侘びとエロスのお稽古 (二見書房 シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
3.48
  • (7)
  • (7)
  • (14)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 91
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576110332

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ★3・6
    面白かったー!お茶を題材にしてるのも新鮮だったし、お茶って奥が深いというか、読んでて興味が湧きました。それにメインの2人のキャラが面白かった~。総維の言動がいちいち可愛いし可笑しい(笑)こんなに可愛いのに妄想では先生を攻めようと思ってたとかw先生の二面性も魅力的だった。総維にしか見せないだらしないとこやエロいとこ(笑)、独特の話し方好きー。総維のことを可愛い嫁って言うのがまた萌える~wでも、ころころ視点が変わるのが、んん??ってなりました(^^;;

  •  宮瀬聡維は、容姿普通。そこそこの会社に勤め、女性からは「かわいい」と表現されてしまいあまりもてない23歳。
     聡維は以前から、男性にしか恋愛感情を持てない自分を知っていて、ハッテン場の情報だとか、出会い系サイトの情報だとか、たくさん知ってはいるものの、モテない自分がそんなところに行ったところで、出会いなんてないのでは……? という不安から、未だ足を踏み入れたことがない。
     そのおかげで、23歳にもなって「童貞」でおまけに「処女」。

     そんな聡維が、少しでも出会いのチャンスを求めて新しい趣味を持とうとして始めたのが、市民講座の「茶道」。
     自分以外の生徒は女性ばかりというまさかの状況に、聡維は一瞬後悔するけれど、現れた講師の久野は何と聡維好みの超美男子。
     何事にも真面目に取り組む聡維は、久野の教えてくれる茶道の世界にぐんぐん引き込まれていくが、一方で、夜は久野をおかずに好き放題の妄想を繰り広げる。
     そんなある日、たまたま同じ電車に乗り合わせた久野が、倒れかけたところを助けた聡維が、そのまま久野の自宅まで送っていくと、何と聡維のご近所さんであることが判明する。
     それが縁で、今度の茶席を手伝う代わりに、個人的なレッスンをつけてもらうことになった聡維。
     けれど、本番を前にして聡維はがちがちに緊張してしまう。
     そこに久野が現れて、「ご褒美にエロいことしてやる」と言い置いて去っていってしまう。
     まさかついに童貞卒業か……!? と浮き足立つ聡維だったが、気づけば本性をむき出しにした久野に押し倒されて……?

     という感じの話でした。
     ピュアな聡維はてっきり自分が押し倒す側だと思っていたのだけれど、あっさり押し倒されて、あんあん言わされてしまう、という。
     聡維は、一目見た時から久野に対してときめきを覚えていたのだけれど、久野も久野で、教えれば教えるほど素直に吸収していく聡維が段々気になって気になってしょうがなくなってくるけれど、聡維の想いは所詮、「先生」に対する憧れの眼差しだと考えて手を出せずにいた。
     ところが、聡維が久野の素顔を知ってしまったことで二人の距離は近づいて、最後は久野に「お嫁さんにならないか?」と言われてハッピーエンド。

     素直でピュアで嫁に行ってからも理想の嫁な聡維がかわいくて仕方がない気持ちがとってもよくわかります。
     かわいいけど、天然ではないので、そこにいらっとさせられることもなく、全然、想像していたよりも素敵な話でした!

     侘びとエロを行ったり来たりなちょっとえっちなお茶の話を読みたい方にはぜひオススメします。

  • ドラマCDが大変面白かったので・・・
    進むにつれ二人が結婚10年目みたいなカップルになっていくのが
    笑えます。

  • <CD保有 Atis collection>
    宮瀬聡維 CV:梶 裕貴
    久野芳一 CV:遊佐浩二

  • ベテランの方が書いた印象。
    個人的にそこまで好みの作風ではなかったけど、30代〜くらいの方や、やおい!って雰囲気が好きな方は楽しめると思う。
    茶道についてしっかり書かれていて、お茶のこと勉強になった★
    先生の俺様な二面性もよかった!

  • お茶についてよく解るwww CDは梶さんの演技が可愛くてたまらない

  • 花川戸菖蒲 原作。初読み作家さん。

    攻め:久野芳一
    受け:宮瀬聡維


    会社員2年目の聡維は自分を磨くためにカルチャースクールでお茶を習うことにする。
    教えてくれる久野先生がキリリとした美形で聡維の好みのど真ん中。毎日のように妄想の中で久野を泣かせつつオカズにしてる自分が実は狩る側でなく狩られる側だと知らない。


    先にCDを聴いていたので脳内変換は久野@遊佐さん、聡維@梶さんでバッチリ。
    CDもエロかったけど、原作も充分エロい。
    お茶の所作や決まり事なども分かりやすく書いてあって面白かった。
    読み易い作家さんでした。

  • 市民講座のお茶教室でお茶を習い始めた聡維は超美形の講師、久野に心奪われ、お茶に真剣に取り組みながらも先生に妄想を抱く日々。そんな聡維にある日「茶席をきちんと手伝えたらご褒美をやる」と久野に言われて。
    詳しく茶の湯の所作が書かれていまして、遙か昔に習っていた日々を思い出しました。そして鉄瓶で沸かすあの墨の匂いや、畳の香りまでするような気持ちに。
    久野のようなきりっとした美男子の先生に一服いただけるなんて至極のきわみですね。
    表と裏の顔の差が激しい久野の豹変振りも心地よく、久しぶりにお抹茶と上生菓子が頂きたくなりました。
    和風感溢れる良いお話、でした♪~

  • 面白かったです~
    簡単お茶道具揃えてしまいました。
    聡維君は嫁の鏡ですね。今時女性でもこんなに献身的に尽くす人は居ないんではないでしょうか…
    エロくて、楽しく読めました。

  • 笑えるBLだと思って読んだら、ちゃんとお茶のことについては真剣に書かれていたので、ギャップがまた笑える感じ。 先生面白すぎるwww 当初は受けが攻めを攻める気満々だった点も斬新www 萌えとはちょっと違うけど、これはこれで面白かった。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

花川戸菖蒲 Ayame Hanakawado
ハッと気がついたら今日が平成最後です。平成ラストの仕事がハニー文庫。……記念? 記念になるのかな?

「2019年 『獣王と失われた王女の秘密愛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

花川戸菖蒲の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×