- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575667585
作品紹介・あらすじ
梅香が漂い、霊峰富士を望む小梅村が柔らかな陽射しに包まれる頃、尚武館坂崎道場では、晴れて入門を許された空也をはじめ、多くの門弟衆が稽古三昧の日々を送っていた。そんな折り、道場主坂崎磐音宛てに、遠州相良より一通の書状が届く。時を同じくして、幕閣に返り咲いた速水左近が下城の途次に磐音のもとを訪れ…。超人気書き下ろし長編時代小説第五十弾。
感想・レビュー・書評
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とうとう悲願成就です。
磐音と空也は、御側御用取次に返り咲いた速水左近の尽力もあり公方様にお目見得し、その場で佐々木道場再建を言い渡されたのでした。
殴られ屋稼業をしていた向田源兵衛も江戸に戻ってきて、小田平助同様、尚武館道場(というより磐音)に魅了され、客分となりました。
向田さんもなかなか佳き人だったので再登場してくれて嬉しい。
そして、土子順桂との剣術家同士の尋常な真剣勝負の日を迎え、
どてらの金兵衛さんは、おのぶのもとへ静かに旅立ちました。
来る人拒まず、去る人追わず。
ただあるがままそこに在るといった磐音らしい静かな結びで、最終巻のクライマックスへと流れていきます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
50巻51巻を読み終えると磐音ともお別れかと思うと寂しさも増します。
尚武館の再興、強敵との立ち合い、旅立つ門弟や家族、成長する子供たち。
特に空也の成長著しいのには目を見張りました。
磐音とは違う器の大きな剣士に成長していくのでしょうね。
願わくば、空也の物語も読んでみたい。 -
遂に尚武館道場の再興が果たされる。速水左近様様。
次巻いよいよ最終巻。
遠くまで来ましたね。
最後の方は、江戸双紙というより、武士道、精神、仕事の道。
おこんさんとなんでも分かち合っていた頃が懐かしい。 -
いよいよ終わりが見えてきましたが、またひと騒動ありそうな感じです。
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居眠り剣法の達人、磐音のシリーズ、50作目。
50巻も読んだか、と思うとなんとも感慨深い。
作中でも、鰻割きで生計を立てる浪人磐音のことを金兵衛が振り返るくだりがあって、時代は変わり、思えば遠くへ来たもんだ、と思ってしまう。
将軍、家斉とのお目見えもあり、尚武館の話など、いよいよ大団円に向けて助走が始まった、という印象。 -
2020.05.30読了
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静かに静かに、物語が終わりに進んでいく。
尚武館再興も派手さはなくすごく静かで堅実な感じだった
金兵衛の往生はすごい理想的だなぁ
2020.5.17
56 -
最終巻で
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きんべえさん縁側でにっこり大往生。理想ぞなもし。
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「竹屋ノ渡-居眠り磐音江戸双紙(50) 」(佐伯 泰英)を読んだ。あと1冊で完結するのだよ。長かったねえ。
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14年ぶりの神保小路。白桐の幹は太くなり、桜の花が皆を祝う。いい風景だな。このままラストの巻へ行くべきか否か。直ぐに読みたいのだが、終わってしまう切なさを少しでも先延ばししたくもあり…。どてらでも着てしばし考えよう。
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尚武館道場は一回りも二回りも大きくなり、磐音の肩にのしかかるものも重くなったけれど、それにもまして磐音の安定感は素晴らしい!
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4月-3。3.5点。
居眠り磐音50作目。
新尚武館落成。その前に磐音と空也が将軍家斉に接見。
佐々木家の秘密に気付く。
11年越しの剣者と、磐音が対決。
だいぶ年とったね、磐音。空也の時代へ。
次巻でとうとう大団円。 -
土子順桂との対決よりも、金兵衛さんに感動。
お父っつぁん、ご苦労さまでした -
2017.2.15
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170204読了
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あーあの時磐音さん読んでた、あの時だったかな、あんなことあったのは、なんてまるで私の人生、磐音さんと一緒だったような錯覚に陥る。磐音さんのこと家族でよく話すけど、
最後のオチは、「いえいえ、磐音さんいませんからー」。
金兵衛さんいいなあ。あやかりたい。と共に、とにかく佐伯さんのすごさに感服。あー磐音さんの次何読んだらいいかな。