宇野千代きもの手帖: お洒落しゃれても

著者 :
  • 二見書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576041896

感想・レビュー・書評

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  • 新しいということは古いこと、古いということは新しい。
    このコトバがまさにぴったりくる内容だった。千代さんの感覚にまだ今の時代は追いついてないとさえ思う。

    折に触れて読み返したい。

  • 基礎があってそれを崩すのと、元もあったもんじゃないのとでは全く別もの。

    当たりまえのものがない哀しさと寂しさ。

  • 資料番号:010859767
    請求記号: 593.8/ウ

  • 今週末から始まる着物を縫う会、参加者の一人はお気に入りのアフリカの布で縫うのだそうだ。考えてもみなかった!!色々な人が集まると色々な考えがでてきて本当に面白い。私はお気に入りのタイ名物黒檀染めの布を縫う。ゆくゆくは宇野千代さんのように自分で、お母さんが縫った着物ファッションショーができるのでは?どんどん夢が広がる。

  • 昭和20年代~30年代に書かれたものがほとんどらしいけれど、内容に古さを感じない。
    逆に言えば、宇野千代さんの感覚やっと今頃世間が追いついたということかな?

    大女優さんの若かりし頃の写真もモノクロだけど新鮮!

  • 男性ですが着物大好き人間の私自分のアンサンブルも持っている。面白かった。

  • ページの中に大好きな高峰秀子の
    着物写真があったので手にとった。
    おしゃれとはお金ではなく、手をかけることなんやね。

  • お洒落は値段と比例しないと言う事を気づかせてくれた一冊。お洒落とは気概・・・なのかもしれないと思いました。宇野千代さんのデザインした着物やエッセイを見てゆくと、着物と洋服の敷居が低くなった気がします。着物って・・・と一歩引いてしまう方、読んでみたら面白いかもしれません。

  • 長寿で桜好きで恋多き女性、という印象しかなかったのだが、この本に現れている彼女の「常識や型に囚われず、今にあった着物の楽しみ方の提案」に共感。知識を持つ事と囚われて不自由になることは別だ。現代で着物を着るときにつきまとう「常識」問題へのひとつの答えだと思う。

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著者プロフィール

宇野千代
明治三十年(一八九七)、山口県に生まれ岩国高等女学校卒業後、単身上京。自活のため、記者、筆耕、店員など職を転々とし、芥川龍之介はじめ多くの作家に出会い、文学の道へ。昭和三十二年(一九五七)『おはん』により女流文学者賞、野間文芸賞。四十七年、芸術院賞受賞。平成二年(一九九〇)文化功労者に選ばれた。八年(一九九六)死去。ほかの主な著書に、『色ざんげ』『生きて行く私』『宇野千代全集』(全十二巻)など。

「2023年 『九十歳、イキのいい毎日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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