菖蒲の若侍-湯屋のお助け人 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
3.70
  • (1)
  • (5)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 34
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575664829

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 湯屋で起こる時代物ミステリー。
    舞台が湯屋でなければ主人公が武術に長けていなければ解決し得ない事件だった。

  • 婿入りの話を受け入れられず、とりあえず家出した次男坊が行きあった殺人事件。湯屋に居候しながら、その事件の真相を追うことになる。面白かった!特に、あらすじにはないけど主人公の三樹之介さんは少女小説ラブコメの主人公のようにモテモテのように見えるのですが、本人は女ってコワイとか思っているのがちょー面白かった。その割に女の人に冷たくするわけでもなく、誠実に対応しようとするのが、また好かれるポイントなんだろうなあ。そんなところも少女小説のヒロインっぽい。そんな三樹之介さんが事件を追うにつれ、あれ?女の人って実は違う面がある?と思い始めるのがまた笑えた。湯屋のこどもたちも可愛らしくてぐー。次の巻も楽しみです。

  • 千野隆司さんの「湯屋のお助け人シリーズ」再読中です。№5(最終巻)~№4~№1といった順で進めてます。「菖蒲の若侍」、2011.1発行です。武家の御大身の姫君・志保(出戻り)を紹介された旗本次男坊の大曾根三樹之助は、志保と侍女お半に半ば強制的に下町の案内をさせられ、これはたまらないと家を出ることに。そして湯屋「夢の湯」に落ち着き、釜焚きと湯汲みの仕事を。志保の酒井家には病に伏していることに。そんな中、ついに「夢の湯」に志保とお半が~。そして三樹之助が不在の時、あろうことか二人は湯に入っていったと(^-^)

  • 悲劇なのにその後がほのぼのと進んで面白いシリーズになりそうですね。

  • O 湯屋のお助け人1

    南町同心早瀬惣十郎に気を良くして、湯屋シリーズにも手を出してみた。
    なんだろう、爽やか!惣十郎もわかりやすいけどこちらも明解話で尚且つ軽すぎないいい重さ。
    許嫁が自害していたのが惜しまれる。で、出てきた志乃は曰くありで…。湯屋の人たちはみんないいひと、いい兄貴に恵まれて幸せだな。
    湯屋にたどり着くまでが長いけど、そっちがメイン、ということで。キャラ的には返り忠兵衛みたいな。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた近年の代表作。他の主なシリーズに「おれは一万石」「出世侍」など。

「2023年 『新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(三)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

千野隆司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×