リセット <上> (二見書房 シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
3.93
  • (12)
  • (17)
  • (11)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 155
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576110509

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ★3.7

  • 結構前に読んだけど感想書いてなかった。シリアス謎解きダークBL。「ファーストエッグ」シリーズよりこっちの方が好き。ストーリーがしっかりしててぐいぐい引き込まれた。

  • 3人の登場人物に行く先がどうなるのか非常に気になりながら下巻の発売を待っていた。

  • この小説はBLって言っちゃいけない気がする。刑事もの小説的なテイストで甘み成分はとても低いです。この作家さんのシリアス系はほんっと読みごたえあるなぁ。。でも冒頭の数ページ、三人の男が登場するんだけど、すべて彼、男などの代名詞。まだストーリーの背景もわかっていない立場から言えば、誰が誰やねん!ってツッコミいれたくなるぐらいわかりづらい。ここで固有名詞出しちゃうと軽くネタバレしちゃうからしょうがないのかもしれないけど。下巻まで読み終わって、・・・で、あれは誰と誰と誰なんだっけ?って読み直した人が大勢いるはずだ!!事件にも気持ちにも一区切りつきましたってことで、入れておきたいシーンだったのかもしれないけど、登場人物複数で固有名詞も出せないなら、ラストに持ってきてもよかったんじゃないのかな。そんぐらいひっかかりを感じた。
    メインのお話自体はすごくおもしろかった。よくできてるな~と感心しきりです。

  • 上巻だけ読んだ状態では☆3。過去の事件と現在の事件、高平と倉橋、本としてどこを目指してるかわからないのがまだるっこしい。目線も変わるので、感情移入もしにくい。下巻次第で評価は変わると思うが、今は保留。リセットは上下続けて読むべきだと思う。入り組んだ内容や伏線を、下巻レンタル時まで持ち越せる自信ないです。

  • 「リセット」という題名が気になります。
    重い過去を抱えて、手を差し伸べてくれる側にいる大切な人の手を
    自ら断ち切って警視庁のキャリアとして働く橘田が痛々しいです。
    衝撃的な過去を抱えているせいか他人とは一線を張って生きている
    彼が切なかった。
    狂気と現実の境に何度もいたのであろうと。
    それを支えてくれたたった一人の親友に負わせてしまった痛みをどれだけ悔やんでいるのでしょう。自分も十分に苦しんでいるのに。
    その親友の前から姿を消して、父親の再婚相手の息子とも情を交わしてしまうのだけれど、それもまた断ち切ってしまうのです。
    不眠症で誰かの助けがいる筈の彼が精一杯頑張って断ち切ってきた絆が、偶然なのか必然なのかある一家惨殺の事件で再び繋がってしまいます。
    これからどう事件が展開していくのか、再会した親友高平は、またあんなにも慕われて身体の関係もあった義弟がどのように絡んでくるのか次巻が楽しみです☆

  • 主人公・橘田とその友人の高平、橘田の義弟・倉橋の過去が時系列を追って描かれていく過程で彼らの背景や関係性が明らかになっていきますが、事故と事件によるPTSDで橘田が心を閉ざしているため、積み重ねられるエピソードからその心理を読み取るという運びでなかなか読み応えがありました。終盤、舞台と時間を移しての新たな展開が過去の未解決の事件とどう繋がっていくのか、彼らにどんな作用を及ぼしていくのか、結末はこの巻のプロローグ部分に行き着くのでしょうけどそうなるまでの物語が楽しみなのですよね。期待が脹らみます!

  • 読み応えありました。もう今から下巻が楽しみ。
    挿絵目当てで購入したけれど文章から感じる橘田のイメージとイラストにちょっと違和感を感じた。かな。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1月9日生まれ子供の頃からずっと犬のいる生活を送っています。今は黒柴とキジトラ猫と共に暮らしています。

「2023年 『老舗酒蔵のまかないさん 三 門出の春酒と桜舞い散るお花見弁当』 で使われていた紹介文から引用しています。」

谷崎泉の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×