あおぞらビール (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575713916

感想・レビュー・書評

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  • 森沢明夫さんの小説を初めて読んだのはつい数ヶ月前『エミリの小さな包丁』だった。その後も2冊読んだが、どれも自然の描写が素晴らしく、温かい物語を描く作家さんだなぁという感想を共通して抱いた。そんな森沢さんがどんな人なのかということは気になっていたが、森沢さんの10代後半〜20代前半の時のエピソードを集めた本書はとても面白かった。夏が大好きで、日本の自然を満喫する経験をたくさんしていることに加え、ここまで濃厚な爆笑エピソードの数々を持っているのは凄い。若干下品な話も混ざっているが、、それも含めて色々な意味ですごい人なんだな…と思った。一緒に遊びや旅をした仲間もあとがきによれば、立派になっており、今でも彼らとの付き合いがあるという。本当に人生を楽しんでいるな、と読んでいてこちらも前向きな気分になった。子供時代の夏休みや日本の自然、川や海のレジャーが好きな方には特にはまる本だと思う。こういう経験を多々されたからこそ、あのような小説が書けるのだなと思った。

  • 森沢さんの青春時代の面白エピソードを綴ったエッセイ。
    めちゃくちゃ面白かった!もっと早く読めば良かったと思いました。

    著書から受ける優しくて穏やかなイメージとはかけ離れたブッ飛んだ体験の数々。
    それにしても、よくこんな事態に遭遇するな~と思いました。全然笑い事じゃない事もいっぱい!
    友だちも最高だし、旅生活がとにかく楽しそう。
    電車で読んでたので、笑いを耐えるのにプルプル震えてしまいました。

    エッセイには森沢さんの魅力がいっぱい詰まってて、ますます好きになりました。
    エッセイ「ゆうぞらビール」を読むのが楽しみです。

  • 中学男子に読ませたい本、ナンバーワン❗️
    「高校生になったらこんな夏休みをおくりたい❗️」あるいは「大人になったら、こんなことしたい❗️」を掻き立てる事、請け合い。

  • オイラは「夏」が好きでしかたがない。無性に外に出て疲れるまで遊びたくなる。それでもって日が暮れてきたらビールをグビグビ飲んで眠るだけ。夏が過ぎると夏や海が出てくる小説を読んで気持ちだけは縮こまないように気分を盛り上げて過ごす。BGMも1年中、大瀧詠一や山下達郎は欠かさず、夏ソングがほとんどだ。そうやって次の夏を待ちわびながら過ごす。生きてる間にあと何回夏を過ごせるかを考えてしまうほど好きだ。そして、森沢さんをはじめ、宮島、岩井、アポロ、ドボンみたいなバカタレが大好きだ。腕っぷしが強いのに女に弱いところとか。最後の最後まで悪ふざけしてる男でいたいな。んで、あいつはホントにバカだったなぁ、ってみんなに笑われたらサイコー。

  • 思わず声出して笑ってしまう。笑
    電車で読む時は注意です笑

  • 田舎や自然は好きだけどアウトドアは嫌いな私には大いに笑いつつ羨ましいとはちっとも思わないまぬけな旅のオンパレードでした。自由だけど経験したくない

  • 彼が書くあとがきが好きでエッセイにも手を出してみました!期待どうりの人柄の持ち主で更に好きになっちゃいました。

    森沢明夫さんは良く田舎を舞台とした本を書くけど、それはこの青春時代からきてるんだなぁ、、

    この本を読んだら、週末には山か海でビールを飲んでいると思うのでお気をつけくださいまし。

  • 私の大好きな本を数々生み出していくのはこんな気さくで面白くて少年みたいな人だったんだ!もっともっと森沢明夫さんも森沢明夫さんの本も好きになってしまった。このエッセイ読んでからみる森沢明夫さんの本はちょっとひと味違う気がする。味見してきます。

  • こんな野生的な体験をする人がいるんだ
    ちょっと汚い 笑

    若い時にやんちゃした仲間といまでも付き合いがあることは素敵で羨ましい。

  • 森沢明夫さんの小説を読んで、他の作品も読みたいと思って探したところ、タイトルと表紙につられて読み始めた。
    小説ではなく、作者自身の若い頃の体験談、エッセイだった。
    若い頃の友人との旅行などを中心に面白く書かれてある。
    サラッと読めて面白い。
    爆笑エピソードもあるので通勤電車で読むには注意を要する。

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著者プロフィール

1969年千葉県生まれ、早稲田大学卒業。2007年『海を抱いたビー玉』で小説家デビュー。『虹の岬の喫茶店』『夏美のホタル』『癒し屋キリコの約束』『きらきら眼鏡』『大事なことほど小声でささやく』等、映像化された作品多数。他の著書に『ヒカルの卵』『エミリの小さな包丁』『おいしくて泣くとき』『ぷくぷく』『本が紡いだ五つの奇跡』等がある。

「2023年 『ロールキャベツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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