めぐり逢う四季(きせつ) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) (二見文庫 ロ 10-1 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (538ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576091518

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  • 『10年間、音信不通となっていた一組の男女が再会、同じ宿屋に泊まりあわせ、24時間をともに過ごす』設定の、4人の作家による短編集。
    【ローグ・ジェラードの陥落】豪雨から避難した宿屋に、ある使命を帯びて滞在していたリディア。10年前、思いを寄せつつも、若さゆえにリディアから逃げたローは彼女の計画を手伝う。若いからってあの逃げ方はイカンでしょ。とか言いつつ「10年前のあの日、リンゴの樹の下で、わたしは、きみのものになったのだから。」のセリフでアッサリ許しちゃう単純なワタシ。
    【魅せられて】偶然の馬車の事故で足止めを食った2人は、10年前と身分が逆転していた。昔、リチャードが受けた屈辱も、百通りの下書きをした手紙もノーラには届いていなかった。10年前の苦い思いを引きずったままの2人は様々な感情が横切りながら、今までの誤解を解いていく。お祭りのシーンも印象深く、短編なのにとても読ませる。
    【オンリー・ユー】伯爵令嬢と馬丁。10年後、宿を営んでいたイーサンの元に現れたキャシーは未亡人となっていた。身分違いの恋…なんだけど、2人があまりにも問題にしなさ過ぎて…何だかな〜。あの父親の事だから、絶対に宿屋を潰しに来るぞ!
    【これからずっと】鍛冶屋の娘と漁師。サムの突然の失踪から5年後の苦々しい再会。その後、最後に会った日からさらに10年。再び再会した2人は公爵未亡人と海軍大佐となっていた。最初の別れから25年間を互いに語り合う2人。お互いが仕掛けたイタズラ。ともに40歳を過ぎた2人の前進が素晴らしい。

  • ”もし四人の作家が、それぞれアンソロジー向け短編小説を書き、それらがたまたま同じ設定だったら?”
    偶然なら悲劇になる想像を、意図的に、ということで
    メアリ バロウとジャッキー・ダレサンドロ,キャンディス・ハーンの三人で出し会ったアイデアに、ステファニー・ローレンスを誘いこの短篇集が出来上がった。
    2009 RITA賞の”Best Romance Novella”を受賞した作品。『ローグ・ジェラードの陥落』など
    あらすじは下記
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4656.html

  • 10年振りに出会った男女が同じ宿で一日過ごす・・・という同じ設定で書かれた4本の短編

    良かったのはメアリ・バログ 
    淡々としたヒーローなのにお話はこってり。★4

    ジャッキー・ダレサンドロもなかなか良い。
    以前読んだのも身分違いでヒーローが平民。
    ヒーローの苦悶にもんもん。

  • [more]第一話RITA賞受賞。でも第四話(43+41歳)が一番かな。<br />1〜3は続けて読むと飽きる。<br />訳イマイチ。「あとで後悔」「真っ赤に紅潮」「かけがいのない」…。同じ言葉がくりかえし使われてる(効果でなく)(原文がそうなのかも知れないが)、句読点が多いのも気になる。

  • 同じ設定を4人の著者が違うストーリーに。

  • どれもドラマティック♪という感じではない。全体に郷愁が漂っていて、4本が4本とも同じテイストというのがちょっと飽きる(そういうテーマだから仕方ないけど)。主役カップルのロマンスと並行する脇役カップルのロマンスとして長編に入っていたら悪くない話なんだけど…

  • 同じテーマで4人の作家さんが書く短編集。全く違った感じで仕上がった面白い試みですね。

  • リージェンシー時代のお話を初めて読みました。
    なんでだろう?何か特別な時代なのかな、
    カテゴリとしてリージェンシー時代ものがあるっていうのは。

    特に、印象に残るものではなかった。

  • メアリ・バログが入ってたので読めてよかった

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