その愛に守られて(二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
3.08
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本棚登録 : 22
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (564ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576081366

感想・レビュー・書評

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  • RITA賞受賞だし、ストーリーも良さそうだったので期待し過ぎちゃったのかも。
    登場人物にすごく悪い人はいなくて、みんな何かしらの問題を抱えている。
    結構リアルかな。
    でもヒーロー役のルークの態度も中々はっきりしないし、割と流れがゆっくりで中途半端なのかも。

  • ファンタジーと絡めてストーリーが展開していくのですが…若干宗教チックな感もありますが、でも十分に考えさせられます。登場人物それぞれが主人公と言う感じで、人物描写が深いなぁとおもいました。

  • 守護天使云々とか、ちょっと現実離れしたものは得意ではないのですが
    子供が出てくるのは好きだし、なかなか楽しめました。

  • RITA賞受賞作品。

    シングルマザーのヒロインと、13年前にヒロインを妊娠させときながら、500ドル渡すから中絶しろと言い張ったヒーローとは思えないヒーロー。
    2人は息子の事故をきっかけに再会するんだけどヒーローには妻がいる。

    昔は子供がほしくなかったけど今は子供がほしいから、卵管結紮手術をした妻の気持ちは顧みずにヒロインと息子のことだけ考えるよ!という身勝手なクソヤローです。
    ヒロインに息子が産まれたことを僕に知らせるべきだった!って怒る立場にあると思ってるのか。

    クズヤローにむかつきすぎて全然ロマンスに入り込めなかった。
    妻と離婚するきっかけも結局自分から言い出す勇気がなくて妻から離婚を切り出させて、喜んで離婚に応じたいけど一応反論しておくか、という狡いところも好きになれなかった。

    ヒーロー両親も義娘が卵管結紮手術をしたと分かった途端にヒロイン母子に擦り寄っちゃって。
    この両親にしてあの息子(ヒーロー)だなぁと感じた。

    主人公カップルよりヒロインの姉夫婦の話の方が楽しめたかな。
    でもこっちはこっちで勝手に浮気しといて妻のせいにするヒロイン姉の夫だからどっちもどっちか。

    碌な男がいない中のヒロインの恋人アラン。
    まともな言動してるのにヒロイン家族から嫌われまくってたのが可哀想だった。

  • ☆2.5

    シングルマザーのジェニーの息子ダニーが会ったことのない父親に会うため出掛けた先で交通事故に遭い昏睡状態に陥る。13年前に別れたダニーの父ルークは自分に子どもがいることを初めて知り驚く。

    1997年RITA賞受賞作。
    13年前、ヒロインに妊娠を告げられたヒーローは中絶費用を渡して去った為、自分に子どもがいることは知らなかった。
    なおヒーローは現在既婚者で、妻が自分に内緒で卵管結紮の手術を受けていたことを知りショックを受けたばかり。
    ロマンス小説で中絶を求めるヒーローって初めて見たから「ん?」とは思ったもののそこから時が経ってヒーローも変わって成長して名誉挽回してくれるのかなと思ったのだが、最後まで優柔不断で決断力がなく自分を悪者にしたくない印象を受けて好きになれないヒーローだった。
    ヒーローは妻とはすれ違い気味だが別居していたり完全に関係が破綻しているとは言い難く、それでもヒロインに心が向いている行動をとるので不倫感が漂っていて読んでいて気持ち良くなかった。作中でタブー感を感じていないのは文化の違いなのだろうか…。
    ヒーローは最後まで自分から『離婚』という言葉を口にしようともしないし決断しない。妻の方から言葉にされてホッとしているのに関わらず心にもない引き止めるパフォーマンスをしてみるところもダサかった。
    ヒロインに対しても「僕が妻を捨てたんじゃない。捨てられたんだ」と自分を悪く見せようとしない狡い発言を放つ。この流れがキツ過ぎた。

    この小説はダニーの交通事故から変わり始める主役の再会ロマンスだけでなく周囲の人々の変化や生活を描いていてハートウォーミングな作品なのだろうが、もうこの最後の怒涛のヒーローに対する嫌悪感で感想がそれしかなくなってしまった(笑)
    一応ヒーローを擁護するとしたら彼は生まれた時から両親に期待されてその方針に則って生きてきたから自分がそれから外れたことをするとか決断をすることが難しく成長してしまったということだろうか…。
    それにしてももう少しヒーローは痛い目を見たり縋りついて謝罪したりがあっても良くないか。許容するヒロインもヒロインだけど。
    しかし実はヒロインの彼氏の扱いが一番可哀想だった気がする。

    1996年。

  • ヒーローとヒロインの話より息子と天使や他脇役さん達の話の方が面白かった。
    自分的珍しくヒーローの奥さんを嫌いになれなかった。あとヒロインの恋人さんも。むしろ二人のその後の話が読みたいかもw

  • 医療系会社社長(35)+何れはアクセサリー製作を仕事にしたいレジ打ちシングルマザー[more]<br />半分までは一気に読めたのにその後が時間かかったorz<br />両親の期待にこたえるため生きてきたヒーローと子供を育て強くなったヒロイン。<br />一ヶ月の間に、子供の事故がきっかけで、H/Hや周りの人が変わっていく話。<br />息子の存在を知って会いに来たヒーローの、知らせるべきだったって言い草は、やっぱり勝手だと思う。まあ金持ちなんで看護の役に立ったけどw<br /><br />13年前、浜辺で出会った二人はひと夏の恋をする。ヒーローは始めからヒロインに夏が終わるとここを去ると言っていた。ヒーローの両親もヒロインに冷たかった。ヒロインが妊娠を告げると、ヒーローは堕胎費用の500ドルを渡し関係を絶つ。ヒロインは金を海に捨て、一人で子供を産んだ。5年後ヒーローが結婚したと知ったヒロインは完全に諦めた。<br />ヒーローの妻は現在の生活を乱す子供は欲しくないと独断で卵管結紮(けっさつ)の手術を受ける。<br />父の会社を継いだヒーローが町に戻ったという記事の切抜きを見た息子がヒーローに会いに行く。玄関先で妻に追い返され、帰りに車に撥ねられ重体に。<br />守護天使に連れられ幽体離脱(というか)した息子は父親に会い、病院に来てと言う。<br /><br /><blockquote>かつてひと夏の恋に落ち、シングルマザーとなったジェニー。彼女の穏やかな日々は、ある夜愛息ダニエルの交通事故によって一変した。<br />あくる日、生死の境をさまよい続ける息子の病室に現われた男を見たジェニーは驚愕する。彼こそが13年前、ある事情から、身籠ったジェニーを残して町を去った元恋人のルークだった。時が過ぎ、すでに別々の人生を歩み始めたはずの二人――だがいつしか彼らの胸には、抗いようのない愛の炎がふたたび燃え立ってしまう……。RITA賞受賞、感動のラブロマンス!原題:Daniel's Gift </blockquote>

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    かつてひと夏の恋に落ち、シングルマザーとなったジェニー。彼女の穏やかな日々は、ある夜愛息ダニエルの交通事故によって一変した。あくる日、生死の境をさまよい続ける息子の病室に現われた男を見たジェニーは驚愕する。彼こそが13年前、ある事情から身篭ったジェニーを残して町を去った、元恋人のルークだった。時が過ぎ、すでに別々の人生を歩み始めたはずの二人―だがいつしか彼らの胸には、抗いようのない愛の炎がふたたび燃え立ってしまう…。1997年度RITA賞受賞、感動のラブロマンス。

    個人的にRITA賞の受賞作品は外れなし。
    あらすじ読んだのとはちょっと想像が違っていておお!ってなる場所もあったけど、おもしろかった。
    大きな事故が登場人物各々の人生を見返すきっかけになるとは思わなかったもの。
    ルークとジェシーの問題もダニーの問題も想定だけど、ジェイコブの存在が本当に想定外。
    最後のサインボールは実在しててほしいなって思いました。
    あと数冊バーバラ・フリーシーの蔵書があるみたい。続けて読みたいと思った作家さんになりました。

    Daniel's gift by Barbara Freethy

  • 帯の「不屈のハートウォーミング・ロマンス」に釣られて購入したけれど、失敗。基本は隠し子再会もの。<br>
    交通事故で意識不明になった息子が幽体離脱して守護聖人とアレヤコレヤっていうのが受け入れられなかった。家族それぞれに問題点があるのはいいけれど、それを一気に解決というのも安直すぎのような。

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