牛を屠る (双葉文庫)

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著者 : 佐川光晴
  • 双葉社 (2014年7月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575714173

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牛を屠る (双葉文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  「働く」ということを教えてくれた。そのとおりだなぁと思うと同時にそんなふうにオイラは毎日を過ごしているかなと振り返らせてくれた。オイラの好きな言葉に「何をしたかよりも、誰としたのかが大切だ」がある。定年を迎えた父親が息子に向けたラジオ番組への投稿だった。定年までいろんなことがあったけど、記憶に残っているのはどんな仕事をしたかよりも誰と仕事をしていたかということだった。
     佐川にとっても新井さんをはじめとする屠殺場で一緒に働いた先輩や後輩は生涯、忘れられない仲間なのだろう。オイラも新井さんみたいになりたいものだ、歳ばっかりとって貫禄がない。自信を持てる働き方をしていないからだろう。自信が持てるまでやりきってないのかな。いずれにしてもいい本に出会った。
     「おばさん」シリーズがどうしてできたかも理解できた。薄っぺらな作り話じゃないことがわかって嬉しかったな。

  • 知らない世界で面白く読めた。屠殺場での刃物を使っての仕事…危険この上ないけどお給料はたくさん貰ってるのかな…ありがたい事です。お肉は残さず食べようと思った。

  • ヤバイ!めっちゃカッコいい!!この題名に惹かれたなら、即刻読んでみるべきです!!!♡

  • 普通なら知ることができない世界を知ることができるのが読書の面白さ。

  • 面白かった。

  • 家畜というより、哺乳類を解体するという営みは、差別的な視線ではとても覆いきれない、ものすごく永い──人類が人類になる以前から繰り返してきた行為があるわけです。その末に辿り着いた道具の形があって、その道具に潜むポテンシャルを自分が解放できるようになった時の嬉しさといったらないですよ

    この労働観について書かれてる。
    面白い。

  • 大卒の著者が出版社を退社してついた仕事は家畜の解体。差別的な目で見られる仕事を、ただひらめきで、なんとなく、と理由のつかないまま職業安定所で探し、就職。ナイフがうまくつかいこなせたる嬉しさ、たくましくなる肉体、1日の解体分が終われば昼で退社できること、など、仕事の誇らしさが描かれている。世の中にはよそうできないほどのいろんな仕事があるけれど、選んだ仕事が何であろうと、一生懸命な人は輝く、と思った。いろんな世界のいろんな仕事をもっと知りたい。

  • 人として生きる強さ、残酷さ。周囲と繋がること。夢中になれる幸せ。読み終わって自分の中で消化できたら少し強くなった感じがした。

  • ずっと読みたくて、文庫本になったから買いました。
    面白いほん。
    働くということについての本。

    あとがき対談にある、命だなんだの話は、どんどんやって来る牛を捌くのに必死で、余裕が無いってのは、よく分かる。

    生き物を殺す仕事をしたことがあるからなんだが。

  • 屠畜場での就労経験に基づいた興味深いエピソードの数々。毎日のように肉を口にしながら屠畜に関する知識に乏しい読者にとって現場の描写は衝撃的だ。決して快適とはいえない労働環境や被差別部落に対する偏見が影を落とす職場にあって働くことの本質が見えてくる。

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