- Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576090528
感想・レビュー・書評
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18世紀末、バルカン半島小国の王の姪18歳と部族統一を望むシェリフの契約結婚<br /><br />いろいろ中途半端
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アイリス・ジョハンセンらしい無鉄砲で怖いものなしの少女がヒロインです。ヒストリカルというジャンルなのですが、こういう場合のジョハンセンものでは、10代の無鉄砲女子が突っ走るパターンが多いですね。
これはこれであっさり、さっぱりでよいと思います。
女性が前に出れない閉鎖世界に嫁いだ割に、旦那の留守中に部下の家に一人で行っちゃうわ、それをいさめた別の部下に反感を感じて聞き入れないわで、かなりやりたい放題な気がします。
そりゃー、旦那も頭に血が上ってしまいますよね~。
血が上ってはいるけれどもヒロインにめろめろなので結果としては甘やかしているというか。
反面ヒロインはほぼほぼ葛藤がないです。
ひたすら自分が怒りを覚えた事象に対して対抗するために向こう気だけで対処してヒーローが気をもんでいるという・・・。
しかし、ロマンス小説ってエロイシーン作るために妙にヒーローがヒロインを誤解するエピソードが多いんですよね。話としては単純な場合が多いですし。
この話のヒーローはそれでも鬼畜系というか、独りよがりではなくてヒロインが説明せずに無謀に飛び出して言っちゃうために振り回されるというちょっとかわいそうな気がしないでもない、そんな感じのお話でしたね
というわけで最初から最後までヒロインに振り回されるヒーローが非常に印象的でした。 -
〈セディカーン・シリーズ 1〉青年だったヒーローが子供時代出逢ったヒロインと結ばれるまでのお話。自由が欲しいヒロインの渇望がヒーローと出逢ったことで大きくなっていくのだが 彼は子供時代のヒロインにすでに目をつけていたようである。そして虐待への同情心も持っていて計算高いが優しい男でもある。
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図書館の本
内容(「BOOK」データベースより)
18世紀末、バルカン半島小国の国王の姪として生まれた少女テスは、ある日溺れかけたところをひとりの青年に助けられた。それから六年後―修道院から戻ったテスの前に、あの日命を救ってくれた男、砂漠の国セディカーンの族長ガレンが現われる。祖国統一を望むガレンは、後ろ盾としてテスを娶るかわりに、三年後に彼女に自由を与えようと持ちかけた。横暴な両親による政略結婚から逃れるため、ガレンとの愛のない結婚へと踏みだしたテスは、やがて思いもよらぬ運命にのみこまれてゆく…。
ガレンて言うからあのガレンかとおもってしまうわたしって(笑)でも同じ作家さんで同じ名前が出てきたらスピンオフを疑うでしょ?
でもまったく別人でした。
自制心がものをいう。
判断力と決断力が男の器量だと思っていましたがガレンを見てそこに自制心も加えていいんじゃないかと思ってしまった。
目的のためには手段を選ばず。うん、そうあるべきだと思うけどそこに自制心が加わると鉄壁だわね。
サシャのエピソードがないかなぁ?
The Golden Barabarian by Iris Johansen -
ひさびさのアイリス・ジョハンセン~。
一気読み!