- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575667684
感想・レビュー・書評
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老中支配の元目付・愛坂桃太郎は、倅・仁吾に家督を譲り、隠居をしてから3年が経つが退屈である。人間、やるべきことが無いという事はいかにつらいことか(分かる)
そんな時、仁吾が芸者・珠子に産ませた桃子(3か月)を一目見た桃太郎は、目をみはった。
可愛い……。
桃太郎は、桃子が可愛く、その世話をするために珠子と同じ長屋に住み、常に長屋の周りを見て回り、桃子に害になりそうなと思われる物事を取り除いていきます。そのこまやかな気配りがすごいです。
【読後】
展開が早い、分かり易い、筋書が簡単です。設定が面白い、固いと言われる元目付が孫可愛さに侍姿で孫を背中に背負って町を歩き事件捜査をする。
このシリーズの1作目~3作目までを読み終って2年ほど経ちます。年末年始の図書館の休み用にと思って、4作目~10作目までを借りてきました。なぜ今になってこのシリーズを読む気になったのかが自分でも不思議です。風野 真知雄さんの本は、「妻は、くノ一」を10年以上?前に読んだのが最初です。
なお、4作目を読んでいて、なかなか前に進みません。読みだしたのでなんとか4作目は読もうと思いますが。5作目~10作目までは、読まずに図書館に返却します。
ないないば ー わるじい秘剣帖シリーズの4作目
2016.04発行。字の大きさは…小。2022.01.25~28読了。★★★☆☆
明る過ぎる提灯、珠子が消えた、くしゃみの稽古、奇妙なおもちゃ、の短編4話。
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【バックナンバー】
わるじい秘剣帖シリーズのバックナンバーは、私の本棚より「タグ」→「タグの一覧を絞り込む」に「風野 真知雄」と入力。または、その中から風野 真知雄を探してください。そうすると著者風野 真知雄さんの本が一覧表示されます。私は、本を登録するときには、著者名と登録した年(2022)で登録しています。冊数が多いシリーズ本については、シリーズ名でも登録もします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2016年4月双葉文庫刊。書下ろし。4編の連作短編。いつものように楽しめました。安定した面白さです。親友の病も小康状態で、一安心。事件に巻き込まれて、桃子ともども狙われるようになるとか言っているようだが、こうなると、次巻が、とても気になります。
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2023.04.02
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図書館で。
朝比奈さんがちょっとほっとする展開でヨカッタ。
油断はならないんだろうけど。
確かに自分が良くても、人間社会は一人で何とかなるわけじゃないからそこは難しいよねって事はあると思う。確かに爺が良くても桃子ちゃんのこれからもあるんだろうしねぇ。 -
越後屋の事件は長引きますね。
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このシリーズは、初めて読むシリーズなのに、4巻目から読んでしまったが、武士でありながら、目に入れても可愛い桃子をおんぶしながら、探索するのが今の時代のイクメン 否、イクジイを表わしているようである。
4話の連作短編集で、読み易いけど、、、
人情物語でもなく、剣術の剣豪が、出てくるわけでもなく、捕物帳でもない風野真知雄氏の独特の小説である。
新若様同心のシリーズも、笑いで、読んだ覚えがあるが、、、読んでいて面白いが、後に残らない所が残念である。 -
第四弾
孫の桃子に危害が及ばないようまたまた活躍
越後屋(三井)への嫌がらせの正体は?段々とエスカレート
そして親友は元気を取り戻し!