- Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575942910
感想・レビュー・書評
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世の中、自分の力じゃどうしようもないこともある。それでも人は笑って生きる。
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2018.4.21市立図書館
あのとき、そして今、わりきれない、言葉にならない複雑な気持ち、正解のないいろんな人生がつまったお話。
最後の話、サビィがどういう経緯で西谷と結婚することになったのかは断片的なヒントから想像するしかないし、これまでの人生は平坦ではなかったと思うけれど、強く美しくかなしく、でもこれからは新しい居場所に馴染んでいけるのではないかという希望を感じた。大阪踊り(2巻)にでてきたエリカちゃんにまた会えたのもうれしい。
コンサート(前・後)/阿倍野マリア(前・後)/おカアさんのいた街(前・後) -
号泣不可避
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この4巻で驚くほど熟成された感があります。1話目は読み返すたび発見があり、物語にどんどん厚みが出る。なぜいじめていた子がいじめられていた子に優しくなったのか、どうして大人になっても孤独や悩みは消えないのか。2話目の強気女子はご自身でおっしゃる通り、ホント面倒そうな人ですな(^q^) 3話目は1巻の女の子になりたくて演劇出る話のように終盤で新事実!的なものですが、ここでのアジア系お水の方の雰囲気は、道でみかけるそのものですよね。あの世情への無関心な具合い。観察とその再現が実に丁寧だと思います。
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サビィも、ミチルも、福ちゃんも、3つとも、一筋縄ではなくて、だからこそ、人生の折り合いの付け方ってこういうものなのかなって、素直に受け入れられる。
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こんな素晴らしい漫画があったとは・・・
泣ける。
全4巻全部泣ける。そして心の奥ぅーーのどっか、が痛くなる。 -
いつも、この人もマンガを(特に最近の)読んだときに感じる、安心感と、不思議な痛みは、なんなんだろうと思います。
わたしたちは、いろんなことをデータとして知っている。でも、いちいちそれに痛みなんか感じない。
だから、こうして物語として提示されて、はじめて想像力をめぐらすことができる。
そうして、データの向こう側に本当にいるはずの人について考えることは、とても大切なことだと思います。