大阪ハムレット(4) (アクションコミックス)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 164
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575942910

感想・レビュー・書評

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  • おカアさんがいた街がお気に入り。
    優しい気持ちになる。

  • 世の中、自分の力じゃどうしようもないこともある。それでも人は笑って生きる。

  • 2018.4.21市立図書館
    あのとき、そして今、わりきれない、言葉にならない複雑な気持ち、正解のないいろんな人生がつまったお話。
    最後の話、サビィがどういう経緯で西谷と結婚することになったのかは断片的なヒントから想像するしかないし、これまでの人生は平坦ではなかったと思うけれど、強く美しくかなしく、でもこれからは新しい居場所に馴染んでいけるのではないかという希望を感じた。大阪踊り(2巻)にでてきたエリカちゃんにまた会えたのもうれしい。

    コンサート(前・後)/阿倍野マリア(前・後)/おカアさんのいた街(前・後)

  • 号泣不可避

  • この4巻で驚くほど熟成された感があります。1話目は読み返すたび発見があり、物語にどんどん厚みが出る。なぜいじめていた子がいじめられていた子に優しくなったのか、どうして大人になっても孤独や悩みは消えないのか。2話目の強気女子はご自身でおっしゃる通り、ホント面倒そうな人ですな(^q^) 3話目は1巻の女の子になりたくて演劇出る話のように終盤で新事実!的なものですが、ここでのアジア系お水の方の雰囲気は、道でみかけるそのものですよね。あの世情への無関心な具合い。観察とその再現が実に丁寧だと思います。

  • このシリーズを読むといつも人間って色んな問題を抱えながらも懸命に生きいく物だなあと実感する。この人は人間描写がさすがだなあ。

  • サビィも、ミチルも、福ちゃんも、3つとも、一筋縄ではなくて、だからこそ、人生の折り合いの付け方ってこういうものなのかなって、素直に受け入れられる。

  • 女性の内面を深く潜っていくような感覚の漫画。
    完結巻です。

    この巻に収録されている話はどれも素晴らしく、
    隔週でこの作品を描き上げた森下先生には、ただただ尊敬の念を抱きます。

    物語を締めくくるにふさわしい「おカアさんのいた街」。

    サビィが祈る大ゴマは圧巻です。
    想うこと、苦しむこと。
    生きる道を選択すること。
    痛々しいほどにまっすぐなその姿すべてが
    サビィの祈りに集約されているのではないでしょうか。

    素晴らしい作品だと思います。

  • こんな素晴らしい漫画があったとは・・・
    泣ける。
    全4巻全部泣ける。そして心の奥ぅーーのどっか、が痛くなる。

  • いつも、この人もマンガを(特に最近の)読んだときに感じる、安心感と、不思議な痛みは、なんなんだろうと思います。

    わたしたちは、いろんなことをデータとして知っている。でも、いちいちそれに痛みなんか感じない。
    だから、こうして物語として提示されて、はじめて想像力をめぐらすことができる。

    そうして、データの向こう側に本当にいるはずの人について考えることは、とても大切なことだと思います。

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