春霞ノ乱-居眠り磐音江戸双紙(40) (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 534
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575665833

作品紹介・あらすじ

柔らかな陽射しが船着場を照らし小梅村が春の気配に包まれる頃、豊後関前藩の留守居役兼用人に就いた中居半蔵より呼び出しを受けた坂崎磐音は、義弟の遼次郎と霧子を伴い佃島へと向かっていた。折りしも関前藩の新造帆船が佃島沖に到着し、荷下ろしを行っていたが…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、超人気書き下ろし長編時代小説第四十弾。

感想・レビュー・書評

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  • 子供も生まれ、平和な始まりだったのですが、磐音のお父さんがさらわれたり、新たなる陰謀が始まり、また長い波乱が始まりそうです。

  • 霧子が潜入していた読売屋の件はどうなったんだ?
    前巻からの流れが途切れてしまっていて、読み飛ばしすぎたのかな、としばらく前巻を読み返してしまいました。
    結局思うに、その件がこう着状態だというのもあるだろうし、それを捨て置けるほどの事態が出来したこともあるでしょう。

    その件が明るみに出れば藩存続が危ぶまれるほどの陰謀が、関前藩に起こります。
    出世や政略のための婚姻で、読んでる最中からもう混乱。
    ぽっと出の登場人物の相関図まで、上手に描けません。

    長きにわたる磐音さんシリーズも、気づけば8割がた読破。
    とにかく、ラスボスは田沼意次てことで読んでます。

  • 中途半端な状態で終わった。次回に持ち越しなのか!?
    まず39巻から霧子が長期間潜入することになった読売について、40巻では全然触れられていない。それから40巻で中途半端に終わっているのが、起倒流の達人鈴木清兵衛について。お代のかたさまについて、鑓兼参右衛門が関前潜入した時期の謎について。

    スッキリしない状態で終わったけども、豊後の爺上様・婆上様にも孫見せることができて良かった(*´∀`*)

  • 40作目
    一番売れているシリーズでもあり、刊行が早い。久方ぶりの関前藩との関わり。剣の闘いは下がる一方。大きな盛りあがりも無く、淡々と進む。父の救出はできたが、結末は?
    次回に持ち越しとは••

  • 直接的な暴力では敵わないと見た田沼派が、今度は裏から関前藩を混乱させることで磐音を攻撃している様子。
    ただ、両親に孫を抱かせることができたのは良かったですね。拉致監禁されても平然としている正睦さんの大物ぶりに、さすがは居眠り剣法の父親だと思いました。

  • 豊後関前藩の新たな不正を糺すべく、新造船に密かに乗り込んだ磐音の父で国家老の正睦が江戸に到着したものの勾引しに遭い行方不明に。
    不正を働く江戸家老と田沼父子の繋がりから居場所を突き止めて無事奪還をするもののまだ不正は糺せずにこの巻は終わります。次の巻以降でそのあたりは解決するのでしょうが前巻で霧子が入り込んでいた読売屋はどうなったのでしょうか。

  • 居眠り剣法の達人、磐音の物語、40作目。
    本作では、久しぶりに磐音の旧藩、豊後関前藩が登場する。

    苦心惨憺して藩の財政状況を改善する道筋をつけ、はびこる宿痾を叩きのめして早幾年、再び関前藩に黒い鼠の影がちらつく。
    今回は、その鼠の後ろにさらに肥えた老鼠の影が見え隠れし、なんともきな臭い。

    しかしなあ、このシリーズを前から読んでいた人間にすると、ある方の変節というのは悲しい。

  • 2020.05.08読了

  • 新たな流れがやってきた!
    九州からじーちゃんばーちゃんやってきた!
    なんて呑気な巻ではないけども、また新たな戦いが火蓋切られた感じでワクワクしました

    2020.3.7
    32

  • 最終巻で

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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