意次ノ妄-居眠り磐音江戸双紙(49) (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 439
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575667295

作品紹介・あらすじ

天明八年七月、小梅村では坂崎磐音の嫡男空也が木刀を手に、独り黙々と稽古に励む日々が続いていた。そんな折り、尚武館道場を訪れた速水左近の口から思いもよらぬことを告げられた盤音は、その知らせに驚愕し言葉を失う。やがてその磐音のもとに、小梅村から姿を消していた弥助から文が届き…。超人気書き下ろし長編時代小説第四十九弾。

感想・レビュー・書評

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  • 意次、亡くなった後まで……。まあしつこいです。

    飛ぶ鳥跡を濁さずって言うのに。と思いながら読みました。

    あと2冊で終わってしまうのが残念です。

  • 数え年9歳の空也の初陣は、なんとも立派でした。
    倦まず弛まず一人稽古を黙々と続けてきた成果でしょう。

    田沼意次の置き土産ともいえる七人の剣術家は、老中の御番衆であったはずなのに品位に欠ける面子だなぁ、と感じました。
    賂が横行し姻戚で勢力を伸ばしてきた老中だけに忠誠を誓う家臣の少なさが本当に哀れです。

    さて、居眠り磐音江戸双紙も残り2巻となりました。
    佐々木家が代々受け継いできた密命とは。
    そして、尚武館の神保小路復帰、佐々木道場再興は成るのか。

  • ついに宿敵 田沼意次が逝去し、長い長いシリーズも終わりか近づいてきた。
    後ひとつケリがつけば、寛政の改革には深く関わらずに空也を始めとした後継の成長を見守るだけか。

  • 田沼意次が亡くなったものの生前田沼から復讐の命を受けていた武芸者たちが小梅村を襲います。
    武芸者と戦うのは門弟の田丸輝信と重富利次郎、そして9歳の空也。
    空也の成長と田丸輝信の戦いを見守る早苗が印象深く残りました。

  • 居眠り剣法の達人、磐音のシリーズ49作目。
    磐音の長年の仇敵だった老中・田沼意次がついに亡くなる。すでに誇った権勢はなく、地位も権力もはく奪された後の死だった。
    意次が遺した七人衆、というのが出てくるのだけれど、これまでの作中にその影は片鱗もなく、取ってつけた感がどうしても否めない。この人たちの登場、必要だったか?と思ってしまう。
    あとがきで、50作で終えるつもりだったが、1作延びそうだ、と書かれていて、なおさらに「必要?」と感じるけれど、空也の成長や、松平定信の改革の難航を語るのにはこの巻も必要だったのかもしれない。

  • 2020.05.29読了

  • 意外と弱かった7人衆。。。

    2020.4.29
    52

  • あと二冊!

  • 最終巻で

  • 田沼様が最後に放った7人の刺客。
    でもすぐに負けちゃうんでしょうって思ったらその通り。
    空也の時だけ大丈夫かと心配したけど、磐音ファミリー盤石だからね。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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