- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575712094
感想・レビュー・書評
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1996~1999年の雑誌連載だが、連載初めのコンセプトは企画倒れに終わり、途中から二十歳前後の頃のドタバタと心情をさらけ出した自伝的エッセイ集となった。かつて暮した痕を辿り回想する「俺だけの旅」の一連の文章は極めて個人的なものだけど、「俺だけ」じゃなく皆そうだよなあと思いながら懐かしく読んだ。
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内容(「BOOK」データベースより)
奇才・みうらじゅんがスウィートでセンチメンタルな“自分探しの旅”に出たらこうなった!みずからのルーツを青春時代に求めさすらう「俺だけの旅」、愛すべきバイプレーヤーたちへの想いを綴った「信人的な旅」など、独特なセンスと飽くなき偏愛に満ち満ちた、ディープな自伝的エッセイ集。 -
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いやもう笑った。15年以上前のエッセーだが色褪せないな、この人は。とにかく目の付け所が独特だ。
それにしても岡本信人さん、最近はめっきり見かけなくなったけれど、ご健在なのだろうか。 -
内容を確認せずに購入しました。タイトルから、青春時代の甘酸っぱくてほろ苦い、だれもが一度は経験するであろう、胸キュンな想い出が綴られているのかと思いきや、そんなものを期待した自分がバカでした。ロケンロールな魂を持つ、サブカルの帝王である著者を甘く見てました。表紙の写真にもダマされました。変わり果てたいまのお姿とはぜんぜん違う、それなりにハンサムな青年の姿がそこにあったからです。けっきょく、甘酸っぱくてほろ苦いを突き抜けて、かなりイタイ想い出・・・ってゆーか青春とはぜんぜん関係のないよーなことまで、い~っぱい書かれていました。とゆーわけで、期待していたものとは程遠い内容でしたが、でもまぁ、面白かったから結果オーライです。
青春って、麻疹やおたふく風邪と同じで、だれもが一度はかかる病気みたいなものかもしれません。まさにピッタシのタイトルですネッ。
べそかきアルルカンの詩的日常
http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2 -
みうらじゅんさんの切ない青春の日々をディープに語った自伝的エッセイ。
もう読み始めたら爆笑し続けて大変。ほろっとくる切なさもあり、読み終わった後、暖かい気持ちにさせられます。 -
イカレている。本当に、ノイローゼだと思う。だから、いい。みうらじゅんは完全にいろんなことをどこまでもこじらせているから、それがいい。(11/5/29)
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なかなかのノイローゼ具合であった。
溢れんばかりの親の愛を受けて育ったことに好感をもった。
満足度7