる。
    修一は自分に疑いが掛からぬよう、現場を密室にしており、第一発見者を装うことに成功する。
    しかし客人は実は被害者が雇った探偵であり、これから会う約束をしていたという。そんな時に自殺するはずがないし、首吊りのロープの結び目もおかしい。このことからこれは殺人で、トリックが使われていると早々に見抜く。
    これだけでは「修作が犯人」とは決められないが、犯行中に外では雪が降り始めており、足跡が全くないというその状況から、家の中にいた修作が犯人とおのずと決まってしまった。
    密室を作った者が密室に閉じ込められているという構図が上手い。

  • 綾辻行人「再生」、有栖川有栖「書く機械」、西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」、貫井徳郎「蝶番の問題」、法月綸太郎「カニバリズム小論」、東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」

    貫井徳郎「蝶番の問題」が一番ひねりが効いていて面白かった。
    法月綸太郎「カニバリズム小論」カニバリズムはともかく、どんでん返しという点で面白かった。
    (図書館)

  • 綾辻行人「再生」
    有栖川有栖「書く機械」
    西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
         …一番好きだった
    貫井徳郎「蝶番の問題」
    法月綸太郎「カニバリズム小論」
    東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」

  • 綾辻行人「再生」既読。わりと好き。
    有栖川有栖「書く機械」どんでん返し…なのか?ギャグっぽい。
    西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」既読。さすが西澤さん!後味が悪い!
    貫井徳郎「蝶番の問題」わりと好き。
    法月綸太郎「カニバリズム小論」ホワイダニットは嫌いじゃないけど、このオチは、うーん…そんなに意外でもなかった。
    東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」既読。

  • 有名ミステリ作家が自分の作品から『どんでん返し』な話を選び、それを集めた作品集。短編ばかりなので読みやすいです。でも先に「どんでん返し」って銘打たれてしまうと、楽しみ半減しちゃうんじゃあ…?とも思いましたがどう返されるかを楽しみながら読むのもいいか。

  • 錚々たるメンツのどんでん返しがテーマのアンソロジー。
    「再生」「カニバリズム小論」と「蝶番の問題」は既読でした。
    過剰に期待して読んだけど、これどんでん返しなの…??というのが多かった気がする。私の期待するようなどんでん返しをやってくれたのは「カニバリズム小論」だけだったかも。普通のミステリアンソロジーとしては十分楽しめました。それぞれの収録本が読みたくなった。

  • 粒ぞろいの1冊。
    なんて豪華な執筆陣。(敬称略(笑))
    ・綾辻行人「再生」
    ホラーは苦手で、ちょっと気持ち悪いところもあったのだけど、ラストのくるり、は本当にお見事。綾辻先生のどんでん返しは、どれも絶品。(あ、どんでん返しがないのも大好きなのは言うまでもなく。)
    ・有栖川有栖「書く機械」
    こんな編集者はいやだーーーと思いながら読んでいたら、あらららら。機械が書いた小説は遠慮したいなー。
    ・西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
    ユーモラスな流れに油断したー。怖いよー。
    でも、そんな風に追い詰められた故だと思うと、、、
    ・法月綸太郎「カニバリズム小論」
    綸太郎が彼を訪ねた理由に衝撃。
    そりゃ、明るい顔になんてなれないよね。
    ・東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」
    大好きな烏賊川市もの。
    彼らにかかわってしまった犯人さんはお気の毒(笑)
    あんな探偵にトリックを見破られたらダメージは2倍増し?(笑)

  • こんなタイトルだったらやっぱり買ってしまうのですよね!!1
    しかも自薦!!1

    あまりアンソロジーは読んだことないのですが、ついつい買ってしまったのです
    取り敢えず、どんでん返された順位を付けてみようと
    最初から読んで見たのでした


    綾辻行人『再生』
    ホラーと言うか、何と言うか
    ミステリと言うよりは世にも奇妙な物語的な。
    最後にどんでん返されるのかな?と思っていたのですが
    あんな良い所にフラグが……!11
    デスヨネー。そうなるのですよねー……と、ニヤニヤしてしまう感じ。
    最初に読んだし取りあえず6本中4位。
    これが基準になるのかな……?と思ったら大間違い。


    有栖川有栖『書く機械』
    あれ?……まさか…あれれ?読んだっけ……?
    と何となく思い当たるお話だったのです
    以前の短編集にあったお話だったのですね
    火村でも、江神さんでもなかったのです(ザンネン)

    ところでこの話、どんでん返しなのですか?
    と言う事で6位。


    西澤保彦『アリバイ・ジ・アンビバレンス』
    フツーにこのシリーズで長編が読みたいな……と思ってしまったのは、きっと前半の主人公の長いお話(設定)が面白かったからなのでしょうね。
    主人公が気付かなかった「あれ?どこかで……」的な関係は、恐らく速攻読者は頭に浮かんでしまうので展開はそんなにどんでん返されなかったのですが
    主人公とヒロインの後半、思考の進み方が小気味良くてあっと言う間に読んでしまったのでした。4位。と言う事で綾辻は5位。


    貫井徳郎『蝶番の問題』
    貫井は暗い感じのお話しか読んだことなかったのですけど、クローズドサークル。劇団員の5人。嵐の山荘。全員の死体。そして手記が発見。
    やばい。やばいのですよ。もう心が躍るのです。
    何がとは言えなかったのですが、ちゃんと伏線も新本格な要素も楽しめて面白かったのです。
    貫井のこう言うの、もっと読みたい……!!1勿論1位。


    法月綸太郎『カニバリズム小論』
    探偵法月シリーズが読めると思っていなかったので、かなり得した気分。
    しかも珍しい法月探偵のお友達の視点。
    短編に丁度良い後味の悪さと気持ち悪さだったのです。
    これで長編は……誰か書いてそうなのですが。
    ミステリと言うよりも、心理を探る。そんなお話だったのでした。3位。


    東川篤哉『藤枝邸の完全なる密室』
    今まで読んだことのある本では、どちらかと言うと大衆作家(赤川次郎系)なイメージなのです。
    犯人視点での心理描写がdkdkして読めるのです。
    筆圧で流れを持っていく。そんなスピーディで加速する追い込まれ感が面白かったのですね。2位。



    読んだ本が多い程、あああ。らしい……!!1と思ってしまうお話ばかりだったのでした。
    有栖川有栖は除く。

  • 2よりこちらが好み

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自薦 THE どんでん返し (双葉文庫)の作品紹介

十七歳年下の女性と結婚した助教授。妻が恐るべき運命を告白する…。ベストセラーを目指せと、編集長にたきつけられた作家はどこへ…。完璧なアリバイがあるのに、自分が犯人と供述する女子高生の目的は…。貸別荘で発見された五つの死体。全員死亡しているため、誰が犯人で誰が被害者なのか不明だ…。推理作家が、猟奇殺人の動機を解明すべく頼った人物とは…。独身の資産家を訪ねた甥。その甥には完全犯罪の計画があった…。六つのどんでん返しが、あなたを虜にする。

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