ケモノの城 (双葉文庫)

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著者 : 誉田哲也
  • 双葉社 (2017年5月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575519952

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ケモノの城 (双葉文庫)の感想・レビュー・書評

  • 謎解きまでは最高に面白かった。でも結局、何が一番言いたかったのかがぼやけてしまった印象。結末を丸投げされてしまったような?小どんでん返しが重なりすぎて「いや、さっきのオチで良かったんじゃない?」て思ってしまったので★3。

  • ストロベリーナイトの誉田哲也が、北九州一家連続監禁殺人事件をモデルに書いた小説。
    文章は平易だが内容がグロテスク。一気に読ませてしまう力強さはあるものの、一人称で語られる虐待シーンがなんかエロい薄い本みたい。
    冒頭に出てくる恋人たちがどうなるのか心配でハラハラさせられて最後まで興味は尽きない。
    犯人はものすごく悪い人であるはずなのに、いざ死人が出ると狼狽えて他人に責任をなすりつけようとする。結局のところ、自己愛のゆがみなんだろうけど。
    彼の狂気が被害者にも感染するかのような描き方は分からなくはないが、実際の事件の生き残った人のことを考えるとこの終わり方はどうなんだろう?とも思った。
    物語とはいえ、まだ大昔とは言えない関係者も沢山生きてる事件だから。

  • 著者の作品は今回で2作品目。前回『幸せの条件』を読んでとてもハッピーな気分にさせてもらった。気分爽快な読後感だった。今回はとてもおぞましく不快な物語だった。モデルになってる事件があるらしくそちらもネットで検索してみた。とにかく残虐でおぞましい内容だった。すごすぎてサクサク読めちゃうけど文庫片手に食事は出来ない。

  • いやた読むのが辛かった!
    2017年50冊

  • 事前のレビュー確認だと「グロい」「気持ち悪い」みたいなモノが多くありましたが、読んだ結果、その感想は間違ってはいませんが、久々に誉田哲也らしい「グロさ」があったと思いました。なので、レビュー通りではあります。

    (そういうのが苦手な人は読まない方がいいでしょう。)

    ただ、最後が私の感覚としては珍しさを感じました。結局、三郎はどこへ行ったのか、どうなったのか。こういう余胤を残して終わるのは彼の作品の中では珍しい印象です。

  • 人間の行ったこととは思えない惨たらしさに身震いした。
    そして暗く危ない淵に無意識に身を乗り出して覗き込んでいる自分の姿に気づいたとき何よりの恐怖を覚えた。

    正直に言って読後はかなりキツかった。
    これから数日色々と考えてしまって何も手につかなさそうだ。

  • 真相と結末が気になり、ページを捲る手が止まりませんでした。

  • 描写がリアルすぎて読みながら気持ち悪くなってしまった

  • きついな。
    らしい作品だけど。
    一回で十分。

  • 何年か前、実際にあった事件がもとになっており
    読むほどに気分が悪くなる。

    が、最後がどうなるのか、どんなトリックが仕組まれているのか、それがわかるまでやめられない。
    結果は、すーっと終わった感じ。
    もうちょっとインパクトのある終わり方を期待していた。

    全体的に無駄な文が多い。
    挨拶とか何を食べたかとか、ストーリーに影響しない部分は省いた方が、テンポの良い展開になると思うが…

  • 何が怖いって、この話の大筋は「実話」だってところです。
    つい最近この事件のことをテレビでもやっていたし、参考文献にもある「消された一家」を読んだこともあるので、虐待の方法や死体の処理の仕方など、「嘘みたいだけど、ほんとにあったんだよね……」と不快な気分になりながら読みました。
    実際にこんなことができる(させられる)人間が、少数ではあるだろうけど確実にいる。その事実がすごく怖い。
    読まなければよかった、と思う気持ちと、いや、でもこういう人間もいるんだってことを知るためには読んどいた方がよかったのかもと思う気持ちとが、私の中でかなり戦っていました。
    おもしろかったけど、読み返したくはないかな……。
    しかし誉田さんは「武士道」シリーズからこんな本まで、本当に振り幅がすごい。

  • これはグロかった。
    それを知らずに読み進め、途中で読むのをやめようか考え、ブクログでみなさんのレビューを軽く見ました。

    そこで、この本は北九州のある事件をもとに書かれたものだと知り、読み続けることを決めました。

    文章は比較的読みやすいです。

    途中、闇金ウシジマくんを思い出しますが、あの話も同じ事件を元にしているそうです。

    同じ人間でも、ここまで非道な人がいる。

    遠い昔の話ではなく、ついこの間の、そして日本で起こった話。

    調べると、この犯人は私の住んでいる地域にも(犯行の最中に)訪れていました。

    人間というものがとても怖くなりました。

  • どんな酷い殺人だって、理由があれば安心できるということに気付かされた。理由なき残虐性は、後引く怖さ。

  • モヤモヤの結末
    真実は何なのか

  • 「北九州・連続監禁殺人事件」をモデルにした“エログロの方の誉田哲也”全開の作品。
    先が気になっての一気読みでしたが・・・
    正直「死人に口無し」的な部分が多く、疑問感と虚無感だけが残りました。そして表現も・・・ま、好きじゃない人には決してオススメできませんが・・・

  • この表現こそ誉田哲也って感じです。
    言葉巧に人を操るヨシオがアパートの一室に人を監禁、虐待を繰り返します。
    そこから逃げた麻耶が警察に保護されるところからストーリーは始まります。

    同じくして自動車修理工場で働き、恋人と同棲している辰吾のストーリーも始まります。

    とにかくグロさと恐怖が誉田哲也っぽくてよかったです。
    ただ、終わり方が自分の中ですっきりしませんでした。

  • 衝撃的。リアルで悍ましいが手が止まらない。
    あらすじ(背表紙より)
    警察は、自ら身柄保護を求めてきた少女を保護した。少女には明らかに暴行を受けたあとがあった。その後、少女と同じマンションの部屋で暮らしていた女性を傷害容疑で逮捕するが、その女性にも、暴行を受けていたと思われる傷があった。やがて、少女が口を開く。お父さんは、殺されました―。単行本刊行時に大反響を呼んだ問題作がついに文庫化。読者の心をいやおうなく揺さぶる衝撃のミステリー。

  • 時系列がずれてることになかなか気づかず、え?あれ?って思って読まされました
    が、最後が論詰めで無理やり結末に持っていった感が大きかった
    まーよくもそこまでえぐいこと書くなぁって思ったけど、実際の犯罪ってもっと酷いんだろうなと思う

  • 精神支配をしていくサイコパス犯人が、家族を監禁し、その家族に家族を殺させる。

  • グロい。
    モチーフは有名な実際の事件だけど、同時期に進んでいく別の登場人物グループとの関わりが最後に明かされるところがオリジナル。
    悲惨すぎる実際事件に、ほんの少しだけ救いをつけて創作したストーリー。
    被害者・加害者のアクが強すぎて、刑事目線なのに刑事のキャラがほとんどなかった、誰が誰だか…
    宮部みゆきとかなら、刑事の人間性とかも絡めて書けるんだろうな〜
    でも、グロ描写が上手いから、容疑者の自供ベースでしか犯罪現場は表現されてないのに、すごい緊迫感あって引き込まれた
    もちろん読み終わってドーーーンっていう暗い気持ちになった

  • 【類似作品】
    東野圭吾さんの、
    「手紙」に「虚ろな十字架」に「さまよう刃」は犯罪物?
    「手紙」は、
    兄が強盗殺人犯で弟がいい迷惑をこうむってる話し。
    「虚ろな十字架」は、
    被害者と加害者の在り方の問題ですね。
    「さまよう刃」は、
    目には目を歯には歯を犯罪には犯罪をって感じでした。
    どの作品も、
    ぎりぎり「人間っぽさ」が残ってるのが特徴です。
    が、
    誉田哲也さんの代表作「ストロベリーナイト」をはじめとする、
    「姫川玲子」ものもそうなんですがエグい。
    この、
    「ケモノの城」の「ケモノ」は「人間を超えた悪魔のような人間」をケモノとしてるのですが、
    「悪魔」なんてものは存在しません。
    「人間っぽくない人間じゃないみたいな悪魔的な残酷な奴」
    と、
    言ってもそれは、所詮は人間のことなんです。


    【正義】
    登場人物で後の方になってでてくる「三郎」さん。
    かぐりん的には「三郎」こそ、
    正義の人と考えるね。
    法じゃ無理。
    目には目を歯には歯をってやつを体現してる素晴らしき人物です!
    結局は、
    殺人犯ですが、
    それは「歌舞伎町セブン」にもつながる正義だと思う。


    【好奇心】
    「辰吾」の行動は愛ゆえになのかもしれないけど、
    結局は、
    その好奇心があったゆえに、
    踏み込んでしまってはいけない領域に踏み込んでしまったんですね。
    空気が読めてれば踏み込まなかったでしょうあれ以上は。
    自業自得なんですよ。
    「引き際」を間違えてはいけない。
    「知ってはいけない事」って実際にある。
    ただそれだけ。


    【2002年】
    解説を読むとこの話しは、
    2002年に北九州で実際に起こった凶悪監禁殺人事件を、
    モデルにしてるらしい。
    例えば、
    血の伯爵夫人と呼ばれた女エリザベート・バートリさんとか。
    処女の血を体に浴びると若返るって思って、どれくらいの少女が殺されたことか。。。
    同じようにというか、
    人ってそこまで残酷になれちゃうんですね。
    って、
    話は結構ありますよね。
    ぐぐれば出てくると思います。
    日本でも、
    近年2002年でも、
    そんな残酷な痛ましい事件は起きている。
    つか、
    そこまで酷くなくても歌舞伎町にでも行けば毎日のように行われているのかもしれない。
    ただ、
    知らないだけ表に出てこないだけなのかもね。
    で、
    いつそれに巻き込まれるかわからんよ。
    歌舞伎町ではなく、
    ゴールデン街の悪夢って有名ですが知ってますか?
    都市伝説のように語られていますが、
    毎晩のようにぎりぎりのことが行われているんですよね。。。
    怖いわぁー。
    なかなかかぐりんが新宿に行かなかった理由はそれ!
    怖いから。
    歌舞伎町やゴールデン街にある悪夢に巻き込まれたら終わりやもん。


    【ヨシオ】
    誰にでも持ってると思うよヨシオな部分って。
    たまにいませんか?
    この人が金と権力を持ったら「ヤバイ」なって思うような人とか。
    かぐりんもやばいかも!?
    つか、
    キルアではなく、
    ヒソカタイプの嘘つきってだけなんですけどね、
    でも、
    もっとめくってみれば、
    でてくるかもねヨシオな顔も?!
    ヨシオってヨシオなんですよね。
    「善雄」ですかね?「良男」ですかね?
    漢字で表記しないあたりが怖いですね。


    【聖子】
    真っすぐに育ってますよね。
    よくぞ、
    こう育ったと思うけど、
    それって、
    生まれ持った資質の部分が大きいと思う。
    誰でも、
    ここまで綺麗に育たないよね。
    「小倉」さんがステキな人だったのかもしれないけど、
    教育の限界を超えてると思うの。
    「ヨシオ」も含めて教育の限界ってある。
    持って生まれた資質が重要なんですよ。
    ... 続きを読む

  • 麻痺の始まりはには気づけない。
    麻酔とおなじ。

    気がついた時にはすべて終わった後で。

    動物としての人間とは、
    らしさの概念は誰が決めたことなのか。

  • あのおぞましい北九州監禁・殺人事件がモデル。途中まではまるでホラーのごとき展開。実際にあったとされる残虐行為のグロい描写は、耐性のない人には辛いかも。長期にわたる虐待によって、いつの間にかそれを受け入れるようになってしまうという人間心理が、一番怖いと感じた。

  • かなり引き込まれた。あまりやったことがなかったが、一気読みしてしまった。表現などは、かなり残酷で、結構残酷な映画のようであった。ある意味、面白かったが、ちょっと調べると、北九州の極悪監禁事件を元ネタにして小説にしただけのものだったので、残念。

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