黒衣の税理士 ((二見書房 シャレード文庫))

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 162
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576101026

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。一体受は何者?というかどうして攻よりなのか?っていうのが気になって一気読み。みんなが成長していくのがとっても良かったです。

  • 良かった。受のお仕事ものとしても良かったし、ノンケのはずの受が攻に少しずつ惹かれていく過程もしっとりとしていて恋愛面でも非常に満足。攻の色気が浴衣からのぞく素足のようなチラリズムで、受と読者を魅せていくのも見事。余計なエピも無駄な会話もなく、ちゃんとした話なのにストレスフリー。まるで良い作品のお手本のよう。話もキャラも萌えもと三拍子そろった作品にはなかなか巡り合えないので、この出会いは僥倖。

  • 続編の方先に買ってしまい、それ読まずに1年くらい
    ずっと探してた1巻。
    税務処理たいへん・・お仕事ものはすきだけど
    数字は硬すぎる!
    ミラー中古車店のおこぼれチンピラたちの
    キャラがもっと描き込まれてたらな・・。
    ノンケ同士の美丈夫やくざ✕怜悧な税理士は
    どこでどう好意が育まれて愛に至ったのか
    さっぱりわからない・・。

  • 先生が偉い!

  • 思いのほか良かったな。という感じ。そんなに期待度高くなかったんだけど。
    特に中古車店のメンバーがなかなか良い。しゃきっとしない加賀美がワケアリメンバーを拾って、目には見えない求心力でまとめてる感じがこれまたいい。
    黒崎の方が「先生」と呼ばれているけど、余裕がないのはどっちかというと黒崎の方で、それを飄々とした加賀美がしれ~っと支えてるというか惹きつけてるってとこがいい。そういうキャラをちゃんと作れてるってのがポイント高い作品。
    経理の知識もやる気もさっぱりないヤクザ崩れにボランティアに近い形で税理士がいろはを叩き込む話。
    これは次巻も読もうかなという感じ。

  • 社長が案外格好よいです。

  • ⇒『黒衣の税理士』
    『黒衣の税理士2』

  • 新刊出たので積読から発掘。海野さん初読。なりそこないのヤクザとヤクザに経理を指導しようとする変わり者税理士のお話。独自の信念を貫こうとする税理士・玲司が、やる気皆無なヤクザ・加賀美に「同じ匂いがする」と言わしめる理由はなんなのかがすごく気になってお話に引き込まれた。飄々として食えない加賀美の目線やセリフ、加賀美に対する脇キャラの言動といった描写で、玲司が加賀美に惹かれていく過程が伝わってくるという表現方法がいいなぁ。脇キャラたちも大切に描かれているのも好き。終盤からラストへの流れは胸にきゅうっと来た。

  • この方の作品はいつも面白くて読み応えがあるのですが、このストーリーはさらに「税理士」というお仕事ものの話だとうっかり思い込んでしまう出来ばえ。そのまま、BLシーンなしでも気付かずスルーしてしまえるくらいお仕事に関しての描写も手抜きナシで充分面白い。でも、カタギ以上893未満の中古車販売会社を相手に孤軍奮闘する玲司の仕事ぶりに目を奪われるうちに、気がついたら彼の切ない片想いの行方を追いかけていることになります。

    玲司が好きになった相手は、その中古車会社の社長である加賀美。経営に興味もなさそうで、かと言って893に返り咲く気もない昼間から着流し浴衣姿の男です。
    従業員ひっくるめていい加減なその会社の経営を一生懸命立て直そうとするうちに、実は聡明で優しくデキる男の加賀美に玲司は惹かれてしまいます。
    玲司が破綻しそうな会社を立て直すだけじゃなく、過去に捕らわれていた加賀美の中の「漢」を取り戻すきっかけも作ってしまうというのが面白い展開。その変化が加賀美の服装に表れるのもニクい演出です。玲司の服装についてもそう。表題にも黒衣とあるように、玲司がなぜいつも黒いスーツを着ているのかという疑問が、読み進むうちに理解できてとても切なくなります。クールに仕事をこなしツンツンしていても、実はろくでもない経営事情の会社相手に親身になって頑張っているすごく情のある玲司です。

    そんな本心をちゃんと解って素直に従っている加賀美の器の大きさにも惚れ惚れするし、従業員が個性的で皆イイ奴だし。
    顧客という事務的な関係からもっと深く関わるようになって、玲司は加賀美も自分同様理不尽な事がもとになって父親を亡くしていることを知り更に親近感を持つようになりますが、ゲイじゃない!と自分の気持ちを完全否定しながらの片想いという複雑な恋心。それが玲司をツンにしているのがちょっとかわいくてコミカルだったりします。

    エロ的には、後半気持ちが通じ合ってからがいきなりなベッドシーンに感じられて駆け足っぽい感じ。ノンケ同士相思相愛になってそれに納得できていたので、無理に体繋げなくても満足だったのですが、読者サービスだったんでしょうか?

  • あっそういやBLだった。という前半の展開w
    2が出るという事なので積読崩しました。
    社員全員イイキャラしてて好きだった~。
    こういう主役二人だけじゃなくて脇役もちゃんと書かれているBLは面白い!

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著者プロフィール

海野幸 Sachi Umino
身体がゴリゴリに固まっているのでストレッチポールを購入しました。
仰向けに寝転がると胸の辺りで『ぼきゃらっ!』という音がして、これは人体から発せられても大丈夫な音なのかと不安になります。

「2019年 『悪い男には裏がある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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