京都烏丸御池のお祓い本舗 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
3.46
  • (15)
  • (24)
  • (39)
  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 420
感想 : 30
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575520422

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 会社をリストラされた木崎朋美は、弁護士の城之内隆一にスカウトされて、その事務所の助手になる。バイトの美少年海斗もいて、三人でなんでも探偵事務所をやっているのと思っていたら、実はなんと妖や生霊などをお祓いするのが本業で、実は三人とも人にはない力を持っていたというもの。一見おどろおどろしくはあるが、何だかほっこりする話。三人の人柄ややり取りののんびりさのせいかな。気楽に読み飛ばす本だね。

  • 妖に関するお悩み、引き受けます。

    リストラされ、彼氏とも別れた朋美がBARで出会った男に誘われて就職したのは法律事務所、ではなく探偵事務所。しかし、そこは実はお祓いを本業としていた。朋美をスカウトしたのも、彼女のある力が必要だったからだという。

    身なりを整えればジョニー・デップだけど、普段は残念なオッサンであるジョー先生、絶世の美男子高校生・海斗くん、とキャラクターが揃っており、霊や神まで叱りつけてしまう主人公もいい。著者らしい京都のちょっとした観光案内小ネタも楽しめる。『京都三条寺町のホームズ』のキャラクターもゲスト的に登場。匂わされる海斗の秘密も気になるし、これからの彼らの活躍に期待。

  • 2012年7月からエブリスタで、StrangeDays〜それは奇妙な日々〜として掲載された作品をリメイクし、2017年10月双葉文庫刊。シリーズ1作目。京都ものファンタジーで、「わが家は祇園の拝み屋さん」と同じ系列かな。コメディ要素が強く、しかし、なかなかのハラハラドキドキ度で楽しめる。3人の魅力的な祓い屋さんの次の活躍が楽しみです。

  • 京都寺町三条の~ほどのわくわく感はなかった。やはりキャラに感情移入できない、自分を投影できるようなキャラじゃないとダメなのだとわかった。

著者プロフィール

北海道出身、現在は京都在住。2013年にエブリスタ主催第二回電子書籍大賞を受賞し、デビュー。2016年「京都寺町三条のホームズ」で第4回京都本大賞を受賞。「京都寺町三条のホームズ」「京洛の森のアリス」「わが家は祇園の拝み屋さん」「満月珈琲店の星詠み」「京都船岡山アストロロジー」シリーズなど著書多数。

「2023年 『京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先』 で使われていた紹介文から引用しています。」

望月麻衣の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×