愛のカレー (二見シャレード文庫 う 3-4)

著者 :
  • 二見書房
3.22
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本棚登録 : 109
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576090894

感想・レビュー・書評

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  • 料理上手な受が得意の手料理で攻をもてなす。周囲にも評判な、とてもおいしいカレーで。攻は決して満腹にならない奇病をもち、受は攻に食事を提供するうちに彼の病気を治してあげたいと思うようになる。
    王道でほのぼのとしたお話。予定調和バンザイ。脇キャラのカプ化はいらなかったかな。

  • 幼い弟たちのためのオーダーメイド炊事の
    できる高スペック青年がすき。
    弁当屋の社長が摂食障害で彼の食事によって
    治癒されるっていう変わりネタも王道エロに
    飽き気味だったから胃にやさしい・・。
    料理人兼秘書と、院生のスピンオフラブは
    蛇足。たいしてエロくもないし。

  • 愛のカレー、真夜中の誕生会、純情オムライスの三話。オムライスは秘書と大学院生のスピンオフでこれが結構好みでした。秋山先輩がなかなか面白い。

  • なんだろう、あっさりサックリくっついてあっさりサックリストーリー終了って感じだったな。
    もうちょっと読みたかったなぁってそういう意味ではお腹が満たされなかったという。 
    どっちかというとオムライスカップルの方が萌えました。

  •  夕食のカレーを作る大学院生の啓太の家のチャイムが突然、鳴らされた。
     田舎育ちの啓太が何の警戒もなく扉を開けると、そこには見ず知らずの男の姿があった。
     男は、盛大なお腹の音を鳴らすと、啓太に「何か食べさせて欲しい」と頼んできた。
     啓太が仕方なく、作っていたカレーを差し出すと、十人前を食べてもまだ、お腹を鳴らしていた。
     よれよれのその姿からは想像もつかなかったけれど、啓太のカレーを貪り食うその男は、大手弁当会社社長の須藤リョウイチであった。
     食べても食べても満腹にならない、けれど食べられる物が限られている奇病に冒されている須藤は、その後も行き倒れ寸前の様相で、啓太の元を訪れるようになる。しかも、カレーの日は絶対だ。
     空腹時は理性を忘れた食欲魔人のくせに、時折見せる須藤の大人の色気に翻弄され、いつしか惹かれ始める啓太だったが、須藤は自分の作った料理だけが目当てじゃないのか? という不安をぬぐいきれずにいた。
     しかし、啓太の想いをよそに、ある日を境に須藤はぱったり訪れなくなって……

     という話でした。
     大手弁当会社の先代社長だった両親に放っておかれて育ったようなものの、須藤は自分のためを思ってくれて作ってくれた料理を求めていたけれど、なかなかそれに誰も気づいてくれなくて、それどころか自分でもそれを求めていたことなんて忘れてしまっていて、それに気づいたのは、田舎出身のお人好しな啓太。
     見た目も能力もすっかり大人なのに、中身が全然育ってない寂しがり屋なのに、それを自覚していない須藤に啓太はすっかりペースに巻き込まれて、気づけば気になる存在になっている、という感じでした。
     年の差カップルなのに、立場的にはすっかり逆な年下しっかり受がお好きな方にはぜひオススメです。

  • 弁当屋社長×大学院生
    7人兄弟の長男の啓太は昔からのクセでついつい大量に食事を作ってしまう。いつもは研究室でおすそわけするのだが、ある日ドアがガン!と鳴った。見ればそこにお腹をすかせてフラフラの男が。思わず乞われるまま食事を提供するが、須藤は10人分のカレーを食べても満足しない原因不明の摂食障害だった。
    その後も食事は提供していたが、啓太は根本の問題を解決するにはどうすべきか悩み・・・
    幼い頃からのトラウマ的な部分から須藤を受け入れる啓太の愛に感動!!かな?オトナに見える須藤をそのままに扱っちゃいけないぞ。弟たちと一緒に対応で!!みたいなところがかわいいなーと。
    まぁ、出会いの部分とか結構ムチャな感じはするし、忍の存在もちょっとムチャかもだけど・・・。20歳のデキル秘書って・・・。どんだけ人材のいない会社よ(笑)
    ま、その忍と秋山の短編も面白かったけど、なんだか忍が秋山の胃袋の餌食になったような・・・。秋山の愛がなんか邪悪な愛に見えるというか・・・。

  • 主人公の啓太と須藤のカプも、秋山と忍のカプもどちらも良かったです。
    以前に海野さんのフェアで手に入れていた後日談ペーパーも面白かった。カレーオムライスに興味を持っている忍が愛しいです。

  • 海野さんの話にしたら、つまんなかったなー
    番外編の、忍と秋山さんの話がずっと面白かったよ。
    海野さんの作品!って感じがした。

  • お話としては、摂食障害以外は普通のBLなかんじ。普通…だなぁ。最初と真ん中をまとめて1つの話として書いてくれた方が面白かったと思う。

  • タイトルとあらすじから障害者ものなのかなあと敬遠していたら、奇病というかメンタルなもので理由がせつなくてよかったです。
    社長と秘書がなんでくっつかないんだろうと思ったら、読んだ後に納得。

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著者プロフィール

海野幸 Sachi Umino
身体がゴリゴリに固まっているのでストレッチポールを購入しました。
仰向けに寝転がると胸の辺りで『ぼきゃらっ!』という音がして、これは人体から発せられても大丈夫な音なのかと不安になります。

「2019年 『悪い男には裏がある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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