寒さ橋―すこくろ幽斎診療記(1) (双葉文庫) (双葉文庫 い 43-1 すこくろ幽斎診療記)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575664331

作品紹介・あらすじ

医は仁術なり。厚情にして滅法腕が立つ町医者杉下幽斎、ここにあり!期待の新シリーズ、満を持して刊行開始。

感想・レビュー・書評

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  • すこくろ幽斎診療記シリーズの1作目。
    2010.02発行。字の大きさは…中。

    医師・杉下幽斎は、両替商三国屋と薬種問屋浪花屋の援助のもと、貧しき者を対象に鉄砲洲に施薬院幽々庵を開設する。
    そして、5年前に石川島の人足寄場医師を拝命する。
    幽々庵には、幽斎を助けてきた福助、見習医師の川合俊輔、産婆兼助手の辰、生薬の調剤兼看護人の小夏、長崎帰りの見習医師の美馬龍作が集まってくる。皆が患者を通じて成長して行く。
    幽斎は、人足寄場での医療活動を通じて苦しみ、その中から医療方針を模索して行く。
    今井絵美子さんの本を読むのは初めてです。
    今後の展開が楽しみです。

  • お医者さんを中心とした人情話。いい話ばっかしなんですが、疲れる・・・・

  • 上手い具合に協力者がいたりするのがいかにも創作という気がしなくもないですが
    魅力的な登場人物達によりすぐに引き込まれました。
    「あの時こうしていれば」というの後悔が多い話だな…という印象がありますが人生そんなものですかね^^;

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    御典医に飽き足らず明石町で施薬院を営む傍ら、石川島の人足寄場医師として医療活動に奔走するすこくろ幽斎こと杉下幽斎。訳あって罪を犯し寄場に収容された者たちに情をもって尽くすのだが、今日もまた死人が……。書き下ろし時代小説第一弾。

    11月8日~11日

  • “すころく”シリーズ第1弾。貧しいなかでも皆で支え合い、気高く、信念を貫く姿が痛快で勇ましく応援したくなる人情味溢れる時代小説。幽々庵の個性的な人々が仲良く、毎日元気いっぱいひたむきに頑張っている姿に好感がもて、その皆をまとめあげる“すころく”さんの人となりがまた素晴らしく魅力的。幽々庵が今後どのように発展していくのか楽しみなシリーズ。

  • すこくろの謂れが分かった!
    シリーズ開始の巻なので、面白い
    エネルギーあふれる作品です

  • 文章がややもすると説明調で入り込めない。シリーズ物の第一弾なので、次巻に期待。

  • ん〜悪くないんだけど、強力なパトロン?がちゃんと存在してたり、話中に極悪人が登場しなかったり…。
    宇江佐真理作品のようなやるせないリアルさや、泣かせる雰囲気がない。

    ライトタッチな作品です。

  • 時代小説の医者のシリーズが好きで手に取って、すこくろ先生とその仲間たちのゆたんぽをかかえたようにじんわり温まる人情ものでした。今井絵美子さんの他の小説も読みたいと思いました。

  • あっという間に読んじゃった!
    面白かった~。

    第2弾が出ているようなので、予約入れなくっちゃ!

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著者プロフィール

1945年広島県生まれ。成城大学文芸学部卒業後、画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2003年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞。主なシリーズに「立場茶屋おりき」シリーズ、「照降町自身番書役日誌」シリーズなどがある。15年「立場茶屋おりき」シリーズで第四回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。

「2017年 『残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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