猫が足りない (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 53
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575520385

感想・レビュー・書評

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  • なかなか面白かった。でも、女性にはあまり共感できなかった。

  • 伏線これだったのか〜!ていうので軽やかに楽しんで読めた

  • 猫のためなら冤罪で人を不幸にしても気にしないトラブルメーカーのとある女性に巻き込まれて、偶然から事件を円満解決して人助けまでしてしまう就職浪人の男性が主人公の短編集。自分の人生がままならない中で他人を意図せず助ける的な良くある構成だけど、とある女性のキャラがぶっ飛んでるけど普通の悩みも抱えてるみたいな人間的な魅力もあって、楽しく読めた。

  • なかなか爽やかな読み応えのある著書でしたよ! 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    こういったライトな感じのミステリもたまにはイイかもしれません…女性が描いているからこういう雰囲気になるのかな? とも思います…男性作家じゃ、なかなかこういった感じの物語にはならない…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    けれどもまあ、実際蓋を開けてみたら陰惨な事件が起きていたりもするんですけれどもねぇ…猫絡みで…。

    「猫が足りない」というタイトルに惹かれて買っただけで著者のことはまったく存じ上げていませんでしたけれども、割と満足できました! もう一冊くらい、著者の本を読んでもいいかもしれませんねぇ…さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 四元さんのハチャメチャさはいただけない。友達にはなりたくないタイプ(笑)。事件の解決も何か突拍子もなくて、納得できない部分あり。

  • 私の好きなタイプの沢村凛さん作品とは
    ちょっと違っていた。

  • ミセス不機嫌こと四元さんはエキセントリックで、本作においては個性的なキャラではあるものの、不思議とインパクトが強く感じられず。

    結局、四元さんが関わるのは事件の導入〜序盤が主で、その中核にいないから? あるいは、各事件の“個性”が「猫が関わっている」という点の、それ以上でも以下でもない存在感の微妙さが故?

    いずれにしても「黄金の王〜」「瞳の中の〜」を著した作者の作品としては、ちょっと物足りない感があります。

    ただ、あとがきにあった「悪漢小説(ピカレスク)」としてのキャラクターとして四元さんを思いついたというのは興味深いところ。悪漢というにはちょっと斜め上な四元さんを描いた点が、次回作以降における良い意味での予想のつかなさを予感させてくれる気がします。

  • 就職浪人となった男が迷探偵となるお話。
    猫好きでなくても、普通に楽しめる連作ミステリ。

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著者プロフィール

1963年広島県生まれ。鳥取大学農学部卒業。91年に日本ファンタジーノベル大賞に応募した『リフレイン』が最終候補となり、作家デビュー。98年、『ヤンのいた島』で第10回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。骨太な人間ドラマで魅せるファンタジーや、日常のひだを的確に切り取るミステリーなど、様々な世界を展開している。その他の著作に『瞳の中の大河』『黄金の王 白銀の王』『あやまち』『タソガレ』『ディーセント・ワーク・ガーディアン』『猫が足りない』「ソナンと空人」シリーズなど多数。

「2023年 『旅する通り雨』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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