哲学的な何か、あと科学とか

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著者 : 飲茶
  • 二見書房 (2006年11月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576061849

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哲学的な何か、あと科学とかの感想・レビュー・書評

  • 初年の勤務校にて、理科教諭から紹介されたサイトの書籍版。

    科学哲学史の項目がよい。ポパーの反証可能性については、ゼミの教授が何度か話していた。文系でも通用する。学術研究に「できること」と「できないこと」がよくわかる。
    量子力学は難解で、私には意味不明だった。

    数学版も発売されているということなので、そのうち挑戦しよう。

  • 文体が柔らかいので一見わかりやすそうな印象もあるのだが、ブログ記事のまとめ本との事なので、書籍全体としては体系化されておらず、結果、全体を通しては何だかよくわからない本になっている。あとがきの、図書館で会社を辞めたくなった気持ちはよく理解できる。人生は有限だ。

  • 疑えばキリがない。

  • 著者が管理しているサイトに掲載されていた、どこでもドアの思考実験が面白かったので、本書を手に取ってみた。
    頭の回転が鈍いため、量子力学の章で挫折しかけたが、難解で取っつきにくいイメージだった哲学や物理について、分かりやすく簡潔に書かれており、哲学や科学についてもっと知りたいと思えるような一冊だった。

  • 面白い!
    2重スリットとかシュレーディンガーとか、馴染みのある物理テーマを哲学的に考察してみた本。

    国家と鉄原子は同じレベルの存在なのである。
    我々が実際に多世界を観測して、その正当性を確かめることは不可能である。
    現代科学で、クオリアの謎が解ける可能性はない。
    など。

  • どこでもドアの思考実験で有名

  • 読みやすさが最強レベルの哲学・科学の入門書。
    量子力学とか、どうにも日常生活にかすらないのでなかなか興味を持って読みづらいけど、これは読み口で読ませる本です。
    反面、ちゃんと頭に残るか少し心配ですが。。
    すぐ読めるし、時間があれば読んでみても良いのでは。

  • 近年で、僕の人生を変えた1冊と言える、哲学と科学の本。「なるほど。哲学や科学ってこういうものなか」と得心します。しかしこの本が秀逸なのは、哲学や科学の解説で、終わっていないところです。「考えること自体」を考えさせられました。特に、物質に関するところにそう思い、「言われてみれば確かにそう。あれ?そうだよね?そうじゃん!」となりました。文章も平易で読みやすく、こういう本にありがちな「なるほど。さっぱりわからん」とはなりませんでした。オススメ。

  • 思考実験 どこでもドア

  • よくある物理、哲学的なお話を数式など使わずに、たとえ話を中心に説明している。これはすごいことだと思う。

  • これは非常に面白かった。久々のヒットである。哲学的に考えると世の中のあらゆるものが矛盾だらけになる。しかしその矛盾が矛盾することなく成立している世の中。文章もとても読みやすいしお勧め。特に後半のドラえもんのどこでもドアをベースにした話はちょっとゾクリとする面白さがありますね。

  • 科学は世界について本当のことを知ることはできない。

  • 哲学の中毒的な面白さを伝えたいという目的で書かれた本。ゲーデルの不完全性定理、相対性理論、量子力学、科学哲学史、哲学的ゾンビ問題、脳分割問題など、現代科学理論からココロをめぐる哲学的問いまで幅広く扱っている。
    著者は院卒のサラリーマンであり、「まずは、「哲学って面白い」と感じることが先決」という方針で書かれているので、内容の厳密性・正確性には十分でない部分もあると思われるが、くだけた口調で難解な理論や哲学的な問いがわかりやすく、そして、興味深く解説されており、著者の目的は十分に達成されていると思う。
    これまで、相対性理論や量子力学について、なんとなくしかわかっていなかったが、本書を読んで、それらの肝となる考え方がつかめたように思う。量子力学のコペンハーゲン解釈から派生した「多世界解釈」やコペンハーゲン解釈とは別の解決策である「パイロット解釈」など、知らなかった知見も多く、興味深かった。
    後半の、「自分のようなココロを持っているのは、本当は自分だけではないのか?」「自分が見ている『あの赤』は、他人には「青」で見えているのではないか?」といったココロをめぐる哲学的な問いを考える部分は、かなり興味深かった。自分も、これまで「どうやって『熱い』とか『悲しい』といったココロの中でしかわからない感覚についての言葉を覚えることができたのか。本当に他の人とその言葉が意味するものは一致しているのか」「自分とは要は記憶の束により自己同一性を保っている存在なのだから、自分のこれまでの記憶をコンピュータ上で完全再現できたら、肉体は別にして意識としては不老不死になれるのではないか。」といった問いについて考えることがあったので、問題意識が似ていると感じた。ドラえもんのどこでもドアの思考実験には惹きこまれたが、余計に頭がこんがらがってしまった感もある(そもそも、肉体、脳、記憶等をほぼ完全に再現するということにかなり無理があるので、この思考実験自体、意味があるのかという気もするが‥)。
    結局、本書を読んだからと言って、上記のような哲学的な問いの答えを得られたわけではなかったが、そういう問いを考えることの面白さは十分に感じることができたし、また機会を見つけて考えていきたいという気になった。

  • 哲学って面白いよって内容の本。
    もともとネットで公開されてたものが書籍化されたもの。

    主に科学の世界において哲学がどのように関わってくるのかを砕けた口調で面白くなるように解説がなされている。

    はっきり言って、哲学は大変恐ろしいものである。
    それは難しいからでも理解し難いからでもなく面白すぎるから。
    といった感じで始まるのだが
    期待に違わず哲学って面白いと思う人が増えてほしいなと思える本。

  • この話題、大好き。物理が真理探究ではなく、道具主義的な学問であるとわかって、今の物理に興味を無くした。証明出来ないことが証明されても、それでもそれを追求してこそだよ。生命の意志は何らかのエネルギー、空想は存在確率みたいなものだとか考えてる。

  • 哲学を気軽な気持ちでも読めるなんちゃって哲学書。大学入りたてのころ読んだ本で、ふと思い出して紹介したくなりました。何か今まで当たり前だと思っていたことや考え方に刺激を与える本で、とてもオススメです。クオリア問題、量子論から始まるシュレンディンガーの猫、コペンハーゲン解釈、パラレルワールドなどなど、科学にときめき、ワクワクするような話が沢山入っています!

  • 科学からスタートし、綺麗に哲学まで持って行く
    ストーリーテリングに脱帽です。websiteも見たことありましたが、
    こう本で一気読みするのもアリですね。

  • ☆4つの理由は「哲学的な何か、あと数学とか」の方が面白かったから!

    不完全性定理、イデア論、相対性理論、カオス理論、エントロピー増大の法則、不確定性原理、量子力学についてのアレコレソレ、科学哲学史、はたまた(アノユウメイナ)どこでもドアまで、“ざっくばらんに”“なんとなく”説明している素敵な本です。

    中学の時にこの本に出会っていたら、“希望進学先アンケート”に「出家」って書かなくてすんだかも、あの自分で答えを出せずにモヤモヤした日々を何年も送らずにすんだかも・・・と思うとなんだか泣けてきました。

    ~一般に、「科学」と言えば、「明らかに正しいもの」「間違っていないと確認されたもの」というイメージを持ちがちであるが(中略)実のところ「科学」であることの前提条件とは「間違っていると指摘されるリスクを背負っているかどうか」なのである。~本文より抜粋

    この言葉にハッとした方、面白いなと思った方はきっと楽しめる本だと思います。

  • 科学系・文科系の人間がともに楽しめる一冊。様々な化学的事象を哲学する。どらえもんの「どこでもドア」を哲学する箇所もあり、背筋の凍るような衝撃を受けつつさらなる知識を得られた。

  • エッセイの様に軽い文体で書かれた哲学の本。
    哲学に興味を結びつける入門編として、初心者には大変親切な読み易さで、おつむの弱い私でも楽しく読めました。
    シュレディンガーの猫の話がやっぱり好きで…。
    確かに、物理学って突き詰めると哲学なんだねえ…と思ったり。コギトエルゴズム、ですかね。

  • 理科系の人におすすめの本です。
    哲学について、科学について、思い込みが成す現実を面白おかしく綴っています。

    数学が正しいことは証明できない。光が波と粒子の性質をもつことはわかるが、どの瞬間にどうなっているのかはわからない。など、科学と哲学とを結びつけるロジックが面白かったです。

  • ソクラテスのようないわゆる哲学者の思想を引用して哲学について考察するといった類の本ではないです。

    哲学的な何か、科学、量子力学、科学哲学史といった一見とっつきにくそうな内容について、非常にわかりやすく解説されています。

    数式は一切出てこないので文系脳の私にとっても全く問題ありませんでした。

    この本のおかげで哲学、数学、物理にめっちゃ興味湧きます!

    そして最後の章では脳分割問題や自由意志についてなどなど、より哲学っぽい内容も。

    特にどこでもドアの話はおもしろい考察です。ネタバレになるので書けませんが(笑)


    いわゆる知識本ではないので、この本を読んだからといって哲学や科学に関する教養が身に付くわけでは全くありませんが、

    「もっと哲学について知りたい!」「数学とか物理もおもろそう!」

    このような知識欲がかき立てられること間違いなしです!w

    この本を一気に読み終えたあとすぐに本屋に行って哲学ジャンルの本を購入した次第です(笑)

  • とても読みやすく書かれていたが・・あっさり読めてしまった分、頭から抜けていくのも早そうなので、本当なら引き続き関心のある分野に絞って、もう少ししっかりと書かれた本も読むべきなのだと思う。
    元々ブログの内容を書籍化したようだが(本著では飲茶というハンドルネームを使用)、本来であれば本名を公開し、内容の妥当性についてしっかりと責任を負う姿勢を示してほしかった(”哲学”の専門家ではないようなので、無理だったのでしょうが)。
    とは言え、すらりと面白く読めたのも事実(前半も良かったけど、最終章「もっと哲学的な何か」が一番面白かったかな)。「ボク」という意識の正体は一体何なのか??考えれば考えるほど、分からない(そんなに考えてないけど。高校生の時なら、もっと真剣に考えたかもしれない)。

  • 科学の難しい理論を題材としていますが、語り口がざっくりとわかりやすく、最終的には哲学的に考えていく様子がとてもおもしろいです。

  • 2013年7月12日読了。Webサイトが面白かったので読んでみた。不確定性原理から数学・科学の厳密性を揺さぶり、量子力学における「確率でしか状態を予測できない」点から世界に対する常識を揺さぶり、「哲学的ゾンビ」の思考実験から「我思うゆえに我あり」の哲学を揺さぶる・・・。出会うものすべてに新鮮に驚く幼児期を過ぎても、世界はこれほど面白い時間つぶしで溢れているのだな・・・!基本的にWeb記事をそのまま書籍にした体裁なのだが、やはりWebと本では「読み応え」が違ってくる、気がする。改行が多いのでサクサク読み進められるし。「続きは書籍で」の絶妙の引きで締められていた「どこでもドア問題」のオチがイマイチの気もするのが玉に瑕とも思うが。

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哲学的な何か、あと科学とかの作品紹介

はっきり言って、哲学はたいへん恐ろしいものである。だが、それは決して「哲学が難しい」とか「聞きかじりの素人には理解できない」とか、そういう話ではない。そうではなく、哲学が恐ろしいのは、それがあまりにも「面白すぎる」ところだ。その面白さは、まさに中毒的である。難解な専門用語を使わない、"痛快テツガク入門"。

哲学的な何か、あと科学とかのKindle版

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