あやつられ文楽鑑賞 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575713831

感想・レビュー・書評

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  • 「あああー!早く寝ようと思ったのに0時じゃないか!どうしてくれるの!」と叫びだす程に私を引込み夢中にさせる三浦しをんさんの筆力!というか文楽ヲタ熱!もう!分かる分かると言いながら、実はまだ文楽を実際に観劇した事がない(え?)エネッチケーのダイジェスト番組みたいなのしか見たこと無い。その敷居にビビって足を踏み入れられないままでいるが今年こそは!跨ぎ越すぞ敷居!あと歌舞伎も観に行ってやる!と決意を新たにした。再読なのに吹き出しまくりゲラゲラ笑わされた。ちょいと知識が増えていたせいか初読よりもずっと面白かった。

  • 読了 20240113

  • ほんと、文楽見に行きたくなった。落語とか歌舞伎にも興味湧きました

  • ずいぶん前に、チケットをいただいて文楽を見たことがある。寝てしまった!で、半分くらいで出てしまった。演目も覚えていない。あー!なぜこの本を見たあとに行かなかったのか…反省反省。本当にもったいないことをしてしまった。
    むらむらと、文楽をみたい気持ちが沸き上がっている!
    今年は 真剣に?見る!
    日本人だ。こんなに誇れる文化を満喫しようじゃあないか…そんな気持ちにさせてくれる文楽初心者読本。

  • 「仏果を得ず」に続いてこちら。文楽のあれやこれやを綴ったエッセイというか初心者むけ鑑賞ガイドにもなるね。太夫さんや三味線さん、人形さんに取材したり、演目の解説やら三浦さんの独自な分析があったり。
    まず仏果を読んでからこちらを読み、興味を持ったら見に行く、というのがよさそう。(まんまとそうなりそう。)

  • 文楽の楽しさが伝わってくる。読んでいて楽しい。

  • 以前読んだものを、文楽観劇を経て再読。うーん、めちゃくちゃ面白い!
    感じ方や語り口に卑近な感覚を抱くけど、それだけじゃない。スバっと本質的なことを切り取るところが三浦さんはすごいと思う。
    人形が人間を演じ、太夫が語り、三味線が包み込む。また文楽を観に行こう!

  • 三浦しをんの文楽鑑賞エッセイ。

    文楽を題材にした彼女の小説「仏果を得ず」をよんだのが、7年ぐらい前だったか?
    漸くエッセイの方も読めました。

    小説も素晴らしかったですが、エッセイも楽しかったです。
    古典芸能というと、敷居が高く感じられ尻込みしてしまいますが、この2冊を読んだ今、「文楽鑑賞してみたいな」という気になっています。

  • 前半はかなり面白かったけど途中からややトーンダウン??ただ、文楽を観た事が無い人や興味が無い人、一度観たけどつまらなかったという人は一度読んでみて欲しい本だと思いました☆

  • 三味線さんや人形さんや大夫さんへのインタビュー、有名な作品のあらすじ紹介など、どれも著者の文楽愛と解釈にあふれていて面白かった。文楽を見たり、聴いたり、見ながら聴いたり聴きながら見たり、したくなった。三味線弾きたい。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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