上野不忍無縁坂 (双葉文庫 は 14-1 無用庵日乗)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575662191

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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    湯治に塩原へ出かけた江戸の魚問屋の隠居・雁金屋冶兵衛は、馬庭念流の遣い手・田代十兵衛と出会う。十兵衛は不義駆け落ちした妻と弟を捜して流浪の旅を続けていた。意気投合した二人は、江戸にある冶兵衛の隠宅・無用庵に向かうが…。時代小説の気鋭が悪を懲らしめる裏稼業の“裏人”を描く、シリーズ第一弾。

    令和4年1月23日~25日

  • 読み始めてもなかなか身に入ってこない。どうしても花の小十郎シリーズのインパクトが強すぎて新たなシリーズに入り込むにはほんの少しだけ時間がかかった。

    主人公は江戸の魚問屋の雁金屋治兵衛!表の顔は若隠居として後身に指導する若隠居ではあるが裏の顔は柔術を得意とする俗にいう香具師の元締めである。

    「無用庵日乗 上野不忍無縁坂」

    一富士、二鷹、三茄子を符牒に綿密な計画の上に仕物にかけていく。シリーズ三作となっているのだがその都度、頭の治兵衛が顔相の見立てをし、人間の拾い物をしてきてしまう。そして二転三転しながら江戸の治安を守っていく。半分も読むと小十郎との比較はなくなり、のめりこんでいく。

  • L 無用庵日乗1

    魚問屋の隠居の裏家業の話。裏家業、表立って奉行所が立ち回れないような事案を影で成敗する・・・っていうアレですね。
    2つの話が並行して進行し、さらに裏家業で動くのは隠居自身ではなく手下の者達なので隠居自身の存在感が薄いような。
    話の中心であるはずの弟と妻の失踪の真相は びっくりするほと軽いものだったし、なによりいいキャラだったのにそれはヒドイ。な終焉。ある意味予想外だったからヨシとするか。
    町人が裏を牛耳ってる話はいくつもあるけれど、町人だけにやっぱり凄みがないというか。 シリーズ化されているけど保留にしよ。

  • 表の顔は築地魚河岸の仲買の隠居、実は裏稼業の元締の雁金屋治兵衛、湯治の帰りに人を拾うのが楽しみの様。今回は敵持ちの剣豪を拾い、得意の骨相、顔相を見極めその人と成りを事件の解決の糸口にしていく。

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