私の少年(1) (アクションコミックス(月刊アクション))

著者 :
  • 双葉社
4.22
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本棚登録 : 1482
感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (148ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575848106

感想・レビュー・書評

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  • 最終巻まで読破。

    途中まで、単純な歳の差の恋愛ものかなぁという気持ちで
    絵の綺麗さと言葉の繊細さに惹かれてぼんやり読んでいたけど
    その本質は、アダルトチルドレンが自分よりも一回り以上も歳下の男の子に救われて、
    自分の中の小さな子供を抱きしめられるようになっていくお話だった。

    新幹線の中で、聡子が辛かった少女の時の姿に
    なって描かれたシーンが印象的だった。

  • 人の素直さ、優しさがもたらす人間関係の複雑さって感じ。
    一対一ならそれでもいいかもしれないけれど、人はその他にも多くの人と関わりながら生きている。故に成り立たない。

    他にない雰囲気が、すごくよい。

  • 真修が可愛い。母性本能をくすぐる。
    奈緒ちゃんの話がいじらしくてグッときた。
    恋愛に発展したりせず、ほっとする展開がいいな。けど真修は母親がいないみたいだし、聡子に母親的なものを求めているうちに恋愛に…とかなりそうで怖い。
    絵も綺麗だし、読んでてなんか不安になる感じも含めて美しい。

  • 元々の設定では性別が逆だったみたいだけど、こっちの方が良かったと思う。

    主人公と同じ世代として、共感できるところがいっぱいある。心理描写や着眼点が素晴らしい。特に人に褒めてもらいたいくだりとか、もう涙が・・・

    二人の今までとこれからを楽しみに次巻を待つ。

  • 本屋さんでどーんと飾られていたので手にしてみたらあたりだった。

    美しい絵に、なにやら訳ありの少年と三十路のOLの繊細な関係。
    少年かわいすぎる!
    危うさも感じるけれど、どうかこの先も幸せでいてほしい…。

  • 聡子とは同年代だけれど、少年にハッとする体験はしたことがない。
    これからどう展開していくのか、とても気になる。

  • 今年読んでよかったもののうちの1つ。
    これだけの歳の差があるからこそ
    簡単に恋愛感情には結びつかないものの
    聡子の真修に抱く情ってなんでしょう‥
    もちろん血の繋がった家族ではないが
    他人というにはあまりに近すぎてしまったがゆえにここまで関係が拗れてしまったというのが
    とても切ない‥でも親の目線からしたら
    きっと、よく知らない他人からの我が子への
    愛情なんて理解不能なんだろう。
    誰も悪くないんだけど、行き場のない
    もどかしさで次はどうなるんだろうと気になる
    漫画の1つです!!

  • 障害のある純愛は燃え上がりますが。
        とても審美的な愛情物語ですよね。素敵です。
    愛とは情として体内を駆け巡るような健全な肉欲の面があり
    そして、ひたすら相手を護りたいという汚れなき使命感。
    さらに相手を慮る二人の純粋な献身行為。

    ただめでたしめでたしハッピーウェディングでは興醒め。
    ブーケは翳りと苦悩を隠すものなのです。

    俺ちゃんはどーだって?知るわけないだろ。
    甲斐性がないからいまだに嫁さんも貰えん・・・クワトロ談

  • 長いこと積んだままだった。カバーや題名の雰囲気から、シリアスで読了するのに体力がいる話という印象を持っていた。

    実際読んでみると、テンポが良く、30歳という年齢の主人公ならではの微妙な感情の機微にも納得できるシーンがちゃんとあり、読みやすかった。

    菜緒が「普通」で思い悩むシーンや、元恋人の独占欲(?)のチラ見えなど、感情表現が丁寧で直球なので分かりやすい。
    なので最後の、「優しくするのが当たり前」「真修にしかしない」というやりとりも
    どういう経緯でその言葉が出てきたのか、その言葉をどう受け取ったのかについて素直に解釈することができ、展開についていける気持ち良さがある。

  • 【あらすじ】
    スポーツメーカーに勤める30歳、多和田聡子は夜の公園で12歳の美しい少年、早見真修と出会う。
    元恋人からの残酷な仕打ち、家族の高圧と無関心。
    それぞれが抱える孤独に触れた二人は互いを必要なものと感じていく。
    この感情は母性? それとも――。

    【感想】

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