永遠の夜をあなたに (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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本棚登録 : 33
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (454ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576110318

感想・レビュー・書評

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  • アルジェノ&ローグハンターシリーズ第二弾。
    検視官のヒロイン、レイチェルと、ゲームクリエイターのヒーロー、エティエンが主人公です。

    夜間勤務で二度も同じ男性が再生するところを目撃してしまったレイチェル。
    彼はヴァンパイアで、人の心に入り込み、記憶を操作することができるけれど、一度目の夜は、彼女の記憶を消すことができませんでした。体調不良だった彼女は、「夢」としてその記憶を片付けていました。
    二度目の夜は、彼を殺害しようと病院に侵入してきたノーマンを食い止めようと、彼女が命に関わる怪我を負ってしまいます。
    自分の命を救ってくれた彼女を見殺しにすることはできず、エティエンは彼女をヴァンパイアの仲間にすることによって生かすことを決断します。

    選択権を与えられることなくヴァンパイアにされてしまったレイチェルと、彼女を助けるために、一族の掟で定められているただ一度だけ、人間を自分たちと同じ種族に変化させることができるというチャンスを使ってしまったエティエン。
    彼女が新たな生活に馴染む為に、2人は同じ時間を過ごし、惹かれあうようになっていきます。

    彼を殺そうとしていた男、ノーマンは、完全に頭がおかしくなっている変質者で、その魔の手はレイチェルにも忍び寄ります。後半はかなりハラハラさせられました。
    1作目に続き、こちらの作品も面白かったです。

  • 「銀の瞳・・」で挫けた・終了

  • ※前作『銀の瞳に恋をして』を未読状態の感想です。

    リンゼイ・サンズの作品はヒストリカルの物しか読んだことがありませんでしたが、いずれもユーモアがあって楽しかったのを覚えています。
    パラノーマルものということで、こちらもユーモアを期待して読みました。
    感想は期待通り楽しかったです。予期せずヴァンパイアになってしまったヒロインが、その事実を受け入れるまでに立てた仮設も笑えるし。受け入れてからも二人のやることなすこと随所に吹き出せるところがありました。

    ヒロインが突拍子もないって辺りはこの作者ならでは、ヒーローもハンサムで完ぺきなのに、肝心なところがヘタレてるのも然り。とても面白いです。
    血の飲み方も面白かったです。ストローの使い方とか、特にナイトクラブでのカクテルとか。…ヴァンパイアってそんなにいるんだぁとも思いましたが。

    ヒーローを付け狙うストーカーは病んでる系です。ヴァンパイアになることが目的。…完全に倒錯系でアブない彼の末路は予想がついてましたが、虫は食べないで…;

    結構時系列が入り乱れて兄弟姉妹全員の作品がるようです。今のところは2冊しか翻訳されてないようですが、全員分読んでみたいと思わせる作品です。
    『銀の瞳に恋をして』も購入して読むつもりです!

  • ちょっと物足りない。

  • ファンタジー過ぎないけど、ファンタジーな設定が活きてるロマ本。
    ノリはいつものリンゼイ・サンズ。
    前回はヒストリカルな雰囲気を引きずっているちょっと堅苦しいルサーンに萌えで好印象だっただけかと思ったけど、今回はコンテらしい甘めヒーローだけどこれも全然アリで、コミカルなコンテは苦手なのに一気に読めた。全体に流れるちょっと間の抜けた空気が楽しいのかなぁ。ヒロインの頑なさとかが行きすぎてないところも良いのかも。もっと早くに読めば良かった。

  • 大好きなヴァンパイアロマンスに、たかが笑えるヒストリカル『いつもふたり…』に5★をつけさせたリンゼイ・サンズの組み合わせ。なのに何故4★。期待が大きすぎたのかな?

  • アルジェノ&ローグハンターシリーズ#2
    ゲームクリエイター、ヴァンパイア・エティエンとレイチェル。
    #1のちょっと前の話。

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著者プロフィール

リンゼイ・サンズ Lynsay Sands
カナダのオンタリオ州出身。1997年のデヴュー以来、ヒストリカル、パラノーマルを中心に多数の作品を発表。
ユーモアあふれる語り口と綿密に練られたストーリーに定評があり、その作品はオランダ、ドイツ、ロシア、韓国ほか世界各国で翻訳され、多くの女性読者の支持を得ている。
本を読むのも書くのも大好きで、執筆しているときには、自分が創造主になった気分を味わっているという。
読者に日々のストレスを忘れさせ、笑ってもらえる小説を書くのが理想。

「2021年 『ハイランダー戦士の結婚条件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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