映画館で逢いましょう 2 (シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 95
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576050973

感想・レビュー・書評

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  • 書き下ろしに、龍之介のラブ話が。これはいい。これだけで一本読みたい。本編は雑誌連載時に読んでいたけれど、まとまるとやはりいいね。

  •  二人がくっついて幸せになったはずの後の話。
     まあ、当たり前のことですが、くっついたから幸せになれるのではなく、くっついた先からの方が長い。
     それを教えてくれる話でした。

     社内恋愛禁止の壁を乗り越えて、せっかく幸せになれたはずの周と社長の神尾。
     ところが、神尾の元の同僚が現れて、思わせぶりなことを吹き込まれたことから周の調子が狂ってしまう。
     恋も仕事も一生懸命なはずだけど、どうしても自分のことも相手のことも信じられない。
     周りは自分よりもすごい人たちばかりで、一生懸命やらなくちゃと焦るけれど、それがすべてから回りしてしまう。

     という話でした。
     よくある話だとは思うんですが、優しい文章で書かれているので、とても読みやすかったです。
     やわらかいカップルのその後の話を読みたい方にはオススメします。

  • 映画館で逢いましょう の続編。


    攻め:社長・神尾清心
    受け:國重周


    再就職した映画配給会社の社長・神尾と恋人同士になった周。
    何もかも完璧で大人の神尾についていくだけで精一杯の周は神尾がくれる愛の言葉だけを信じることが出来ず、神尾が過去に付き合っていた男の存在が気になったり周りにいる美形な島の気持ちに気づいてしまったりと悶々としていて…。



    周の切なさが良かった〜。誰しも完璧で大人な彼氏相手だと自分に自信なんて持てなくなる。周は特に出来る兄と比べられ親には認めて貰えてなかった過去があって、ぐるぐるしてしまう。
    美形な片腕・島の存在も気になったり。
    でも神尾が誠実に周を愛しているのが伝わってきて良かった〜。


    そして同時収録はその島が新しい恋を見つけるまでの話で、あとがきに書かれたように枚数が少なくて駆け足だったのがもったいなかった。
    神尾と周の後日のラブラブを書いて、この島の話は別に1冊書いて欲しかったな。

    挿し絵のユギ様には萌えました。やっぱり私は絵師さんに影響されるらしい(爆)

  • 社長×中途採用新入社員。感動するシーンや同調するシーンは多々あるが、どこかシーンごとで完結している印象。色や柄の異なる布をつなぎ合わせたパッチワークのように、微妙なずれを感じる。なやめる受け、と、どこかおとめチックな思考展開。攻めに長年思いを寄せる受けの上司の言動が優しくも切ない。

  • 他の作品とリンクしている登場人物が多くて相関図が欲しいと思った。

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